【142#】GE1905偉大なる単線  50cm = 1.000円

【142#】GE1905偉大なる単線  50cm = 1.000円

5.0
こちらで購入したeagleコンセントで底上げしてから5ピンフォノケーブルを作成。 Garrard401でモノラルのジャズレコードをメインに聴いています。日本盤のレコードをもっとよく鳴らしたいと思ってコンセントから始めました。 Alphaのワイヤーにこの単線をアース線に使用しました。 コンセントでアメリカ臭さがアップして、それからさらにと考えて作ってみましたがボーカル、全楽器がさらに深く太くなって音の存在感も上がりました。 日本盤のジャズのレコードがイマイチ、でもオリジナルは高額すぎて。。と思っている方はこの辺を交換してみると変化は大きいと思います。
商品説明


















【142#】GE1905偉大なる単線  50cm = 1.000円



☆本商品は秋葉原で最もギター用ワイヤーとして評価されたアメリカ製のジェネラル・エレクトリック社の物凄く古い単線です。GEの線は今まで古くてもせいぜい1940年代あたりまでしか見た事がなかったので最初これを発見した時は大変に驚きました。ビンテージなワイヤーは1950~1970年代あたりが数量が多く音質もそれなりに良いのですがそれより以前の1920~1940年代は更に良いのです。そして新しい世紀の初頭つまり1900年の初めの頃の物は全く違う音なのです。どうしてそうなるのかは良く分かりませんが統計的事実です。そんな中このGEは1905年の製造ですから気にならない訳がございません。



TYPE:   CLOTH COVERED WIRE

GENERAL ELECTRIC COMPANY

1905年 5月製造

N.Y  U.S.A

SIZE:0.52〜0.6mm 

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製造年代は1905年


直径は0.52~0.6mm





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。



まずAUDIO用の結果をレポートします。

Trigger Happy    Dave Weckl  Heads Up

この曲がスタートすると徐々にこのワイヤーの特徴が浮かんできた。それは重厚な重みだ、だが重低音とかの意味ではなく重厚な音と言う事。反対語は軽薄なのだが、その反対の黒光りする音が深い意味を持って伝わってくる感覚だ。なかなか単線一本でこんな音のするワイヤーは滅多にない。流石1905年製のGEだ。その音は音楽の持つ瞬発性やスパイスの効いたリズム隊によく現れビシバシと音楽全体が小気味よく決まる。この一曲だけで私はこのワイヤーを信用した。


私はGEという会社が好きだ、WEより好ましく思っています。何故なら当たり外れと言う言葉があるがGEには殆どハズレが無い。殆どのGEのワイヤーに水準以上の音を感じるからだ。その水準が平均以上なので、これは優れたメーカーと言わざるを得ない。音がまたかっこいいのである。格好いい音はどんな音だと問われれば、これは私の感性がそう直感した音なので理屈とか理論は関係ない。今そう書きながらすごいことを私は言ってるなと思った。


だってそうでしょう?良い音かを判断するのに理屈や理論をあてがう人が殆どだ。例えば私は評判のいいどこどこのスピーカーを使っているんだから音が良いはずだ、とか、これは特性がいいから音がよいはずだ、とかそういう皆さんはよい音の根本をまるでわかっていない。オーディオ・マニアがあれこれと機材やケーブルを組み合わせるのは勿論、その人にとってのよい音を探すからだ。


そしてたまたま複数の偶然が混ざりあって良い音が出てしまった!   とする。だがそんな時に大抵のお方はそれを長年培ってきた自分の技量のせいだと思い込んだり、他人にも言ってしまったりする。可愛いもんである(笑)、だが偶然ですから、それはあなたの技量は関係ありません。いや組み合わせを忍耐強く続けた事は認めます。組み合わせも碌にしないで他人に組み合わせを教えてもらう人もいるが、そう言う人はいつまでも自分の力が付かない。


