【126#】L.E.W.　英国布巻き線　0.25mm　爽やかさ、力強さ　50cm = 600円

商品説明

【126#】L.E.W.　英国布巻き線　0.25mm　爽やかさ、力強さ　

50cm = 600円

☆本商品は　L.E.W.の

ビンテージ・ワイヤーです。

THE LONDON ELECTRIC WIRE

COMPANY AND SMITH LIMITED

SPEC

CLOTH COVERD WIRE

SIZE 0.25φmm

年代は1950年代から1960年代

直径は0.25mm

遂にイギリスはロンドン製のワイヤーを出します。結構、温存していたのですが時が至ったので発表します。サイズは0.25ミリの布巻きエナメル線です。LONDON ELECTRIC WIRE COMPANYですから名前からして気合が入っています。

試聴テストはHOT側とCOLD（GND）側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。

まずAUDIO用の結果をレポートします。

Manhattan Skyline Julia Fordham The Julia Fordham Collection

何と言ういい音なんだろう! 爽やかさ、力強く、キレの良さ、爽やかな暖かさなどなど美点が沢山ある。ビンテージ・ワイヤーらしく個々の楽器や声の描き分けが見事だ。そして何よりも音に調和があるので聴いていてとても楽できる（オーディオはそうでない場合が多い）。

A Day In The Life　　　The Beatles　　Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band [Disc 1]

ジョンの声がまず良い。やはりイギリス物のワイヤーはイギリス音楽に合うかと言えば、合うのである。こういう事は体験して初めて分かることで、頭で考えても埒が明かない。ドラムの良さと歌の良さが光る。温かい目で見守ってしまうような良い音が出ている。

Let There Be Love 　　　　　Oasis　　　　Don't Believe The Truth

一番好きなオアシスの曲（CD8枚から9枚買い込んで唯一この曲だけが心に沁みた。イギリスROCKの良さが200%味わえる。イギリス物はアメリカ物に較べて何と言うか気品と言うか雰囲気が良い。これは車やオーディオ製品にも共通する。アメリカという国は原住民を抑圧排斥して勢力を伸ばしたイギリス人達が築いた経済的な理想郷だ。だから開拓民的なオーラが噴き出している。一方イギリスは女王を精神的柱として魔法を疑わない国だが、行ってみると分かるが黒い歴史が過去に塗り込められている。だから基本暗いのだ。アメリカは基本明るい。このような差がこのワイヤーの先端まで詰まっている。しかし聴いてるとやはり良いのである。何処がという事ではなく全てだ。歌の良さは前曲に引き続き圧倒的。

And You And I (I. Cord Of Life, II. Eclipse, III. The Preacher The Teacher, IV. Apocalypse)　　Yes　　Close To The Edge [Expanded & Remastered] (US Release)

試聴ソースに新たに（今更）加えたのがイエスである。これも英国ロックバンドだ。ボーカルのジョン・アンダーソンの中性的な声が特徴。演奏も凄い。実は私とジョン・アンダーソンとは喜多郎の紹介でまず日本で会い（@ジョン・アンダーソンと喜多郎のコラボLIVEで）、次に会ったのはロサンゼルスにあるコンウェイSTUDIOだ。私が設計した画期的なマイクロフォンと幾つかのエフェクターを持参した。

彼に聴いてもらうためだ。かな～りスタジオで待たされていよいよ機材チェックの時が来た。結果は「お前は魔法使いか!?」とレコーディング・エンジニアに言われたぐらい賞賛された。それまでにスタジオの片隅で待機していた時とえらい違いである。エフェクターの方は私が設計製作したエンハンサーである。エンハンサーの方は音の抜けとリアリティが大幅に改善されたのを喜んでいた。

画像はジョンの住んでいた家で撮影されもの。日本から持って行ったマイクロフォンと後に写っているのがエンハンサーだ。

その後ジョンとは書面不要の専属契約を結び、日本から彼の為に持ち込んだ機材は全て置いてきた。今度どこかで会ったら多分思い出してもらえるだろう。・・などと書いて来たがその間ずっとこの曲が鳴り続けていた。聞けば聞くほどこの愛おしいサウンドが蘇って来る。名曲である。

Orbiting　　　Mats Eilertsen Trio　　　

Sails Set

一応念の為ハイエンド系ソースも聴いてみる。録音の素晴らしい曲だ。とりわけ定位の良さが凄いのでワイヤーの能力が試される。結果から言うとアメリカ製のKelloggなどと比較すると良い比較対象となる。Kelloggは超解像度の鬼だ。

一方このL.E.W.は同じレベルの解像度と分解能を持っている。持っているが描写性能に違いがある。このL.E.W.はどう考えてみてもイギリスでしか産まれ得ない音をしている。不思議な事にKelloggではつい音質にだけ耳が行ってしまうがL.E.W.は曲の良さが伝わって来た。やはり音楽的なのだなと思う。

Every Breath You Take 　　　　　

Karen Souza　　　　Essentials

これも声がまず秀逸。ダイナミックレンジの形はオーディオ的にデフォルメしたそれでなく実に自然体に描くものだ。だがPOPS系よりもよりROCKに合うのかも知れない。ただ貴方が深夜に音楽をタラ～と聴くならこのワイヤーは聴くジャンルを選り好みしないし音質的にも貴方の期待を裏切らない物であるだろう。

ストラトキャスターの内部配線にこれを使うと良いとまず思った。理由はスモーキーな渋い音がしてストラトの音が輝くからだ。これを用いる場合は一本でも全く問題ないが3～5本を並列に用いて撚り線を作るのにも適している。その際にハンダの選択が重要だろう。何と言えばいいのだろう、この音はやはり大人用の物だ。20代ではちょっと早いのでできるなら40歳を過ぎたぐらいで使うのが良いだろう。

レスポールです。これがですね意外といいのですよ。ネチャネチャしたハム特有の倍音も豊富に出るし粘り気が良く出るのに感心しました。69#のガーディナー・ハンダにも通じる粘りが素晴らしい! 音が一気にビンテージ風味に変貌するが決して不自然ではない、最初からそんな音であったような気がするほど自然だ。クリーントーン時は適度な輝きと湿り気が情緒感を上げる。ここから歪みを深くしていくと、一気に恍惚とした音に変化していく。この音の恍惚感は歴代1～2位を争うだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まとめ

このワイヤーはすぐにはわからなかった。だが聞けば聞くほど音楽のコアになる物を実像化してくれるのだ。やはりイギリス音楽が良く合うが他の国の音楽も当然イケる。そうイケるワイヤーなのだ。皆さんも聞くと最初のうちはピンと来るものが無いと思う。だが聞けば聞くほどに音楽の良さが浸透圧のように徐々に身体に満たされていくだろう。子供にはわからないものかも知れない。大人の、それもよく耳が磨かれた大人の為のワイヤーだ。

オーディオだけでなくギターも大変に良かった。特にレスポールに付けるとギターの音が確実にワングレードアップする。枯れ味40%粘りが60%と言う感じだ。

どのような用途に使っても英国線の気品の高さと爽やかさ、そして力強さが体験できる。

【ご注意】

価格は50m単位ですが一回の購入での個数上限はx8と致しますので前もってご了承ください。

数量１（50m）以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定（MAX=8）をして下さい。

支払方法

■銀行振込: 三井住友銀行

■ゆうちょ銀行

■クレジットカード

■コンビニ決済