【157#】Top Line 50487 【40/60】気付かされる音 10cm = 800円

【157#】Top Line 50487 【40/60】気付かされる音 10cm = 800円

5.0
ギターでVS4.0を主軸に置いたサーキットを作りたく、HOTのメインにコチラを選択。 説明文を見てとてもVS4.0と近しい属性を感じたのと、溶けやすく扱いやすのも大きなポイントでした。 どちらもそこまで原音にエフェクトを与えず、サポートするタイプのハンダですね。 ワイヤーは枯れも渋さも強い癖もない爽やか優等生【99#】CHESTER CABLEにしました。 これらの配線材でジャックにのみVS4.0を使用。 その結果、PUの原音や個性を非常にプッシュしてくれるサーキットになりました。 フロントではジャズチックな甘いトーンが出せるし、リアでは歪むと吠えるしで、 汎用性の高いギターになって大満足です。
商品説明








【157#】Top Line 50487

【40/60】

気付かされる音

10cm = 800円




☆本商品は米国トップラインのROSIN CORE SOLDERです。


TYPE :  ROSIN CORE

GRADE  : 50487

 ALLOY : 40/60

年代は1930年代から1960年代


直径は3.15mm



アメリカのビンテージソルダーの中でTopLineがどのあたりに居るかはなかなかわかりにくく、物凄く激レアという訳でもなく、反対にありふれている訳でもありません。しかし前回の93-C# Top Line 51156が物凄く良かったのでVWD21としては今後も注目していくメーカーになります。今回の157# Top Line 50487は合金比が40/60と言う事で前回の93-C# Top Line 51156とは当然違う音だと推測します。51156は合金比の表示が無いのでわからないのですがおそらく50/50の可能性が高いです。さて今回の157# Top Line 50487はどんな音なんでしょう?





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


She's Leaving Home  The Beatles  Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

無意識に選んだ最初の曲、ビートルズ。私のビートルズ体験の最初は隣の兄の部屋から漏れ聞こえるビートルズの音だった。単なる音なのだ、音楽音楽と特別扱いしているが実際に聞こえているのは音の重なりだ。その音の重なりが隣の部屋から漏れてくるので嫌でも耳に入ってしまう。中学1年の頃だ、当時私が聴いていたのはバディ・リッチ・オーケストラのLPでポップスには無縁だった。


だからと言ってJAZZを聴いているのでもなく、要するにバディ・リッチのドラムを聴いていた。当時の私はドラムが頭の中央に居座っていて支配されていた。なぜドラムだったのだろう。思うにメロディ楽器ではない”叩く楽器”だったからかも知れない。少年時代のストレスは大人になってからのそれとは異なり、身近な親からのそれであったり、通っている学校にまつわるあれこれだったりと大人と変わりない量のストレスを感じていた。そんな自分にとってドラムはストレスを破壊してくれる物だった。ドラムの椅子にいつも座っていた、ジミヘンがギターを離さなかったのと似ている。その椅子こそが自分の座であった。


学校から帰るなりドラムの椅子に座ると安心できた。そこが自分の居場所だった。座っていると兄も帰っていたのかビートルズやローリング・ストーンズの音が隣の部屋から流れてくる。音は選択できるようでできない、喫茶店で隣の席の人達が大きな声で話している内容がついつい耳に入ってしまうように兄の部屋から侵入してくるビートルズやローリング・ストーンズの音波は中学生の心を徐々に蝕む。


さてShe's Leaving Homeだ。イントロはハープから入る。バックの弦アレンジが巧みでとてもティーン・バンドの曲に使われている事自体が驚きだ。バックが良いと歌も良く聞こえる。この曲ではエレキもベースもドラムも一切入らない。弦楽オーケストラのみの伴奏だ。だからビートルズは歌だけを歌う。多分だが「えっ! そうなの?」「どうやらプロデューサーの一声らしい」「あー、演奏できないんだ、、、つまんないなぁ」などとビートルズのメンバーは不満を漏らしたに違いない。だってね、コンサートの時にはこの曲はやらないか、いちいち弦楽オーケストラを連れて回るかどっちかだ。だがこのSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandと言うアルバムは所謂コンセプト・アルバムだ。ライブ演奏を前提に考えられているわけではない。なので結果的にこのように素晴らしい曲が誕生したのだ。TopLine50487を通すこの曲は素晴らしい! 細かい事をいちいち書く気にならないほど。