良く居るでしょう、人の意見が自分の意見の人。自分で実際に組み合わせをあれこれと試すから学習効果が生まれるので、それはAIが実証している事でもある。技術を上に見て感性というものを下に見る人も居るがことオーディオやギターに関して言えば自分の好む良い音を探すしか方法はないのです。そりゃ基礎的な知識もそれなりに必要かもしれませんが、それは入り口に過ぎません。


・・・・と、いつものように脱線してしまいましたが、この1905年生まれのGEの単線ワイヤーの音は素晴らしい!  ただでさえGE、しかも1905年製だ悪いわけがない。


Blue Eyes Blue  Eric Clapton  The Clapton Chronicles 

これは驚いた!  優しいのであるクラプトンの声が。普段は感じない彼の優しさのような親しみのある暖かい歌が鳴っている。どうしてだろう、まことにハンダの世界は謎だらけだ。私は90年代あたりにはプロオーディオ機器の設計をして来た関係上、所謂オーディオ・エフェクターの限界を知っている。それがどういう事かといえば、エフェクターの場合、回路で音を創る。それは周知の事実だ。


だがハイエンドなオーディオの中にこれらプロ用のエフェクターを挟む人は私の知る限り一人しか居ない。彼は頭脳明晰にして実験君の塊だからそれができるのだ。普通のマニアは滅多にイコライザーとかを使わない。実際にやって見ると通しただけで音質が劣化する。それは内部の増幅回路や電源回路を通過する事による避けられない事態だ。しかし驚く事にワイヤーやハンダのごく限られたものを通すと、電気回路を経た音質劣化無しに、そのワイヤーやハンダの音に変わる。


それも周波数を上げ下げする変化ではなく全体が一気に変わるのだ。今や下克上が起きている。これまで下に見られてきたハンダやワイヤーが物凄い勢いで注目されつつある。そうなると高価なオーディオ機器の存在は何だったのだろうと誰しも思う。今やオーディオ界は下火である。そりゃそうだ昭和の時代ならまだしも現在の世界は趣味の多様性が一気に拡大し、お金の使い道は無数に存在する。


そして思うのだ「あんまり予算をかけずにいい音にする方法はないか」と。そうして皆が辿り着いたところがハンダやワイヤーの沼だ。この沼は楽しい、少ない予算で大きな効果が得られるからだ。ただ純粋な「買って来て聞くだけ」のオーディオと違い、少々内部をいじれる事が前提だ。自作である。今また自作ブームが静かにヒタヒタと浸透している。初和の頃なら真空管アンプやラジオを組み立てただろうが、これは相当に敷居が高い。


電気の事を少しは知って居ないと危険な世界だ。それに比べるとアンプの蓋を開けて出力端子に行くワイヤーを見つけ、それを手持ちのワイヤーに交換したり、ギターの内部の配線を変えたりする程度はそんなに難しい物ではない。慣れれば至って簡単だ。無論大抵はハンダ作業になるが一回に一箇所だけの変更が望ましい。何故か?  自分の中でそのワイヤーやハンダの音変化が確認されればそれが学びと言うものだ。ディープ・ラーニングとAIの世界で言われているが人間も学習の動物だ。一回に一箇所だけの交換が最も理解につながる、だってそうでしょ、一回にAとBの事を同時にやると、その音質変化はAとBが混ざった結果なのでABそれぞれの単体の個性を知る事ができない。だから一回に一箇所を心掛けましょう。


クラプトンを聞いてわかった事はこのGE1905はとても素敵な音に音楽を変化できる事だ。いや変化ではないな音を良くする事ができる。とても素晴らしいワイヤーなのであるうちに買ってください。多分これと同じものを私が入手できる可能性は限りなく低いからだ。


I Love You So Much It Hurts   Han Bennink - Michiel Borstlap - Ernst Glerum   For Jazz Audio Fans Only Vol.13

この曲は非常に短い曲だがドラマーの叩く鋭利な金属音やグランドピアノのアグレッシヴな帯域のアタックを聞き取れる。この曲でこれらの要素が軟弱に聞こえたら要注意、そのワイヤーやハンダが大した事がない音質という事がわかるからだ。GE1905ではドラマーの叩く鋭利な金属音が前に超音速でぶっ飛んでくる、これが本来の音だ。またピアノの重厚な低域がアタック音の瞬発性を伴ってこれがとても良い。


