【119-2#】BRAND-REX 赤/黒・布巻き(激レア)単線 50cmペア = 750円

【119-2#】BRAND-REX 赤/黒・布巻き(激レア)単線 50cmペア = 750円

5.0
 CDプレーヤーのRCAケーブル製作用として購入。 音は、まさに解説にある通りで採りたての野菜そのもので素の音が楽しめます。 一聴して分かるのは、音の粒立ちが違います。 非常に微細な音まで聞こえます。 たぶん変に覆う(味付けする)ものが無いからでしょう。 高音域がワンランク伸びているのを感じます。 伸びたのは高音域だけではなく低音も伸びてます。 アタックが早くなるとともに厚みが出て量感が増えてます。 そのため聞く音(音楽)によっては出過ぎではと感じることがあります。 初期段階では低音域が少なくざらつき感がありますが徐々に音の広がりが出てきます。 CDプレーヤーは80年代製の普及帯価格ですがワンランク上になった感じです。  被服は布巻きの下の樹脂製の被服があり少し固めで、どちらも絶縁性があります。 製作は被服処理をカッターナイフなどで扱うと、芯材が柔らかいため一緒に切断してしまうので ニッパーとラジオペンチで被服をはぎ取る様にして剥いたものをニッパーで切断しました。 樹脂製の被服は非常にしっかりしており劣化の心配はなくショートする事は無いと思います。 線材は練り状態のままスピンドル紐(中空紐)の中に通して仕上げました。 この時代に管理していたか否かは別として、一応ケーブルの方向は同じにしております。 また練りがばらけない様に端々は糸などて縛って加工しました。 RCAプラグは安物の普及品ですが、ここまで音の変化があると嬉しいの一言です。 加工やハンダ付けは大変でしたが、喜びを味わえる音で大変満足をしております。
商品説明










【119-2#】BRAND-REX 赤/黒

布巻き(激レア)単線

50cmペア = 750円

のツイスト・ペアです。両方で合計1m



☆本商品は ブランドレックスの非常に珍しい布巻きワイヤーです。



BRAND-REX COMPANY

A PART OF Akzona inc.


年代は1950年代後期から1960年代前期


単線の直径は0.62mm

布巻き含む全体の太さは0.8mm



BRAND-REXをVWD21が発見しヤフオクにて販売が開始されたのは既にかなり前の事になった。BRAND-REXの撚線ワイヤー(黒)は私自身、様々な音響機器のGND配線に重宝した。音が悪く無いのだ、そして他のパーツとの馴染も良く互いの個性がぶつからないで良く調和する。だからGND配線にもってこいだ。だから今回の激レアな布巻きBRAND-REXにも期待が高まります。ところで皆さんはGND配線に対してどのようなイメージを持たれているのだろう。


・・・・・・・・・・ここから脱線します・・・・・・・・・・・


私の場合、かなり昔、Y教授からのお節介な教育により「一点アース」という神話を無理やり叩き込まれた。


これは音響機器の実際の内部配線でプリント基盤という安直で音も安っぽい物とは全然違い、一本一本実際のワイヤーにて機器内のGND点に線を集中させるやり方だ。昔のWEのアンプや近くはFenderのギターアンプの内部配線にもそんな空中配線が当たり前に行われていたオールドスクールの手法だ。コレを「ポイント TO ポイント」とお洒落に表現する場合もあった。そう、実際に音響機器の内部はポイントからポイントまでを何らかの「電気の通る物」で部品と部品をつなぐ事が行われている。コレを直接ワイヤーにて繋ぐのが昔風。


今はプリント基盤という情けない導体を持つものに置き換えられてしまった。これが音が悪くなった原因だ。実際にマーシャルとフェンダーのアンプを較べると古いFenderのAMPはレオ爺さんが遠くなって来た目を見開きながら愚直に一本一本配線した結果だった。


そのFenderのアンプを遠く離れた地イギリスでジム・マーシャルはコピーしたと言われても仕方がないマーシャルアンプを立ち上げた。元は楽器店を経営していたジム、客の中にはエリック・クラプトンなども混じっていた。ここからは妄想劇場だが、客のクラプトンに「ねぇジム、このアンプだけどもっと何て言うかグワッとした音出せないかな?もっと歪ませるとチョー格好いいんだけど」などと言われ、「そうか若いもんはもっと歪んだ音を格好いいと思うのか」とか納得しポンと手を叩き、かのマーシャルアンプは当時の英国ミュージシャンにとって欠かす事のできないウェポンになった(悪魔でも想像です)。