Ave Maria  Celtic Woman  Celtic Woman [Bonus Tracks]

無意識に選んだ2曲目もイントロはハープだった。ハープの伴奏の上に非常に透き通った声で天使のように歌うアベマリア。実はいまいちケルティックウーマンの良さがわからなかったのだがこのハンダで気付いたのだ。なるほどね、このグループのアルバムを愛聴する人達は癒しを求めているのだ。癒し、それは色々なストレスに晒されている我々近代文明に生きている人達にとって最も必要なものかも知れない。人は何故悩み、笑い、気落ちしたりするのだろうか、ストレスにさらされていても気持ちはしっかりしようと思っているのだが体は正直だ、体は癒しを求めている。そういう気分の方がレコード店もしくはネットショップで無意識にケルティックウーマンを選ぶ。このハンダ、TopLine50487を通して聞くケルティックウーマンのこの曲は正に音楽による癒しに他ならない。それも極上の癒しだ。


Heads Up  Dave Weckl  Heads Up

このバスドラムの音は心臓の鼓動を連想させる。このハンダは決してレンジが広大な訳でもなく、高域が華麗になる訳でもなく、そう言う事無しに音楽が生物化する。生物になった音楽は音という触手で聴く者をいたぶるのだ。よく音楽にヤラれたと思う時があるだろう。そう音楽は襲ってくるものである。皆さん音楽は無害なものじゃありませんよ。その証拠に音楽にヤラれた人達がこのサイトにも多数集まっております。だからというか昔から大衆音楽というものは政府から監視が入ったり規制されるのです。


理由は健全な少年少女に罹患するからです。音楽が実は危険なものである事は音楽をやっている人は特に知っています。文明社会は基本、人民には働いてもらわなければならず音楽にうつつを抜かして労働をサボる事を良しとしません。Dave Wecklなんかはそういう意味では犯罪者みたいなもんです。ドラムばっかり叩いていますから。そのDave Wecklの叩くこの曲、TopLine50487を通して聞くと生き生きとしていてハートを直撃します。フュージョンが何で自然発生したのか考えるとこれまでのモダンジャズを真面目に演ってきた連中が「あのさー、もっと単純に楽しめる曲やんない?」とか思って始めたのかも知れない。TopLine50487はこの曲をこれ以上ない楽しい音で再編成し聴く者をワクワクウキウキさせる。


Killing Me Slowly  Julia Fordham  The Julia Fordham Collection

物凄く安定した音です。盤石な基礎のある建築物のように少々の事では揺らがない安定感安心感のある音です。アメリカ・ハンダの明るく乾いたトーンはしっかりと持っています。それに加えてこのハンダならではの様々な美点が見てとれます。その一つが「あれ? こんな音入っていたっけ?」と言う現象。普段は見逃して記憶に残らなかったような音も見事に色彩の彩度と厚みが増すことで意識の表面に浮上してくるのかも知れません。一見ハイファイ感が無さそうに見えるのに肝心な所に来ると美音を出してくるという感じです。


Do You Really Want To Hurt Me  Karen Souza  Essentials

この曲のイントロ部の前奏がこんなに内容のあるものであるのを初めて知った。正に”気付きのハンダ”ではないか! 派手さはさほど無く地味ではなく誇張は少なく寡黙でもない、この157# Top Line 50487はそんな音ですが唯一特筆大書できる事が「気付き」だ。50487は音に気付かせてくれる。当然音楽に更に奥行きがある事も教えてくれる。非常に玄人肌のハンダだと思う。





