〈年代〉
画像をご覧下さい。一枚目と二枚目の画像はスプールの裏表を写した物です。 一枚目のKirkson(Solid
Wire)と紙に印刷されている面と、二枚目のDUTCH BOY (ROSIN
CORE)とメタル缶に直接印刷されているものが混在しているのです。実際の中身は松脂無しのSolid WireですのでKirkson(Solid
Wire)と言う事になります。推測ですがKirksonからDUTCH BOYにブランド名が変わりゆく時期にKirkson(Solid
Wire)の糸ハンダをDUTCH BOYのスプールに巻いて、後付け(※その証拠にシールの下を覗くと反対面と同じくDUTCH BOYとメタル缶に直接印刷されています。)で「これはKirksonのSolid Wireだ」の意味で紙シールを貼付けた物ではないかと思います。いずれにしてもMORRIS P. KIRK & SON時代の珍しいハンダです。
正式な年代は不明ですが1940年代あたりかと思われます。
Solid Wire Solderですので松脂は別途必要になります。ALLOYは50-50です。
〈ハンダの太さ〉
その太さは大体3ミリです。
〈音質〉
更に古いKirksonに比較すると超高域の出方が僅かに少なくDUTCH BOYに近いですが、DUTCH BOY黒缶(50-50)あたりと較べると、やはり全体的に良いのです。
ナッソの50年代あたりと比較すると、更に音が太く鮮度が高いです。よりナチュラルに感じます。
世間的にはDutchBoy黒缶はレンジ、解像度、迫力等で最高の評価で、ナッソの50年代もWE系トーンでは代表格なのですが・・・Kirksonは一味違います。その違いがわかる方に是非、お試しいただきたい貴重ハンダです。
作業性に関しては松脂(ペースト)が別途必要となります。それさえあれば溶けやすく、付きも良いです。できればVINTAGEなペーストがふさわしいでしょう。
〈用途〉
ビンテージ・パーツ満載の高級オーディオ機器の内部ハンダや各種ケーブル製作用のハンダに、またビンテージ・パーツ満載のエフェクターや、エレキ・ギターの内部接続に最適。
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