【103#】KLANG FILM 1961年 ハンダ    10cm = 1.200円

商品説明





【103#】KLANG FILM 1961年 ハンダ   

10cm = 1.200円



クラングフィルム1961年製ハンダです。

レア中のレア


スプール上のデータ

TYPE    KO 3.5

ALLOY   LSn50Cu

SIZE  1.7mm

DATE  1961




直径は1.7mm




KLANGFILMはシーメンスの映画関係のブランドと聞いていますがシーメンスとの違いは非常に分かり難く、更に創業時の会社名はシーメンス&ハルスケなので、なおわかりにくいです。それはともかくシーメンスはドイツで最も大きな電気事業の会社でスピーカー誕生初期の数々の発明品はWEなどよりも多岐にわたります。スピーカーでは日本ではオイロダインが良く知られていますがそれ以前に化け物級の大規模スピーカーシステムが何個も作られています。これらPA機器は物凄いレベルでぶっ飛んでいました。さて今回出す品はそのクラングフィルム製のハンダです。1961年という事でストラトで言うと実に美味しいスラヴネック期に合致します。1950年代、1960年代、1970年代と時は駆け上がりますがこの三つの時期は全く世界中が激変します。全く違うと言って宜しいでしょう。日本なんかでもその通りでその30年の間に世界は目まぐるしく変わって行ったのです。アメリカ物の情報に比べるとドイツ物の情報は10分の1以下で日本でもマニアの人しか詳しくありません。そんなドイツ物の中のKLANGFILMのハンダです。直径は1.7mmとスタンプされています。また50Cuとの表記もあるので銅入りハンダかも知れません。


KLANGFILMのハンダ自体珍しくシーメンスのハンダより数が少ない(極少)ので激レア品だと思います。



テストは左右のHOT側にこのハンダを使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


New Life And Other Beginnings  Aki Rissanen  For Jazz Audio Fans Only Vol.13

いつもはちょっと落ち着かない感じのこの曲がこのハンダだと実に落ち着いている。その原因を探ってみると全レンジに渡って凹凸の無い素直な特質があるようだ。中域の広い範囲の音にクオリティと生々しさがありまずはそれが安心感に通じる。また高域はいざと言う時にはビシッとハイエンドらしい響きを出すし、締まった低域も見事なもの。どことなく30年代のシーメンスに通じるものもあるが考えてみれば両社はグループ企業なので当たり前かも。大人の音だなとも思う。ドラムのシェル感がよく出ているのでドラムのタムなどは生々しい鮮度に満ちている。


A Day In The Life   The Beatles  Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

このハンダでのソースの中に於けるリズムセクション特にドラムの音にリミッターが加わるかだが、実に素晴らしい! 無論ソースにもリミッターがかかっているのだが、そのリミッター感を更に増幅してくれるのだ。だからドラムの音は申し分ない。このハンダはどこか一箇所が抜きんでいるというのではなくトータルとして音楽を描いてくれる。ゆえに曲の理解も早い。正にウェルバランスなのだがテレフンケンのハンダと較べると微妙に違う訳でどちらもいい。




Tee Funk  Dave Weckl  Heads Up

この曲をこのハンダで聞いて感じたのは実に全部の音が気持ちよく、音による高い満足感を味わえる事だ。こんなにリズムがビシバシ決まりグルーブが畝っても全く動じる事なく不動のサウンドが味わえる。またかなりスパイスの効いた録音で大抵のテストではやや喧しく感じる傾向があったがこのKLANGFILMのハンダでは全くうるさくなる事がなかった。


これはこのハンダを通してのノイズが付き難い事の証明だ。サックスの音も申し分ない。定位も良く分解能も高い。全てが絶妙のバランスで作られているようなハンダだ。透明度が高い水でもミネラル成分がどの程度含まれているかで味わいが全く違う。このKLANGFILMのハンダでの味わいは深くそれでいてクリアーなのだ。味のあるクリヤーさと言うか。



Tears In Heaven   Eric Clapton  The Clapton Chronicles

クラプトンの声がこれまで聞いた多くのハンダの中でも上位に感じた。声がいいと大抵 生ギターも良いものだが案の定良かった。クラプトンの心情がヒタヒタと伝わってくる。全体のバランスは極上の物でこれ以上何かを付け加える必要を全く感じなかった。


J ベック Cause We've Ended As Lovers

有名な曲、ベックの神技が味える。この曲でもこのハンダは申し分なく、何処がどうだとかを言いたくなくなる。全部いいのだよと言いたい。思うに恐ろしくバランスの良いハンダなのだと思う。このハンダを開発した技術者は相当に苦労してこの配合に辿り着いたに違いない。


KLANGFILMのハンダなのだから当然、自社用シアターシステムにも多く使われたに違いない。だから妙な音は付け加えたくない、だからと言ってKLANGFILMの音の特徴は全部出したいのだから選定は恐ろしく難しかった筈だ。それを見事にクリアしたのがこの音だ。


Corrinne May / Fly Away   

最後は。JAZZの女性ボーカル。声がとにかく見事! 発音も明確に聞き取れる。女性ボーカルは出色の出来だ。伴奏のピアノの音も骨格がしっかりとしていて安心、安定だ。それと声の前に抜ける良さと声の残響が後に広がるのが手に取るようにわかる。



レスポールです。これがバッチリ合う。ニャーニャー音も盛大に出るし弦の粘り、艶などが本当にいい。レンジはさほど広くはないのがギターにまた向く。この粘っこくブライトな音は得難い魅力だ。クリーントーンも良い、本当に60年代に戻ったかのような音には吃驚させられる。そこから歪ませて行くと更に文句なしにLPが吼える。



ストラトです。ギターに対してこのハンダは狭い帯域での美味しさを弁えている。エレキ・ギターはレンジの広大さを望んでいない。ちょっと渋めで枯れた感じがよく出ている。ギターの濁点感が良いのである。このギュイーン゛と言った音の濁りや歪み成分が良く出る。だが甘めに弾けばそれにまた答えてくれる懐の深さを持つ。それにしても泣きのプレイに最適なハンダだ。




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まとめ 

このような良さもあるのだなと納得した。赤ナッソのようなすぐに聞いてわかるようなエフェクト性は無い、が全体のバランスが極上の物なのでこれ以上何かを付け加える必要を全く感じなかった。高域がどーのとか低域がどーの、と言うハンダじゃなかった。多分、二度と入手できそうもないハンダなので大事に使いたいと思います。







【ご注意】


価格は10cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。

激レアで高価なハンダですので決め打ち的にご使用ください。





数量1(10cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX10)をして下さい。




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