【147#】ROEBLING 0.38φ 生命力〔50cm〕

【147#】ROEBLING 0.38φ 生命力〔50cm〕

ちょうど出力トランスのバスワイヤー選定中だったので、まずは試しにテスト接続。 音出ししてみてまず驚いたのは、商品説明文に書かれている音質傾向がいつもの事ながら物凄く的確だったこと。 このワイヤーは単に解像度やバランスのレベルが高いヴィンテージ線というわけではなく、音の出方そのものに明確な個性と説得力があります。 そして何より、この感触には人を前向きにさせる何かがある。 最初の印象は、陽性の音で、なんとも言えない独特な良さに溢れているということ。『最も良い意味でのアメリカントーン』という説明文のフレーズがピッタリくる。そんな雰囲気増幅系アイテムの側面を持ちながら、ただの雰囲気では済まされない。そこに、このワイヤーの真髄があります。 そして、音が前に出ること。音量感が上がってそう感じるのかもしれません。 0.38mmは良さそうな太さながら、見た目からどうしても少し痩せる、薄くなる、硬質に寄る、という心配も頭をよぎるところですが、やってみれば実際には全くその逆で、音の芯が強く、立ち上がりが速く、しかも耳に痛い、うるさいなどの要素は皆無。アタックは明瞭で、輪郭はくっきり出るのに、ヴィンテージらしい艶と空気感がしっかり残っている。この「速いのに硬くない」「抜けるのに薄くない」というバランスが素晴らしく、『音が太い』と言うより『太い音を作るのに必要な条件をほとんど満たしている』様にも感じる。素材や線径どころかまるで全く違うテクノロジーで接続したかの様な、未知への好奇心をくすぐる音に期待が高まってくる。 特に中域から中低域の質感が見事で、ただ音量感が上がるだけでなく、楽器や声の存在感が前方に立ち上がってくるイメージで、低域もボワつきなく生々しい質量感を聴かせてくれ、そうした恩恵にあずかる形でドラムの余韻、コンプ感、リバーブ感など、音の中にある“動き”が見えやすい、そんな印象が残ります。 また、説明文通り分離感も非常に良いです。各音がバラバラに分解されるのではなく、『楽曲の持つ空気感を保ったままそれぞれの音像が自然に立ってくる』。そのせいか、解像度/分解能が高いのに冷たくなったり、シリアスになったり、緊張感を持ったりする方向には倒れない。『そういう要素とは無縁』という表情をしている。これはこのワイヤーの神秘的な特徴である、『流れる音楽信号の持っている熱量や生命力とも言えるものが明らかに増して聴こえる』メカニズムを根底から支える一つの要素なのかもしれません。商品名にある「絶対的生命力」という表記は、実際に使ってみるとかなり的を射た表現で、毎度のことながら、見事なまでに的確な説明とその選定眼から、店主の底知れぬ情熱と気概を窺い知ることになります。 この音味は非常に新鮮なもので、個人的にはハンダとの組み合わせや増幅部品の手前での使用を試したくなるタイプのワイヤーだと感じました。音自体に強い魅力がありながら、癖で全体を塗りつぶす感じではなく、(無理に例えるなら)DSDやハイレートPCMを連想させる様な透明感もある為、組み合わせるハンダの個性を活かしやすそう。それでいて全帯域に渡ってエネルギーバランスが非常に整っているように感じる為、増幅前の交通整理役として完璧な仕事をこなした上に黄金のトーンを付与してくれるのでは?さて、この状態で増幅されるとどうなる?どうなる?と想像が膨らみ、胸は弾みます。 解像度、分離感、ヴィンテージらしい艶、スピード、音抜け、太さ、立体感を同時に求める人にはかなり刺さるのではないでしょうか。このワイヤーは、そんな欲張りな要望に全て応えるだけでは飽き足らず、体験したことが無いような新しい扉を開いてしまうかもしれません。 『一箇所、単線を入れると必ずその単線の音に全体が影響されるのです』という店主のメッセージは神の声の様に的確で、経験上大きく頷ける。考えた末に試したVCAコンプ、真空管コンプの入力部バッファ前のパターン置き換えがかなり良好な結果だった事に気を良くして、ギブソンのフライングV内部配線の一部にも使ってみました。 噂から試してリアルな出音が良かったものの、そろそろ他のワイヤーも試してみたかった『WE様の絹巻きブラックエナメル単線(他所様より購入)』からの変更でしたが、、、 このROEBLING、、、 聴いた事がないようなショッキングな音が出てくるではありませんか! 