一方アメリカのレオ・フェンダーはWEの回路とかを当然お手本とした増幅器つまりギターアンプに御執心だったのでそんなに歪ませることには最初興味が無かった(これも想像です)。何故ならアンプという物は如何に歪ませない音を出すかが設計のポイントだからだ。だから初期のFender Ampは案外と太めのクリーン・トーンが出ていた。増幅段数もなるべくシンプルにしてギターそのものの素音を出そうとしていた(想像)。だがそのFenderも若者を中心としたサヴ・カルチャー的音楽つまりROCKが伝染病のように若者に感染するに従い回路もその要求に応えるべく歪みを如何に増やすか的方向に変遷していく。


実際に当時のレオからしたら40年代から50年代の中期ぐらいまではアメリカはカントリー音楽のメッカだった。この音楽ではクリーンなギターアンプが求められていた。だからレオも当初(開業した頃、最初は電気製品の修理業だった)は透明感があり少しだけファットな味のあるAMPを作りたかったのだ。だが時代はROCKの時代に完全に推移し始めた。レオは最初は増幅段数が1~2段のWE的な回路を好んでいたがデュアル・ショーマンあたりから増幅段数が更に増えて行きその結果、音も変わっていった。若者のニーズに合わせた経営になっていったとも言える。クラプトンで言えばデレク&ドミノスの頃だ。


・・・・・・・・・・脱線終了・・・・・・・・・・・


・・・・とか何とか大いに脱線しましたがGND配線に対しての参考になればと。まとめるとGND配線は一本一本やろう! + なるべく一点アースにする事。

コレがいい音の音響機器を作る上の神話的作法なのだ。BRAND-REXはこのGND配線用に大変に合った得難いワイヤーなのです。それが言いたかった。




テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


Debussy: Sonata For Flute, Viola & Harp, L 137 - Pastorale: Lento, Dolce Rubato   

Athena Ensemble  Debussy: Chamber Music

この音を聞いてまず思った事は、嘘偽りの無い音。飾る事もなければ引く事もない。フルートやビオラの音の美しさと鮮度の高さに酔った。ある意味美味い野菜料理のような雰囲気、、いや違うか?しかし遠くはない。採りたての野菜は何も足さなくても美味しい、そう野菜本来の味がするからだ。しかしドレッシングをかけてしまうと別の味になってしまう。このBRAND REXは正に自然な採りたての野菜だ。だから素朴な感じ、土臭い感じすらある。この要素はクラシックの楽器のようにそのままの音が出て欲しい場合、俄然と活きてくる。それは電子楽器に慣れた耳にはある意味違和感すら感じるだろうが、それが本来の音とも言える。


I Want To Be Loved  Cassandra Wilson Thunderbird

ドスンバタンと重く突き進むドラムの音、それがまず出るかだが、出ています。ドスン、バタンとバスドラやスネアが生命の鼓動を伝える。この音は正にアメリカ的でそれも西海岸の音だ。そう乾ききって楽器の鳴りがMAXな時のそれだ。ドラムにはリミッターがかけられているがそのリミッター感が格好いい。ドラム以外の出演楽器も皆コンデションが良さそうでいい音がしている。


Stravinsky: Le Sacre Du Printemps - 1. L'Adoration De La Terre 

Charles Dutoit: Montreal Symphony Orchestra 

正直、素晴らしいと思った、重層的に響くオーケストラの各楽器がそのまんまの姿で出てくる。かなり楽譜の段数が多い曲だが音と音が重なり合っても欠してうるさくならない、なのに生々しい迫力が感じられる。クラシックの曲を聴くという喜びを十分に味えた。


Change The World Eric Clapton The Clapton Chronicles 

いい音なのだ。楽器の質感が素晴らしい、無論歌もいい。この音にはアメリカンワイヤーの良さが詰まっている。一つ一つの楽器の音が真実味があるので音の素朴さ、美しさ、即物感などが一気にやってくる。そう楽器は元々「物」なのだが、美しい音を出すとなれば存在感が一つ昇格する。その存在感こそがBRAND REXの音の核だ。