Lock & Key    Julia Fordham  The Julia Fordham Collection

普段は別に印象が残らない曲でしたが157# Top Line 50487で聞いて良さがわかりました。何気ない一つ一つの音の印象が深くそれぞれの音にいい音だなぁと感じてしまうのです。何度でも言いますが周波数的に激変したりはせず、そのまんま(ソースに含まれる)なんですが味わいは異なると言う・・・そんな感じです。こんな音が入っていたのかと再認識する箇所多数で普通のハンダよりも音の気付きが多いようです。



Lunch Break: Peak Hour  The Moody Blues  Days Of Future Passed 

前半のロンドン・シンフォニック・オーケストラの演奏部を聴く。93-C# Top Line 51156の時に高評価だったこの曲、157# Top Line 50487 ではどうなんだという事で聞いてみた。至って自然体で普通だ。93-C# 51156では「音のビビットさが高い―――音の鮮度と解像度が高い」と大絶賛だったからちょっと拍子抜けがしたが、実は良く聴くとこちらの方が楽曲のオリジナルに近いのかも知れない。ROSIN COREという事では両方ともそうだから後は合金比率の違いを疑った。今回主役の【157#】Top Line 50487 (40/60)は比率が40/60だから、93-C# 51156の方は50/50、もしくは錫が鉛を上回っているのかも知れないが書いてないのでわからない。音の派手さは93-C# 51156の方が上で157# 50487 は自然派でオーガニックな味わいだ。


レスポールです。このハンダは40/60の合金比なのでギターには文句なく合うだろうと思ってましたが予感は見事的中し耳障りな音は一切出ませんし、さりとてハイの物足りなさも感じない絶妙さを持っています。ギタリストがピックを鋭角に弦に当ててヒステリックな音を出そうとしても全く耳に痛くありません。クリーントーン、特にフロントPUの音は最高に蕩ける良さがありなかなか他では味わう事のできない良い音です。歪みをかけると今度は完全に咆哮タイプの音が全開します。この50487はレスポールに完全対応と言えます。どんなポジションにしても味が深めで粘りがあり艶があります。特に深く歪ませた時の音は爽快な解放感がありI’m Free!!と叫びたくなります。マイク・ブルームフィールドあたりを好きな人にとっては堪らん音がします。




ストラトにも最高度にマッチする音です。40/60なので耳に痛い所は無く、ただただストラトの音色に浸れます。ビンテージ・トーンの雰囲気は枯れ感40/艶と粘り60と言った塩梅です。40/60なのでリアPUにしても騒々しさが無く使いやすいです。チョーキングした時の陶酔感のあるトーンはPU交換では得られないような総合的な質感の向上が得られます。チョーキングやビブラートをよくする人にはマスト・アイテムなのではないでしょうか?パキパキした音にしてもちょっとテレキャス的なペキペキ感が得られます。いなたい音もバッチリです。ハーフトーンにすると魔法がかかったような蠱惑的な面が出てきます。




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まとめ 

93-C# 51156同じ年代のROSIN COREなので同じ傾向かと思いきや全然別のハンダと言えます。51156は死角の無いオールラウンダーとして最高位のポジションに居ますが、今回の157# 50487は一見普通に見えて実は凄い音を出すのです。HIFI感を求める場合は51156がいいでしょうね。50487は特にギターに使用した場合はレスポール、ストラトを問わずに良い音がします。50487をオーディオに使用した場合は周波数特性には大きな変化はないものの音楽の味わいが一気に深くなります。そういう意味では1940年の英国ハンダ達に近いものがありますがToplineはアメリカのメーカーですのでまた別のテイストです。サウンドを大きく変える事なく音楽の味わいをコントロールできるハンダですね、このTop Lineは。使いやすさは抜群で低い温度でも溶け、しかも付きやすいのが特徴です。使用感としては優秀で上の上です。勿論ペーストは要りません。






【ご注意】


価格は10cm単位ですが一回の購入での個数上限はx6と致しますので前もってご了承ください。





数量1(10cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=6)をして下さい。




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【157#】Top Line 50487 【40/60】気付かされる音 10cm = 800円画像