壮絶な音抜け、このトーン、立体感、、、 これはいけません! ダメダメェ!絶対ダメです!! 一部の配線変更だけで同じギターからこんなにも違う音が出てしまって良いの??、、、下手したらPU交換より変わってるかも。(それもこの値段で⁉︎)現実を疑います。。。 汗水流して塗装を綺麗に剥がし、あれこれ調べながら何日もかけて塗装。頭を捻ってゴールドのアクセントを施してから、もうすぐ30年。少しずつ弄りながらTOM HolmesにBlackBeautyを奢って共に歩んできたMyフレンド。 相棒が今、見せたことのない眩しいまでの輝きを放っている。 『ビンテージかどうかなんて関係ないぜ!』 とでも言いたげな堂々とした風格さえ感じさせる。 もしかすると、 必要だったのはTomHolmesでも、BlackBeautyでもなかったのかもしれない。 (勢い余ってWE様、捨てちゃったしね⭐︎) つづく
ソビエトワイヤーにも驚かされましたが、こちらにはさらに驚きました。もはや単線、撚り線という価値観でワイヤーを考えること自体がナンセンスなのかもしれません。 こちらを試す前に激ヤバを大量購入し、所有するハムバッカー、P90搭載ギター全てに載せたのですが、全てこちらに変更してしまいました。もちろん激ヤバもいい音なのですが、こちらに比べると立ち上がりが遅く、ハンダやコンデンサによってはリアPUが若干甘くなりすぎるような感じがあります。 こちらは激ヤバと同レベルの艶がありながらスピード感が出て中域、中低域がスッキリとするため、コンデンサやハンダで遊びやすいと言うか、色々なものを試したくなるような音です。 作業性はやはりエナメルなだけあって通常の線よりは手間がかかります。また細いため何かの拍子で折れたりしないかも若干心配なので、これと同レベルの音でもう少し線径の太いものがあるといいなと思いました。 ただ、あくまでも予感なのですが、これを超えるワイヤーが今後出てくるような気がしています。
私自身、勝手なイメージでこんなヒョロヒョロの単線1本でギターの音が良くなるなんて、ここ十数年ビンテージ配線を様々なギターに取っ替え引っ替えしている身としては、にわかに信じられないというのが本音でした。 まずヒスコレLPカスタムのスイッチからジャックのプラス側に1本で試しましたが、その凄まじい音抜けの良さに嘘だろ??て自身の耳を疑い、再度元々付けていたウルトラAIW(これ極太の撚り線です)とついでに激ヤバ22AWGも付け直してそれぞれ試しましたが、このヒョロヒョロのエナメル単線の抜け方はちょっとクセになる凄さです。。ビックリしました、、 激ヤバ22AWGは今でもレスポールには最高の撚り線だと思ってますが、コレはまた違うアプローチの、コレが単線ならではなのか?? とにかく今までにない初めての感覚でした。 本当に音の純度が高く明瞭な響きなのに耳に痛くなく、リアにした時のニャーニャー音も絶品です。カツーン!と抜けるが耳あたりが良く倍音もしっかり出てとても単線とは思えないサウンドに本当に驚愕しました。 興奮してストラトにも試してみましたが、レスポールに感じた時と同じく単線ならではの明瞭さがあるのに決して硬くならず、しっかりとストラトの美味しい部分をアウトプットしてくれます。 コレ本当に単線??て感じです 笑 ついでに以前購入して試してなかった96#American Electric Cableとも比べましたが私のストラトにはこのROEBLINGの方が断然好みでした。 個人的には撚り戦を固めて単線ぽくしてる線のサウンドが大好物なので96#American Electric Cableも期待してた以上にかなり好みの方向で良かったのですが、、このROEBLINGは何か魅力的な音がします。 あと心配していた単線ならではの取り回しの悪さ(特にストラトのポットからジャックまでの線)も逆に線が細過ぎる事でむしろ配線の自由度が高く、細い単線なので簡単に折れるのかと思ってましたがそれも全く心配無用でした。作業終えてピックガードを戻す際もストレスなく気持ち良いです。 まだまだワイヤーとハンダの旅は続きそうです。。笑
商品説明











