【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT - ハンダ   50cm 800円

【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT - ハンダ   50cm 800円

5.0
同じDistortionエフェクターを4台使い、それぞれに違う半田を全交換にて乗せ、比較しています。 自分はストラト弾きです。 初めての英国半田。 SAVBITはあちこちで見かけますが、ノーマークでした。 弾いて最初に感じたのは、『パワフル!』 当然、セッティングは4台全て同じですが、パワフルなのです。 サウンドバランスは丁度いい塩梅。ギターにとって美味しいポイントちゃんと出ています。 バイト感もあり、ややタイトで塊感のある音。 リアでゲインを上げても破綻せず、まとまったまま飛んできます。 グッと前に出てくる音像はとにかく良い音。 弾いてて楽しい、ワクワクする。そんな音です。 KESTER44、赤KESTER、黒KESTER、ALPHA、GARDINER、 この域だとどれもハイレベルで時として聞き分けるのが難しくなりますが、 これはブラインドテストでもわかるでしょう。
こちらも音艶が増しますね 情報量の多さも確実にアップしていると感じますし、なにしろ音楽的な耳馴染みの良い音に変化したと感じました。 音のスムーズ差で言えば近年のKester 44とはまるで違う滑らかというかわざとらしさのないプレイヤーがホッとする様な素敵な音質です。 ギター内部だけではなくパーツにこだわりたい自作エフェクターなどにも使って音質の違いを試したくなりました。 良い結果が出る事は間違いないだろうなと既に心がざわついてます(笑)
やはり紙スプール品は音のレベルが違いますね。 古いプラスチックスプールの物もかなり良いんですが、紙スプール品はその上を行きますね。 ちょうど良い音質を出すにはプラスチックスプールの古い物で良いんですが、オーディオ用として使うならやはり紙スプールは最高です。
商品説明
【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT -
ハンダ   50cm 800円






【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT - ハンダ   50cm 800円


【AGE】
1940〜1950年代

【AWG】
太さは1.22φmm(実測)です。

【全体のコメント】
イギリスのビンテージ・ハンダの代表格ERSINマルチコアの中でも最もレアなハンダがこの「紙スプールのエルジン・サビット」です。このサビット、銅入りハンダとして有名で、これよりもずっと後の時代のSAVBITですらオーディオ・メーカーの秘蔵ハンダとして有名です。その中でも最も初期のSAVBIT《サビット》が今回、出品したこれです。
 
 
 
このハンダの判明しているデータ(ラベルに表記)はSAVBIT TYPE-1、BATCH 925/25、そして太さが1.219mmという事になります。


【ギター用途の場合---長い前置き---】←長いので飛ばして読んでください。

まずはギターの二大派閥の一翼、レスポールで使ってみました。LPの場合は主に皆様の要求は耳に痛い傾向がある最近のレスポール・モデルの内部配線材に一部使うことにより、より熟成した味わいを持つ音色に変わってくれる事なのですが、多くの最近造られたレスポール・モデルは色々なことを言いますがやはり新品の音なのです。

如何に木部にホンジュラス・マホガニーを使いメイプル・トップにしようにも、それは最近の材料を用いて造られたレプリカに過ぎません。無論、名器と呼ばれるモデルを徹底的に調査して同じルックスの物を作ろうというギターメーカーの努力は消費者の要望にマッチするものなのですが、古いギターの音を再現する際に影に隠れた立役者は内部配線材と使用ハンダだったりするのです。

これは木部を地道に作っているメーカーからしたら噴飯物の相対要素ではあるのですが事実なのだから仕方ありません。例えばPUをPAFもどきに交換したらバーストになりはしないかと数万円する最新PUを購入したりしますがPUでも当時の物と今の物とは全く異なるのです。無論、様々なPUメーカー(本家も含む)は、やれ磁石がどーのとか、ポールピースの形状がどーのとか色々と御託を並べますが、そう簡単にビンテージPUそのものの音を出してくれるレプリカPUなんてありません。これは私の体験でもあります。

あるジャズのプロ・ギタリストから譲ってもらった本物のPAFを手にして漸く私はその事実を悟りました。ギターの場合、音色、特に乾いて良く鳴る音を出すには十分に乾いたネックがまず必要です。これは勿論エレキでも同様です。なのでLPの場合、ストラトのようにネックを素人が簡単に付け替えたりできませんから、そっち方面で対策するのなら本物を買うか、コンバージョンを購入するしか手がありません。つまり古い年代のネックを確保するわけです。これには今では大変な予算が必要なので一般的ではありません。

仕方なくレプリカで木部は我慢することになります。その次がPUを変えることです。こうした道程は殆どの人が似たような道程を踏みます。バーンと一千万ぐらいエレギギターにお金を出せる人以外には本物への道は余りに遠いのです。VWD21でギター用、内部配線材を購入なさるお客様も大体そんな感じです。80年代の頃はカスタム・ギターに夢を賭けて工房で自分専用モデルを発注する人が沢山いました。

しかし月日が流れ今ではビンテージ・ギターに目を向ける人が爆発的に増大しています。しかし前述の理由、主に経済的事情でバーストなどは全く手が出ないのでレプリカ・モデルでまずルックスを自己満足させ次いでPU交換やコンデンサー交換、そして最後の最後に内部ワイヤーの交換やハンダの交換に至ります。これは人情的に大変にわかるのです。内部ワイヤーやハンダを交換してもバーストの音(そもそも、このテーマは人により目指す好みの音は皆違うという大問題もあります

が・・・)が100%出るなんてことは無いのは体験者は皆知っています。しかし雰囲気が変わりますので、この雰囲気が変わるあたりにお金を出すのです。PUを交換するよりは安い値段で色々遊べますから大人の遊びとしてはよいのかも知れません。
 