Stravinsky: Le Sacre Du Printemps - 2. Le Sacrifice  

Charles Dutoit: Montreal Symphony Orchestra

普段は余り聞かないストラビンスキーのこの曲、かけてみると何とも絶妙な音がしているではないですか?。ちょっと不協和音気味の和声が不安感を誘うが、美しいのである。弦の音は意味ありげに聞こえ木管も怪しい、でも美しい。美しいので耳が離せなくなってしまった。弱音部の美しさが際立っておりついつい聞き続けてしまった。


Reasons  Earth, Wind & Fire  The Best Of Earth, Wind & Fire Vol.1 

途中まで聞いて止めようと思ったが「!」と思った。リードボーカルの声が気になった。何と言うかこの中世的な男性ボーカルが心地よいのである。声の細部まで見えてくるといった風情でそれ故にボーカルに引き込まれて行く。この曲は当時よくかかっていた曲だ。それにしてもEarth, Wind & Fireは良く仕上がっているバンドだったなとつくづく思った。演奏技術、曲の豊かさ、歌唱力、アレンジ、録音の全てが良い。その良さの全てをこのGE1905は全て引き出した。


Megan Fanning / Influece  Guess Who I Saw Today

初めてまともに聞いてみた。これぞ女性ジャズ・ボーカルその物だなと思った。全ての音が彼女の声に寄り添い輝きを更に与える。そうして彼女の歌の花が咲くのである。素晴らしいと思った。情感は深いし可愛いし一気に彼女の歌のファンになった。ただしそれはGE1905で聴いた時のお話。他のワイヤーでこうなるかは保証できません。


カム トゥ ゲザー Michel Jacson⭐︎

最後にマイケルを聞いてみた曲はビートルズのカム トゥ ゲザーだ。それにしても惜しい人を失くしたものだ。彼のような際立った才能を持つミュージシャンは100年に一人どころではない。1000年に一人だ。結果的にマイケルは世界の音楽を変えていく原因となった。考えてみてほしい、彼の特徴的なボーカルとキレッキレの踊りは一体世界中のミュージシャンやダンサーの何人に影響を与えたか計り知れない。そんな彼の全才能がGE1905で余す事なく放たれた。


レスポールも一応載せておきます。まぁ単線ですからストレートです。ギターはどうもワイヤーが隣の線と触れ合って信号のクロストークが起きないとダメなようです。だが、待てよ、意外とGE1905のLPいいのである。これは段々と良くなってくる。すぐにはわからないかも知れないが単線でこんな風にギターの音が鳴るのは滅多にない。案外こんな音が本物のバースト・レスポールに近いのかも知れない。




ストラトも一応オマケで載せておきます。これは意外! なかなかの音じゃないの…。 まず音に泣きがある、これストラトの場合必須科目です。それと枯れている+色気がある。若干のディストーション成分も混ざるので微量な歪み成分の美味しさを味わう事ができる。フロントPUにしてもなかなか良い。音の立ち上がりはリアルでしかもうるさくない。ペキペキといったチョーキングにもバッチリ合う。これなかなかのお勧めかも。




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まとめ 

最初は秋葉原の部品(特にビンテージ・ワイヤー)を買いに来る人達から始まった「どうやらGEがギターに良いようだ」との噂が広まったのか当時そのGEワイヤーを販売していた○神無線ではGEの在庫がほどなく尽きてしまった。ビンテージなものは残っているだけなのでこの現実は仕方ないのだが、それ以来ギターの人はWEからGEに矛先が変わってきた。そのGEの1905年の単線が今回、販売開始するものだ。VWD21としても1905年の物は持っていなかった。当然、どんな音か期待が高まった。結果はやはりグレートなGEであった。GEブラボーなのである。比率はオーディオ60:ギター40という感じ。だがギターを侮るなかれ、こういう音を出す単線などありませんから。






【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。





数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=10)をして下さい。




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