【147#】ROEBLING 布巻きワイヤー0.38φmm単線 絶対的生命力  50cm = 380円

【147#】ROEBLING 布巻きワイヤー0.38φmm単線 絶対的生命力  50cm = 380円

5.0
ソビエトワイヤーにも驚かされましたが、こちらにはさらに驚きました。もはや単線、撚り線という価値観でワイヤーを考えること自体がナンセンスなのかもしれません。 こちらを試す前に激ヤバを大量購入し、所有するハムバッカー、P90搭載ギター全てに載せたのですが、全てこちらに変更してしまいました。もちろん激ヤバもいい音なのですが、こちらに比べると立ち上がりが遅く、ハンダやコンデンサによってはリアPUが若干甘くなりすぎるような感じがあります。 こちらは激ヤバと同レベルの艶がありながらスピード感が出て中域、中低域がスッキリとするため、コンデンサやハンダで遊びやすいと言うか、色々なものを試したくなるような音です。 作業性はやはりエナメルなだけあって通常の線よりは手間がかかります。また細いため何かの拍子で折れたりしないかも若干心配なので、これと同レベルの音でもう少し線径の太いものがあるといいなと思いました。 ただ、あくまでも予感なのですが、これを超えるワイヤーが今後出てくるような気がしています。
私自身、勝手なイメージでこんなヒョロヒョロの単線1本でギターの音が良くなるなんて、ここ十数年ビンテージ配線を様々なギターに取っ替え引っ替えしている身としては、にわかに信じられないというのが本音でした。 まずヒスコレLPカスタムのスイッチからジャックのプラス側に1本で試しましたが、その凄まじい音抜けの良さに嘘だろ??て自身の耳を疑い、再度元々付けていたウルトラAIW(これ極太の撚り線です)とついでに激ヤバ22AWGも付け直してそれぞれ試しましたが、このヒョロヒョロのエナメル単線の抜け方はちょっとクセになる凄さです。。ビックリしました、、 激ヤバ22AWGは今でもレスポールには最高の撚り線だと思ってますが、コレはまた違うアプローチの、コレが単線ならではなのか?? とにかく今までにない初めての感覚でした。 本当に音の純度が高く明瞭な響きなのに耳に痛くなく、リアにした時のニャーニャー音も絶品です。カツーン!と抜けるが耳あたりが良く倍音もしっかり出てとても単線とは思えないサウンドに本当に驚愕しました。 興奮してストラトにも試してみましたが、レスポールに感じた時と同じく単線ならではの明瞭さがあるのに決して硬くならず、しっかりとストラトの美味しい部分をアウトプットしてくれます。 コレ本当に単線??て感じです 笑 ついでに以前購入して試してなかった96#American Electric Cableとも比べましたが私のストラトにはこのROEBLINGの方が断然好みでした。 個人的には撚り戦を固めて単線ぽくしてる線のサウンドが大好物なので96#American Electric Cableも期待してた以上にかなり好みの方向で良かったのですが、、このROEBLINGは何か魅力的な音がします。 あと心配していた単線ならではの取り回しの悪さ(特にストラトのポットからジャックまでの線)も逆に線が細過ぎる事でむしろ配線の自由度が高く、細い単線なので簡単に折れるのかと思ってましたがそれも全く心配無用でした。作業終えてピックガードを戻す際もストレスなく気持ち良いです。 まだまだワイヤーとハンダの旅は続きそうです。。笑
商品説明











【147#】ROEBLING 

布巻きワイヤー0.38φmm単線

絶対的生命力 50cm = 380円




☆本商品はROEBLINGの布皮膜エナメル線です。



年代は1920年代から1940年代


直径は0.38mm


ROEBLINGは既に一種類出している(87# 0.9mm径)が今回出品する本品はそれよりも直径が細い0.38ミリの布巻きエナメル単線だ。使いやすさとしてはこちらの方が使いやすいと思う。音質的にはROEBLINGは最高のアメリカン・サウンドなのだが、この0.38mmの音質は極めて素晴らしい。詳しくは下記試聴記を読んでいただくとして、ここでは前振りとして見逃せないワイヤーである事だけを印象付けておきたい。




テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


A Day In The Life     The Beatles   Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

たまたまこの曲を選んで良かった。と言うのはこの曲では主にジョン・レノンの猫撫で声と重量感のあるドラムを聞くのだが、バッチリなのだ。声は言うに及ばずドラムのタムやフロアタムのブルンと皮が

震えるような余韻が素晴らしい。試聴のためにこの曲を色々なワイヤーやハンダで行ったが大変に驚いた。恐らくこれは歴代1位の音だ。また音の抜けが良いのか音量も大きめに感じる。リミッターがかかったドラムの音はその特徴的なリミッターサウンドをパーフェクトに体感する事ができる。まだ一曲目だがエージングは早いようでこの曲の中盤あたりでほぼ完全に近い音が出てきた。


I Want To Be Loved Cassandra Wilson Thunderbird

この曲でもこのワイヤーの音質は申し分なくドラムのレンジ感豊かな重量感のある音が素晴らしい! 。それと分解能かな? 音像と音像がくっ付かずに綺麗に分かれてくれるので重箱の隅を覗くように聴いても破綻せずGoodの一言。ある意味最も良い意味でのアメリカン・トーンが感じられる。それと音自体に魅力がある。それはどういう事かと言うと色々な音が曲に入っている訳だが、そのどの音が出てきても良い音と感じてしまうのだ。これは困った事で試聴というのは言わばアラ探しの要素もあるがこのワイヤー、アラなんて無いのだ。手放しで誉められるような音を出すワイヤーだ。


Tee Funk Dave Weckl  Heads Up

ドラムがビシバシと決まる事この上ない。各楽器間の分離も良く個別に音像が屹立するので実在感が物凄く高い。音のキレの良さはSAXのソロを聴いても分かる。管楽器は実は聞き所は音のアタック感なのではないかと思っているがこのワイヤーの音の立ち上がりの速さとリアルな重量感は滅多に聴く事のできないものだ。こういうドラムがビシバシ決まる曲はこのワイヤーは最も得意とするところだ。


Tchaikovsky: Swan Lake, Op. 20 - Act 3: Danse Russe 

ジョシュア・ベル マイケル・ティルソン・トーマス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴィオリン:ジョシュア・ベル  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他 ジョシュア・ベル

突然クラシックに行く。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だ。なんという艶のある鮮度の高いバイオリンの音なのだろう。これまで弦がいい音がするケースは大変に少なく、これは希少ケースだ。沢山の弦が同時の鳴るのと違い単独のバイオリンはオーディオにはこれまで鬼門だったが、このワイヤーが出てきてその懸念は払拭された。バイオリンを聴くためだけにこのワイヤーを選んでも間違いはない。


Orbiting   Mats Eilertsen Trio  Sails Set

一応、ハイエンド・ソースも聴いてみる。この曲を聴いてわかったのはこのワイヤーのセパレーションの良さだ。試聴はいつもステレオでやっているのでワイヤーの空間表現や各楽器の明確な定位を調査する事ができるのだが、このワイヤーはKelloggのようにある意味神経質に音を取り出すのとは異なり、ざっくりとまずは全体を感じさせてくれてから各部の諸性能に耳が行く塩梅だ。セパレーションの良さはハンダで言うと95#】超絶リアルなステレオセパレーションを持つ ERSIN MULTICOREに極めて近いレベルだ。この二つは限界までセパレーションの良さを追求する人向きだ。



Flight Of The Humble 3   Robert Rook Trio  For Jazz Audio Fans Only Vol.13

ピアノトリオの8ビート。このワイヤーはやはりドラム全般の音が良くリアルでかつ力強い。アメリカ的な音なのだが凡庸な音などではなく特別な音だ。音のエネルギーの表現も素晴らしく、ウッドベースのフレーズやちょっとしたドラムのフィルにも感動できるレベルだ。


Close To The Edge  Yes  Close To The Edge  

このワイヤーの生命力の高さはロック音楽にも吉と出る。そりゃそーだ。生命力を感じられないROCKなど燃えないゴミでしかない。イエスと言うバンドが絶頂期を迎えた時期のこのアルバムは他のバンドでは絶対に出せない音を出している。そのいちいちの音をビビットに生命力豊かに歌いきるそのワイヤーの力に感服だ。