【147#】ROEBLING 

布巻きワイヤー0.38φmm単線

絶対的生命力 50cm = 380円




☆本商品はROEBLINGの布皮膜エナメル線です。



年代は1920年代から1940年代


直径は0.38mm


ROEBLINGは既に一種類出している(87# 0.9mm径)が今回出品する本品はそれよりも直径が細い0.38ミリの布巻きエナメル単線だ。使いやすさとしてはこちらの方が使いやすいと思う。音質的にはROEBLINGは最高のアメリカン・サウンドなのだが、この0.38mmの音質は極めて素晴らしい。詳しくは下記試聴記を読んでいただくとして、ここでは前振りとして見逃せないワイヤーである事だけを印象付けておきたい。




テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


A Day In The Life     The Beatles   Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

たまたまこの曲を選んで良かった。と言うのはこの曲では主にジョン・レノンの猫撫で声と重量感のあるドラムを聞くのだが、バッチリなのだ。声は言うに及ばずドラムのタムやフロアタムのブルンと皮が

震えるような余韻が素晴らしい。試聴のためにこの曲を色々なワイヤーやハンダで行ったが大変に驚いた。恐らくこれは歴代1位の音だ。また音の抜けが良いのか音量も大きめに感じる。リミッターがかかったドラムの音はその特徴的なリミッターサウンドをパーフェクトに体感する事ができる。まだ一曲目だがエージングは早いようでこの曲の中盤あたりでほぼ完全に近い音が出てきた。


I Want To Be Loved Cassandra Wilson Thunderbird

この曲でもこのワイヤーの音質は申し分なくドラムのレンジ感豊かな重量感のある音が素晴らしい! 。それと分解能かな? 音像と音像がくっ付かずに綺麗に分かれてくれるので重箱の隅を覗くように聴いても破綻せずGoodの一言。ある意味最も良い意味でのアメリカン・トーンが感じられる。それと音自体に魅力がある。それはどういう事かと言うと色々な音が曲に入っている訳だが、そのどの音が出てきても良い音と感じてしまうのだ。これは困った事で試聴というのは言わばアラ探しの要素もあるがこのワイヤー、アラなんて無いのだ。手放しで誉められるような音を出すワイヤーだ。


Tee Funk Dave Weckl  Heads Up

ドラムがビシバシと決まる事この上ない。各楽器間の分離も良く個別に音像が屹立するので実在感が物凄く高い。音のキレの良さはSAXのソロを聴いても分かる。管楽器は実は聞き所は音のアタック感なのではないかと思っているがこのワイヤーの音の立ち上がりの速さとリアルな重量感は滅多に聴く事のできないものだ。こういうドラムがビシバシ決まる曲はこのワイヤーは最も得意とするところだ。


Tchaikovsky: Swan Lake, Op. 20 - Act 3: Danse Russe 

ジョシュア・ベル マイケル・ティルソン・トーマス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴィオリン:ジョシュア・ベル  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他 ジョシュア・ベル

突然クラシックに行く。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だ。なんという艶のある鮮度の高いバイオリンの音なのだろう。これまで弦がいい音がするケースは大変に少なく、これは希少ケースだ。沢山の弦が同時の鳴るのと違い単独のバイオリンはオーディオにはこれまで鬼門だったが、このワイヤーが出てきてその懸念は払拭された。バイオリンを聴くためだけにこのワイヤーを選んでも間違いはない。


Orbiting   Mats Eilertsen Trio  Sails Set

一応、ハイエンド・ソースも聴いてみる。この曲を聴いてわかったのはこのワイヤーのセパレーションの良さだ。試聴はいつもステレオでやっているのでワイヤーの空間表現や各楽器の明確な定位を調査する事ができるのだが、このワイヤーはKelloggのようにある意味神経質に音を取り出すのとは異なり、ざっくりとまずは全体を感じさせてくれてから各部の諸性能に耳が行く塩梅だ。セパレーションの良さはハンダで言うと95#】超絶リアルなステレオセパレーションを持つ ERSIN MULTICOREに極めて近いレベルだ。この二つは限界までセパレーションの良さを追求する人向きだ。



Flight Of The Humble 3   Robert Rook Trio  For Jazz Audio Fans Only Vol.13

ピアノトリオの8ビート。このワイヤーはやはりドラム全般の音が良くリアルでかつ力強い。アメリカ的な音なのだが凡庸な音などではなく特別な音だ。音のエネルギーの表現も素晴らしく、ウッドベースのフレーズやちょっとしたドラムのフィルにも感動できるレベルだ。