さてさて。そのような状況の中、今回発表するハンダの音について述べたいと思います。
 
【ギター用途の場合----LP---】
最近のLPレプリカ・モデルにありがちな耳に痛いような角のある聴きずらさがこのハンダに変えることで姿を消し、あくまでも滑らかでクリーミーで芳醇なトーンに変わります。もし貴方が最新のLPレプリカやLPのような形をしたエレキで耳に痛いとお嘆きでしたらまずはお薦めです。その場合は何箇所もハンダを変更する必要はなく極端に言えば出力ジャックのホットとコールドの二箇所をこのハンダに変更するだけで構いません。

それで十分に音質は変化します。LPの場合クリーントーンにせよ歪ませた音にせよ、このハンダは良く効きます。オリジナルPAF系の艶があるのに耳には痛く無いあの音を彷彿させるような音が出ます。これで出なかったらPUを逆に疑ってください。BRIGHTになり過ぎないウォームなトーン、それでいて抜けの良い音が得られます。
 

【ギター用途の場合---ST---】
ストラトキャスターの場合はどうでしょう。何か陰りのようなものをよく表現するようになります。ストラトの音って言葉で表現するのが大変に難しいのですが表面を撫ぜるだけのような音とは違い、なにか奥のある内容のある音に変貌するのです。


折り重なった味わいのように幾層もの音が同時に重奏されているような倍音関係の深さを感じます。このハンダの場合、変更して高音がキンキンするような変化は全くありません。寧ろ高域は落ち着き、キャンキャンと子犬が吠えているような弱々しさが後退するのです。変わって前面に出てくる雰囲気は何か蘊蓄を湛えたような何とも言えない説得力なのです。こう書くと嘘だろうとすぐ反応する人がおりますが事実なのですから仕方ありません。
 
LP同様、いやそれ以上にSTは特にリア・PUがうるさいですから、このようなスムーズな音色変化は好ましいものです。とにかくシングル・コイル特有の硬質感が滑らかにまとまります。トゲが無くなるとも言えます。こういった変化はギターの木部が長年にわたる演奏により振動し(色々あって)角張った共振音が少なくなっていくというビンテージ・ギター特有の音質変化に通じ、それを電気信号部でやってしまうというのがハンダやワイヤーの交換による音質変化なのです。
 
このSAVBIT(サビット)の場合、ハンダの中に銅が混ざっているのですが、その事だけでこの音色変化が説明できるとは思えません。SAVBIT(サビット)でも時代が最近に近づいてくると音は全く違うと言っても過言ではないので、この古い年代のSAVBIT特有のものだとご理解ください。少なくともプラスチック・スプールになって以降のSAVBITではこの音は到底、期待できません。
 
オーディオ用途の場合】
オーディオの場合、ハンダ箇所は結構多く、それゆえに音質変化はギターの比ではありません。ただその変化はリニアではなく長いことボディを打たれ続けていると突然効いてくるボディブロウのように積み重なって効いてくる変化です。余りに妙な音のハンダで全体をハンダ付けしてしまいますとあたかも沼の中に沈んだように全体がそのハンダの音で染色されてしまいます。


この場合は救い難い場合が多々有ります。オーディオの場合、その機器全体の音というのは全部品トータルでその音が出ています。それは増幅素子や電源部、コンデンサー、抵抗、ワイヤー、端子類などなどがごちゃごちゃに混ぜ合わさって出てくるのです。


ですので簡単にピュアオーディオとお題目で言っても内実は複雑な問題を孕んでおります。しかしながらそう簡単に主要部品が変更できない事情も多々有り、簡単な音質UPの方法が配線材とハンダの変更なのです。極端な話、配線材は入力と出力の二箇所を変えただけでも激変します。これにダメ押しでハンダも加勢すると尚更、音色は好ましい方向に変化します。
 
オーディオの人はよく回路回路と呪文のように唱えますが、よく「マランツ7の回路」で自作またはキット物を組み立てた人が、出来上がってご自分で「この音、全然マランツ7じゃないじゃん!」と思ったりしますが当然です。先ほども説明しました通りマランツ7の音が出したかったら程度の良い本物を買うか、何から何までオリジナルと同じ全パーツを揃えて同じ配線材、同じハンダで組み立てなければなりません。よく聞くのがオリジナルを修理やさんにメンテに出したら音が変わってしまったというのがあります。


これはその修理屋さんがオリジナル機の素性を十分に熟知していて運良く当時の部品をハンダまで含んで持っていれば音が極端に変わってしまうことはありません。でもそういう方はごく少数しか居ないのです。
 
以上はハンダ(や配線材)が機材の音色に与える影響についてのお話でした。
 
実際にオーディオ機器(エフェクター含む)にこのハンダを使うと一気に音の説得力が増します。そして音楽は聴くに耐えるものに変化します。これを音が良くなると安直に表現してもよいのかもしれません。耳に痛くなくなり、音楽の実質的な情報量が確実にUPします。ギターよりも更に音の表面をなぞるような音から一気に音楽の深層部に直結するような感覚にシフトします。まるで魔法のようではありますが事実です。
 
【音質全般】
以上、この紙スプール期のSAVBITハンダの音質をくだくだと説明させていただきました。私自身このハンダを入手するまではある意味、このSAVBITハンダの凄さを良くわかっていなかった、というのが本音で、素晴らしい物というのは体験してみないことには絶対にわからないものなのです。

数量1( 50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定をして下さい。

支払方法

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【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT - ハンダ   50cm 800円

商品コード 100-savbit
商品名 【100#】これ名器!! 紙スプールのERSIN SAVBIT - ハンダ   50cm 800円
50cm単価 800円 (税込)



 
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運賃は全国一律200円です。←無料にしました。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
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