【110#】レスポールに本塁打!!　ASARCOハンダ　15cm =1500円

5.0

まず初めに、このハンダを発見してくださいましたTMD畑野さんに感謝します。本当にありがとうございます。まずは、カスタムショップのレスポールに赤ナッソ6-２#のハンダを使用していたシールドジャックのホットとコールドに使用しました。結果は、なんと、このASARCOハンダの圧勝でした。6弦の音が赤ナッソに比べてタイトになり低音リフが気持ち良く決まる、いや、こんなもんじゃないです。更に、【#83】ROME CABLE をレスポールの内部配線の錫メッキ線と交換、ハンダをジャック以外のコールド部分にASRCOハンダ、ホット部分に赤ナッソを使用したら音味抜群の倍音出まくりの別物の極上レスポールを手に入れたかの様なサウンドに変化しました。

このハンダに出会ってから自作や改造の機器のほとんどをハンダの付け直しになってしまいました。エージングが進めば進むほどこのハンダの凄さを知り後戻り出来ない状態になるのどです。音数や表現力がどんどん良くなってきてなにより音楽が体に伝わってくる感覚がでてくることが凄いなと感じました。分析的な音のとらえ方をを超えて音楽を楽しめるようになりました。是非、在庫があるうちにこのハンダを体験されてほうがいいと思います

ストラトにも本塁打でした…！ twin reverbシルバーフェイス(アッテネーター使用)をクランチにした状態、アンプ直で鳴らしたところ、最初からこれを買っておけば良かったと思うほど最高でした。音の深み、豊富な倍音、巻弦のバイト感、抜群の音抜け、なのに耳に痛いところ無し。今まで欲しかった要素を、このハンダはほとんど全て持っていました。いつまでも弾いていたくなるほど病みつきになる音で、とにかく最高でした…！

商品説明

【110#】レスポールに本塁打!!　ASARCOハンダ

　15cm =1500円

【110#】レスポールに本塁打!!　ASARCOハンダ

　15cm =1500円

☆本商品はASARCO（AMERICAN SMELTING AND REFINING COMPANY）の古いハンダです。連名でFEDERATED METALS DIVISIONの表記もあります。合金比率は50:50です。ペースト/フラックス無しのワイヤーソルダーですね。

直径は約3.1ミリ

年代はちょっとよくわかりませんが1940～1960年代という所でしょうか? スプールに巻かれているのではなく裸でただ巻いてあるだけというルックスはある意味インパクトがあります。それに名札が付いているだけというシンプルの極みのハンダ。さてさて実力は如何程のものなのでしょう?

アメリカのビンテージソルダーの中でもASARCO（AMERICAN SMELTING AND REFINING COMPANY）のハンダは立ち位置が分かりにくい代物です。まず名前が覚えにくいしスペルも違和感があります。まぁ、そのまんまって言っちゃえばそうですが、とにかく謎の多いハンダです。思うに昔のハンダって金属缶に収まっていたり金属スプールに巻かれていたりとグラフィックが宜しいのです。所が今回のASARCOと来たら単なるトグロ巻きだけです。言わば裸なんです。申し訳程度にラベルが付いていますがこういうタイプはすぐにはお呼びがかかりません。実際、私自身も15年以上も放置していました。またこのASARCO、連名でFEDERATED METALS DIVISIONとも書かれています。こう言う事に細かく解説を入れる出品者もおりますが、私はあんまり気にしません（最低限は書きますけど）何故ならこの手の物は音が良ければそれでいいからです。完結しています。詳しい会社の歴史や変遷なんかははっきり言ってどーでもいいのです（※使う側の我々にとって）。

なのでこのASARCO、音質本意で試していきたいと思います。

本品のテストはオーディオ、ST、LPの順で行います。

※なお、ペースト入りでは無いので今回もノコロドを使用しました。

まずはAUDIO用の結果をレポートします。今回のテストではHOT側とCOLD（GND）側の両方にこのハンダを使用しました。

まずBLUESに合います! 新旧のBLUESにバッチリ合います。哀愁のギターソロや枯れたボーカルのシャウトなど抜群にいいです。一方ハイエンド系ソースにも良いのです。こりゃどうなってんだと思いました。全ての楽器の解像度や音源の分離感など全く素晴らしいの一言!今迄も赤ナッソや古いERSINなど色々素晴らしいハンダを出してきましたが今回のASARCO、実に素晴らしい!