Close To The Edge  Yes  Close To The Edge  

このワイヤーの生命力の高さはロック音楽にも吉と出る。そりゃそーだ。生命力を感じられないROCKなど燃えないゴミでしかない。イエスと言うバンドが絶頂期を迎えた時期のこのアルバムは他のバンドでは絶対に出せない音を出している。そのいちいちの音をビビットに生命力豊かに歌いきるそのワイヤーの力に感服だ。


オーディオで十分満足してしまいましたからギターはいいか?とも思いましたが一応レスポールの内部配線材としての感想も書きます。結論から先に書きます。いやー予想していなかった結果だったので驚きました。LPに合うのです。私の「単線はギターに向かない」と言う持論は最近はどんどん落ち目になっていまして、このROEBLINGの登場により更に落ち目になりました。単線でもギターに向くものがあるんだぞ! と今更ですが叫びたいです。具体的にこのワイヤーの良い所は、単線なのに何故か甘い音がするのです。


これはちょっと常識外れの事件みたいな感じがします。前になんかのページで書きましたがギター内部配線材のデフォルトが歴史的に撚線でしたから各メーカー共に何の疑いも持たず撚線をベースに音作りしていたのです。だからそういう中に突然、単線を入れても大抵は不適合になってしまいます。だから私はWEの単線をギター内部に入れて良い良いと言っている人が逆におかしいんじゃないかと内心思っていたのです。しかし・・・それも今日までの話、こう言う単線が登場してしまうと事態は急変します。


実際にこの0.38mmの布巻きエナメル単線をレスポールの内部配線材に使ってみると、これまであんなに良い良いと言ってきたGEなどの撚り線ですら、まだまだだったんだと思わざるを得ません。単線の素晴らしさはクリーントーン時に完全に花開くようでこの透き通った甘さの芳香たっぷりの音は撚り線では太刀打ちできません。撚線の場合、構造上、隣の線と触れ合う事で信号は迷走やクロストークする事になります。これは不可避な現象で好き嫌いの話ではありません。


いや、こんな事をここで書いている事自体がある意味驚きです。今後はギターに向いている単線を鋭意積極的に発掘しようと思いました。ここで聞かれるレスポール・サウンドの恐ろしいほどの表現力は単線、撚線とかの範疇を離れて遠い彼方に飛翔しています….。




最後にストラトです。もう既にオーディオとLPが良かったので仮にストラトに全然合わなかったとしてもへいちゃらです! しかしいざやってみるとLP同様良いのです。ストラトはシングル・コイルと言うプレーンな巻き方のPUですからLPのような癖が無くピュアな訳です。ピュア故にギターの応用範囲を逸脱した音も出てしまう訳でそれがまたストラトの未知の魅力でもあるのですが、この0.38mmのROEBLINGを通すとストラト本来の(まだ誰も聴いた事のない)素直でピュアな表現が出てきてしまうのです。たとえPUリードに撚り線を使っていても不思議なもんで一箇所、単線を入れると必ずその単線の音に全体が影響されるのです。


これは面白い事実でオーディオでも全くその通りなのですがギターも全く同じ、仮にストラトのVOLポットの出力からOUTPUT端子に向かう線にこの0.38mmのROEBLINGを使うと貴方のストラトの音は良い方向に激変します。この音をまず聴いて更に馴染み深い撚り線の雰囲気にちょっと近づけたい人は0.38mmのROEBLINGを2本パラレルで使用してください。信号ラインを単線2本にしただけで必ず音はそれなりに濁ります。普通のAWG22では0.25mm x7本とかが多いですから濁り度は更に深いのであります。まぁ聞き慣れた音ですからそれでも別にいいのですが、ギターサウンドの究極を追い求めるようなちょっと頭のおかしい方はこの0.38mmのROEBLING単線を試す価値があります。




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まとめ 

カブトムシを指で抑えようとすると想像以上の力でそれに抗う力を出してくるが、それが生命力というもので、このワイヤーの最も大きなセールスポイントは他ならぬ生命力だ。一旦このワイヤーのような高いレベルの生命力を感じる物を聴いてしまうと、生命力の低い音は受け付けなくなる。つまらないのだ。生き物は即ちエネルギーだ。そして生命力は生きる強い意志なので生物の根本的なエネルギーなのだ。音楽もそうで要はエネルギー感は出ているのか?  音に生命力が宿っているのか、そこが問題だ。安心してください。皆様にはこのROEBLING 0.38mmと言う強い味方があります。






【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。





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