【135#】音にうるさい人向き Quality WIRE SOLDER 5cm = 990円

【135#】音にうるさい人向き Quality WIRE SOLDER 5cm = 990円

5.0
ストラトに使いました。 付けた直後の感想では全ポジションで鈴鳴りと輝きがあり太さも迫力も十分だけど、値段の割にそこそこな音質だな…とか思っていたのですが、一 晩明けて再度音出ししてみるとびっくり。 輪郭と倍音が凄まじく、音が太いのにローが出過ぎずフロントPUもブーミーにならない絶妙なバランス。 歪ませた1、2弦も芯が太いとんでもない音が…! 耳が一度リセットされ真価を感じることができたからなのかよく分かりませんが、とにかくお値段以上の凄いハンダでした!
商品説明











【135#音にうるさい人向き Quality WIRE SOLDER 5cm = 990円




☆本商品はクオリティのハンダです。


―――――――

Quality 

 WIRE SOLDER

5LBS

―――――――

1950年代


直径3.3mm



アメリカのビンテージソルダーのQuality Solderはその存在は知ってはいたが意識の外側にあった。今回の試聴で完全に意識の内側に格納された。最近TOP LINEという素晴らしい音のハンダを紹介したばかりなのに、そこにこのQuality Solderが緊急参加した事になる。この二つは甲乙つけ難い、どちらも良いからだ。何も一番が二人いても構わないのだ、選択肢は多い方が楽しいから。それでは以下に試聴レポートを書きます!!! あっ! ペーストはノコを使用しました。ノコロドを使えば良く溶け良く付きます。1数量の単位はなんと5cmで、これまでで最も短いのですが希少性とこのハンダを広める意味でご容赦ください。太めなので5cmでも3回ぐらいは使えます。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。

まずAUDIO用の結果をレポートします。



Hope   Igor Prochazka Trio  Easy Route

一音目を聞いた瞬間にあぁいい音だと感じた。こういうのは理屈ではなく生理的なものだ。個人の趣味という世界は恐ろしく深く人それぞれに全く違う美意識、音の鑑賞眼を持っている。だから一概に言えず、私も私の感じたままを記述している。その感じたままが「いい音」だった、少し具体的に書くと柔らかく豊かな音はそのように、繊細で鋭いエッジを持った音はそのように鳴る。


全部が柔らかくなっても困るし全部が鋭くなっても用を足さない。ピアノトリオとりわけ現代の録音は大抵が美音でHIFIに録れている。だからそのような近代ソースを聴いて音が古くなっても困るのだ。この辺りはオーディオマニアや楽器演奏者の神経の細かいところで彼らはその為に命を賭けている。それでこのハンダは柔らかさと繊細な鋭さなどが共存している。オーディオはコレでなくてはいけないと思う。


Aqua Marine    Isao Suzuki Quartet   Blow Up

日本のピアノトリオ。この録音は極めてショートサーキットで録音されている為、生音の鮮度が異様に高い。そして左右のセパレーションが試される曲でもある。このハンダの音は何かを強調した、何処かの周波数が持ち上がったとかの作為的な気配が全くしない。そのまんまだ、釣ったばかりの魚のような生々しさと鮮度を持つ。コントラバスが主役の曲も珍しいがその圧倒的なリアリズムが味わえる。ジョージ大塚のドラムも正にそのまんまな音だ。加工していない良さなのかも知れないが・・なかなか無いよね、こんな音。


Double Trouble     John Williams     ハリーポッターとアズカバンの囚人

オーケストラと混声合唱の曲。音数が多いのでハンダの解像度、分解能が試される。この曲でもこのハンダの音の当たりが穏やかなのにHIFI度合いも相当高い事が確認できる。こういう音私は好きだな。だって理想ですよ、耳に痛くないし、頭を突っ込まなくても音が分解能や解像度共に高いことを実感した。小さな合わせシンバルのような超高域を含んだ音も後のほうで鳴っているのだがはっきりと聞こえる。全く文句の無い音なので驚いた!  さすがQuality Solderだ、その名前に相応しい音だ。



Manhattan Skyline    Julia Fordham  The Julia Fordham Collection 

最初の12弦ギターがまず素晴らしい! この曲はまずそこを聴く。驚くほどの自然な定位感と音像描写能力に長けている。分解能やセパレーションが良いと何が良いのだろう? それは聞き疲れしない事と、必死に聞き耳を立てんでもあちらの方から出向いてくれる事だ。言わば出前である。向こうから音がやってきてくれるから、こちらが首を伸ばして

必死に聞こうとする必要が無い。この出前感、素晴らしい。またジュリアの声も普段はうるさいのが全くスムースな音で鳴っているではないか。全部のハンダがこのような音ならば、きっと音響の世界はもっと実りの多い素晴らしい世界になっていたに違いない。


Orbiting     Mats Eilertsen Trio    Sails Set

徹底的にチェックしようという気になったのでこの曲も。この曲は下手なワイヤーやハンダは弾かれてしまう。拒否されるのだ。非常に気位の高い貴婦人のようである。エレガントやリッチさは一般庶民とは無関係なタームだがこの音が正にそうだ。だから美しさがより際立つのである。この世の中に美しい音は確かにあるがそう簡単には手に入らない。それがこのQuality Solderで簡単に得られると知ったらオーディオマニアは怒り出すかもしれない。つまり俺たちの苦労してきたのは何だったんだ! という怒りである。だが再度、記述しておくといい音とは、いい音が出るワイヤーやハンダ無しには得られない。たとえ何千万もオーディオ装置に金をかけてもそれ(ワイヤー&ハンダ)無しには得られない。