オーディオで十分満足してしまいましたからギターはいいか?とも思いましたが一応レスポールの内部配線材としての感想も書きます。結論から先に書きます。いやー予想していなかった結果だったので驚きました。LPに合うのです。私の「単線はギターに向かない」と言う持論は最近はどんどん落ち目になっていまして、このROEBLINGの登場により更に落ち目になりました。単線でもギターに向くものがあるんだぞ! と今更ですが叫びたいです。具体的にこのワイヤーの良い所は、単線なのに何故か甘い音がするのです。


これはちょっと常識外れの事件みたいな感じがします。前になんかのページで書きましたがギター内部配線材のデフォルトが歴史的に撚線でしたから各メーカー共に何の疑いも持たず撚線をベースに音作りしていたのです。だからそういう中に突然、単線を入れても大抵は不適合になってしまいます。だから私はWEの単線をギター内部に入れて良い良いと言っている人が逆におかしいんじゃないかと内心思っていたのです。しかし・・・それも今日までの話、こう言う単線が登場してしまうと事態は急変します。


実際にこの0.38mmの布巻きエナメル単線をレスポールの内部配線材に使ってみると、これまであんなに良い良いと言ってきたGEなどの撚り線ですら、まだまだだったんだと思わざるを得ません。単線の素晴らしさはクリーントーン時に完全に花開くようでこの透き通った甘さの芳香たっぷりの音は撚り線では太刀打ちできません。撚線の場合、構造上、隣の線と触れ合う事で信号は迷走やクロストークする事になります。これは不可避な現象で好き嫌いの話ではありません。


いや、こんな事をここで書いている事自体がある意味驚きです。今後はギターに向いている単線を鋭意積極的に発掘しようと思いました。ここで聞かれるレスポール・サウンドの恐ろしいほどの表現力は単線、撚線とかの範疇を離れて遠い彼方に飛翔しています….。




最後にストラトです。もう既にオーディオとLPが良かったので仮にストラトに全然合わなかったとしてもへいちゃらです! しかしいざやってみるとLP同様良いのです。ストラトはシングル・コイルと言うプレーンな巻き方のPUですからLPのような癖が無くピュアな訳です。ピュア故にギターの応用範囲を逸脱した音も出てしまう訳でそれがまたストラトの未知の魅力でもあるのですが、この0.38mmのROEBLINGを通すとストラト本来の(まだ誰も聴いた事のない)素直でピュアな表現が出てきてしまうのです。たとえPUリードに撚り線を使っていても不思議なもんで一箇所、単線を入れると必ずその単線の音に全体が影響されるのです。


これは面白い事実でオーディオでも全くその通りなのですがギターも全く同じ、仮にストラトのVOLポットの出力からOUTPUT端子に向かう線にこの0.38mmのROEBLINGを使うと貴方のストラトの音は良い方向に激変します。この音をまず聴いて更に馴染み深い撚り線の雰囲気にちょっと近づけたい人は0.38mmのROEBLINGを2本パラレルで使用してください。信号ラインを単線2本にしただけで必ず音はそれなりに濁ります。普通のAWG22では0.25mm x7本とかが多いですから濁り度は更に深いのであります。まぁ聞き慣れた音ですからそれでも別にいいのですが、ギターサウンドの究極を追い求めるようなちょっと頭のおかしい方はこの0.38mmのROEBLING単線を試す価値があります。




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まとめ 

カブトムシを指で抑えようとすると想像以上の力でそれに抗う力を出してくるが、それが生命力というもので、このワイヤーの最も大きなセールスポイントは他ならぬ生命力だ。一旦このワイヤーのような高いレベルの生命力を感じる物を聴いてしまうと、生命力の低い音は受け付けなくなる。つまらないのだ。生き物は即ちエネルギーだ。そして生命力は生きる強い意志なので生物の根本的なエネルギーなのだ。音楽もそうで要はエネルギー感は出ているのか?  音に生命力が宿っているのか、そこが問題だ。安心してください。皆様にはこのROEBLING 0.38mmと言う強い味方があります。






【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。





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