普通オーディオには良いけどギターには合わない、とかギターには合うけどオーディオにはレンジ感が足りないなどやはり文句が出るわけですよ。ハンダって案外難しい世界なのですが、ちゃっかりとこのASARCO、全ての分野で良い結果を出してしまいつつあります。KESTERのバージンメタルなんかもHIFIに良いのですがこのASARCO何と言うかナチュラル・ハイエンドなんです。言っちゃえば化粧美人的なハンダでもいいのです。だって結果が良ければいいのですから。しかしこのASARCO、スッピン美人と言いましょうか、あぁ素顔が良い人は本当にいいよな、と妙に納得してしまう音なのです。

定位なんかもいいです。ハンダで定位が良いのってあんまり無いですから。しかしここまで定位が明確なハンダってちょっと稀なんじゃ無いですか?私はそう思います。ちょっと先に行って解像度や定位の良い系のハンダも出していく予定ですが、割合、化粧美人的なハンダが多かったりします。まぁそれでもいいんですがASARCOはスッピンで既に美人なのです。ここんとこ覚えといて下さい。解像度は高いけど冷たい系の音では無いのがまた良い点で人肌の温度感があります。だから女性ボーカルなど生々しくセクシーに感じます。しかもですね全体的に音が太くなります。ここも良いですね。

お次はストラトです。私は弾くのはST派ですから気になります。いやオーディオも良かったがギターもいいです。興奮します。ストラト特有の泣きのフレーズなどマイナーブルースに最高のハンダです。ハンダでSTが泣いてくれるのですから安上がりです!。咽び泣くようなフレーズなんかもう最高です。そしてうるさくない、これがいいのです。うるさいストラト、本当に多いです。

やはりストラトは54年～63年あたりの物が音がいいです、本物は。でも多くの方はレプリカやリイシュー、ヒストリックと言い方は色々変えてるけど要するに新品なんですね、最近の・・・・・・・・。幾らアルダーを使ってますだのメイプル・ネックなど言っても新しい木材なのですね・・・木材は本当に時代が新しくなるほど良いものが無くなって来ます。

そりゃ当然です、自然に生えている樹齢の長い木はその年月風雨に耐えて夏の猛暑にも耐えて成長していきます。しかし人類が木材を利用し始めてからこれまで猛スピードで森林を伐採したりとにかく良い材料から無くなって行ったのです。だから同じ木材でも全然違うのです。

既に故人となっていますがあるギタービルダーの方と話していた時に「全然っ違うんですよ、もう別物っ!」と木材の新旧での差を力説していました。その方は日本にある時期入ってきたFender社やGibson社のギターを要するに店に並べる前にメンテナンスしてた方なんです。もう何千本もギターを見て来た人の一言は重いです。

で、耳障りなストラト本当多いですよね、でも皆がビンテージな本物を買えるわけでも無いですから是非ハンダに頼って下さい。

最後にレスポールです。思った通りベリーグッドです! こりゃもう最上級のLP用ハンダのランクです。嫌な点が見当たらない・・・LP特有の猫の声のようなニャーニャー音もグイグイ来るし、しかも粘りがあって弾き応えも抜群です。音の艶、輝きも申し分ありません。サスティーン、チョーキング全て文句なし。こりゃ思わぬダークホースだと思いました。とにかくレスポール用として最高最上の音なのです。LPのクリーントーン時はスウィートなタッチと強弱併せ持つダイナミックレンジ、歪ませると素晴らし過ぎます。一発でKOされました。

まとめ

遂に出たか!!・・・と言うのが本音です、タイトル通りエレキ・ギターのレスポール専用ハンダと極言して構いません。これが出てしまうと今までのハンダは何だったんだ、と早とちりする方もおられるでしょうが、ハンダはそれぞれに向き不向きがあり、あるハンダが何かに特別に合う事もあるのです。その何かが今回はこのASARCOだったのです。勿論ストラトにもオーディオにも凄く良いですが・・・未だに私の頭の中にはそのASARCOハンダを使った極上のレスポール・サウンドが鳴り響いています。ASARCOハンダには謎が多いですが謎を解く前に買った方が良いです! すぐに無くなってしまいますから。

【ご注意】

価格は15cm単位（※直径3.1mm）ですが一回の購入での個数上限はx3と致しますので前もってご了承ください。

※短い長さでの販売ですが3.1mmと案外太いので結構保ちます。

数量１（15cm）以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定（MAX=3）をして下さい。