The Big Boat   Fleetwood Mac;Eddie Boyd Original Album Classics

このような渋い60年ソースもイケてる音がする。BLUESの場合の美意識はCLASSICのそれとは違い、平たく言えばカッコ悪い音が格好良いという美意識で成り立っている。これは永年、白人種に苦しめられてきた彼等のDNAの中に深く刻まれている怨念や諦め、悲壮、爆発、開き直り等々が感情のベースになっている。だから情けなさ、イジイジ、やけのヤンパチなどそういう怨念がして呪術のような素敵な音楽が自然と発生した。まぁ、そういう物をピーターグリーンのような白人が憧れて演るというのはどんなもんだろうとか余計な事も考えるがピーターは黒人ブルースのそれも最も深い黒色の方面に嵌った。ここでの彼のギターソロを初期のBB・KINGのレコードと聴き比べて欲しい。そう雰囲気が瓜二つなのだ。ここまでになったイギリス人は彼一人だ。・・とまぁ余計な事をダラダラ喋ったのは全てBRAND REXのせいだ。


Cruise  Holger Czukay  Canaxis 

ピーターグリーンの次にホルガーシューカイをかけるのは私ぐらいなもんだろう。ホルガーシューカイは極めてわかりにくい精神構造と音楽への指向を持った突然変異種だ。多分、最初これを聞いた人は何が起こっているのか理解できなくて途方に暮れるだろう。だがこのホルガーシューカイは現代音楽としてROCKを選んだように見えながらも実は堂々と実験音楽を演っている。今ではこの盤はマニアがこぞって愛聴するとか言うが本当にわかって聞いているのか、わかったもんじゃない。いや私もそうだ。BRAND REXは「音の存在感」が核と言ったがそれゆえにこのようなわけがわからない音楽も楽しめてしまう。





ストラトです。少しスモーキーな音がします。高域周波数の強調感が無いのでやや薄曇りの音がマイナーブルース向きです。なんかストラトのTONEコンデンサーをオイルペーパーコンに交換したみたいな雰囲気があります。かなり深いビンテージ・トーンです。



レスポールです。当然のように良い音が出てます。今回はHOT/GND両方にBRAND REXを使っています。だからGNDだけにBRAND REXを使った場合の結果はHOT側との組み合わせで一つの音が出ますからそれは皆様でお試しください。あくまでもHOT/GND両方にBRAND REXを使った場合ですが、これが悪くありません。単線なのですがGAVITTのように音が中庸なのでLP以外のどんなエレキ・ギターにも使えそうです。西海岸風な音なのでカラッとしていますが音は陽性です。暗い音が好きな人はそのようなHOT側線材と組み合わせてお楽しみください。まぁそれにしてもホット/GND両方使っても全く違和感が感じられませんね。LPの良さがそのまま伝わって来ます。音の粘りと艶、そして良く乾燥したようなボディ感を感じます。うまく音の角が取れて聴きやすくなりトータル良く鳴ります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まとめ 



このBRAND REXの音はこれまで慣れ親しんできたBRAND REXの音ではない。独自の存在に感じる。繰り返すがこの布巻きのブランドレックスの音は存在感が命なのだ。決して前にしゃしゃりでる音ではないのでGND側に使った時はHOT側の音色を邪魔せず良くフォローする。今回のテストではGNDもHOTもBRAND REXだから嫌でもBRAND REXの素の音がするわけだがやはり最後まで残った印象は「音の存在感」だった。







【ご注意】


価格は50cm(赤&黒ペア)単位ですが一回の購入での個数上限はx6と致しますので前もってご了承ください。





数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=6)をして下さい。




支払方法

銀行振込: 三井住友銀行

ゆうちょ銀行

クレジットカード

コンビニ決済



【発送方法/発送費について】

 
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。



運賃は全国一律200無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1
2日でお手元に届きます。
 

上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は

宅急便コンパクトでの発送となります。


【119-2#】BRAND-REX 赤/黒・布巻き(激レア)単線 50cmペア = 750円画像