Let There Be Love  Oasis   Don't Believe The Truth

これも一音目が出た瞬間にいい音だと思った。生ギターとビアノの伴奏の上で歌が歌われる前半は他のベースやドラムが登場する前なので実にセパレーションが素晴らしいのだが、それが手に取るように伝わってくる。勿論リードボーカルの音は素晴らしく光り輝いてる。


Kate Wadey/A Hundred Yers From Today-Angel Eyes  

ドブロ・ギターのようなアーシーで枯れた味わいのある音が素晴らしい。その上に乗るケイトの声はこれまで聴いた中で最も艶やかで

愛らしく美しい。たとえ音量下げても音の浸透力があるのでリアリティが弱くなることも無い。それにしてもこのギターってこんないい音なんだ、と改めてこのハンダで思った。



※ 渋い音の良さなら  Love That Burnes   Fleetwood Mac

渋めの音を最後に聴いてみた。愛が燃え尽きたという曲名だが歌うピーター・グリーンに一体何があったんだろうと思ってしまうほど男の哀愁の黄昏感が伝わってくる。そしてこの激渋なギターだ、この頃のピーターは多分、BB・KINGの初期の音に憧れていたのだろうと思う。枯れているのだこのギターの音、これもレスポールの音なんだと嘆息してしまう。BBKINGは若い頃が一番枯れていて、年取るに従いリッチマンの音になっていったが音もそれに伴い初期の悲しい悲壮感が薄味になっていった。だがピーターも私も初期のBBの雰囲気に最も心が打たれる。そんな音をピーターはイギリス人の白人なのにこの曲で出しまくっているのだ。ちなみに時を経てピーターも音がだんだん角が取れてきた、そこはBBと同じだ。そんな事をつらつらと思った。


一音目で気に入ってしまった!  グレーサー級の満足感が嬉しい。かつて「大トロ大王」という名でKESTERの1930年代のアールデコまたはアール・ヌーボーのような洒落たデザインの文字がスプール表面にあるハンダを出していたが、それは多分大トロという意味では過去最高の物だったが。それに比較できるぐらいトロ味が進んでいる。だが完璧に100%大トロかと言うと中トロに近い、大トロ傾向の中トロだと言える。


まぁこのハンダはペーストが別に必要になるので面倒な方だがこの音が出れば許してしまおう。 音の粘り、輝き、トロ味、ニャーニャー音が素敵なのだ。特にニャーニャー音はずば抜けて良く現在出している全てのLP用ハンダの中で抜きん出ている。この音は何て言うんだろな、ここが出て欲しかったと言う部分がちゃんと出てくれる。とにかく新品のLPは音が硬く、耳にキツイものが多いのだが漸く大トロ大王に接近したハンダが現れた。オーディオ用にも良かったのたがLPに考える人にとっては生唾ものの良さだ。


クリーントーンはとても円やかで美しい、透明感と立ち上がりのトランジェントの良さが両立する珍しいハンダだ。当然だが歪ませた時の音はヤバイ! 激ヤバAWG22のワイヤーのご近所さんの音だ。今後現れるであろうハンダも多々あると思われるが、こと大トロ系が好きな方には待ってましたのハンダじゃないかな。



ストラトです。このストラトの音は凄くいい!!出力ジャックのハンダ付けをこれに変えるだけでこんなに違っていいのだろうか?だが真実は変えようが無く信じようが信じまいがこの頃ハンダの世界が何やらざわざわしている。ストラト独自の音と言うものはLPとはまた異なっている。そりゃそうだ、ギターが違うのだから。ハーフトーンが好きな人も居る。私はフロントの甘い音の中にも鋭さがあるストラトの音が好みだ。またLPよりも表現の幅が広いのでストラト弾きで本当に上手い人は桁違いにいい音を出している。だがしつこいが、このハンダでそのような雰囲気を味わうことができる。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まとめ 

このQuality Solderの最大の美点は聞きやすいことです。尖んがって耳が痛かったり、歪みが多くて頭が痛くなることもない。簡単なようで難しいのは音の柔らかさの表現は良いのだがだからと言って明らかに高域が物足りないのは嫌なのだ。また分解能が高く見事なセパレーションが出はするが耳が痛く何分も聴いていられない音も我々は嫌なのだ。贅沢なのである、音にうるさい人達は。このQuality Solderはまず耳に全く優しい、なのに自然に分解能の高さとセパレーションの良さ音像の実体化能力に長けている。この所立て続けに良い音のハンダが出されているがその中でも白眉の存在だ。


約1時間以上聴き続けているが全く疲れが出ない。これは素晴らしい!






【ご注意】


価格は5cm単位ですが一回の購入での個数上限はx3と致しますので前もってご了承ください。





数量1(5cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=3)をして下さい。


なお、商品出品時の全数量は78でした。


支払方法

銀行振込: 三井住友銀行

ゆうちょ銀行

クレジットカード

コンビニ決済



【発送方法/発送費について】

 
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。



運賃は全国一律200無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1
2日でお手元に届きます。
 

上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は

宅急便コンパクトでの発送となります。


【135#】音にうるさい人向き Quality WIRE SOLDER 5cm = 990円画像