【170#】NATIONAL-BLUE
レスポール用配線材
50cm = 1.850円
☆本商品はアメリカ製のナショナル製ワイヤーです。
MADE by : NATIONAL WIRE & CABLE
TYPE : フックアップワイヤー
SIZE 18AWG (0.28mm x 18本)撚線
年代は1940年代から1950年代
NATIONAL WIRE & CABLEはアメリカの会社です。商品名をNATIONAL BLUEにしたのはこの青の色がとても印象的だったからです。年代はフィラデルフィアと同じ頃です。
VWD21はこのメーカーの布巻き単線は持っていましたが撚線は初めての体験でしたが・・・・こっ!・・・これが大変な代物でして、、、レスポール・ファンお待ちかねのワイヤーだったのです。詳しくは下記をお読みください。
テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのワイヤーを使用した結果を述べます。
レスポールです。いやぁ驚きました!! この糖度の高い甘さは極上のものです。 それと陶酔度が高く酔うような音色です。 グレーサーというレスポールに大変に向くハンダがありますが 非常にその音色と共通感があります。 クリーントーンも素晴らしく 透明感があるのに粘りもあるのです。 クリーン段階から歪みを深くしていくと リミッターがONになったかのような 非常にスムーズな音になります。 |
それとこのワイヤーだけなのかも知れませんが甘くスウィートな音とアタックの立ち上がりの良さが同時共存しているのです。これは不思議です。そして歪ませていくとリミッターがかかったような音になるんです。その時点でも立ち上がりの音は溌剌と光り輝いています。このような音色は仮に本物のバーストを弾いたからと言って滅多に出るものではありません。このNATIONAL BLUEだけのものです。
とろみの効いた美しさのようなものも感じます。激しいプレイもいいのですが反面、バラード的な叙情性溢れるプレイでの円やかさと艶やかさがとても良いのです。例えを言えばジェフ・ベックが弾くCause We've Ended As Loversのようなプレイです。サンナタなどもこの部類に入りますね。ブルース・テイストをベースにしながらも独自の可能性を探求しているギタリストなんかはこのワイヤーを気に入ると思います。
色々な音のレスポールらしい音色がありますが、このNATIONAL BLUEはレスポールが出しうる可能性の全てにマッチします。
そういう意味でこのワイヤーは真にレスポール向きです。あまりにもレスポール系(広義ではハムバッカーPU全体)に向くのでストラトやオーディオでの試聴結果はほんのちょっとだけに留めます。
ストラトです。おかしな話ですけどKESTERのスペシフィケーション・ソルダーのような音が出ます。いなたく粘ると言うか枯れ味を含みながらそうなります。そしてLP同様、味わいが深いというか・・コクのある音を味わえます。ある意味大人のワイヤーなんですね。ストラトでBLUES弾く人も沢山居ますがこのNATIONAL BLUEはその用途にもバッチリです。ストラトという楽器は奥が深くギタリストとストラトが深い仲になりますと生涯を通じて共に呼応し合うような関係になりますから恐ろしいものです。
AUDIO用の結果も少しだけレポートします。
ホテル・カルフォルニア イーグルズ LIVE盤
この曲は名盤で、オリジナル・トラックよりも熱気溢れるプレイが聴けます。ここでのジョー・ウォルシュのギター・ソロの音は粘りの権化のような感じでやはりレスポールは粘らなければならないのです。ストラトだと粘っても相変わらずクール感がありますから、粘って熱いのはレスポールしかありません。
箱物だと音に渋さ(立ち上がりと立ち下がりが早い)が加わってしまいますからまた別の方向性です。結論から言うとレスポールだけがソリッドボディでハムバッカー特有の粘りとサスティーンの長さが得られるので生き残った事になります。ちなみにストラトにも鉄ブロックを外してテレキャスのようなテールピースの仕様もありましたが、やはりサスティーンが短く、その音のファンも居ましたが生き残ったのは鉄ブロックのあるストラトだったのです。ギターのサスティーン問題は根深くソリッドほど長くなります。
箱物では弦の振動エネルギーはボディと共振して早めに失われてしまうのでサスティーンは短いのです。逆にその方がJAZZには向いているのです。一時期のロック・ギタリストは1発のチョーキングの音が永遠に続いて欲しかった訳でそのような装置を開発したメーカーもあります。
トラック07 “ピアノトリオ+ギター、SAXの演奏”
普段はあまりサックスやギターの入ったJAZZは聞かないのですが、たまたまこの曲をかけたら思いの外、良かったのでついつい書いています。曲は多分、枯葉です。SAXのソロは生々しく、この楽器は最初から歪み系の楽器だったんだと改めてそのゾリゾリとした良さを感じます。JAZZギターのソロってROCKやBLUES派からすると、なんでそんなに背中を丸めて渋い音出してんの?って思いますが、この曲でのギターソロを聴くと良さがわかるのです。
JAZZでは殆どチョーキングをする人は居ません。感情の表し方がROCKやBLUESと違いもっと間接話法的であり、ちょっと表面の熱い感情から数歩後の位置に居てそこから斜に構えたソロを展開するわけです。全体的にJAZZ MANの思うカッコ良さとは”斜に構えてクールにプレイする”美学なのです。思うに田舎のブルースマンのそのまんま状態に較べると、そこから都会に出てスーツを決めてニヒルな良さを追求したのかも知れません。
BB・KINGは田舎でトラクターを運転していたのですが誤って高価なトラクターをぶつけて壊してしまい、これは雇い主に殺されると思ってそのまま都会に逃げたのですが、その都会のライブハウスで演奏していた頃、トイレで用を足しているとトイレの外側でマイルス・デイビスがバンド仲間と自分の事を話していたようで、要するになかなかいいと褒めていたのを聴いて物凄く嬉しかったそうです。
このワイヤーはニヒルでクールで斜に構えたJAZZ用途と、感情むき出しのROCKやBLUES、一方で叙情的なバラード・プレイのそのどれにも使える稀有なワイヤーです。つまりソリッドだけではなく箱物にも使える所が魅力です。
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まとめ
18AWGなのでこのNATIONAL-BLUEはそのままスピーカーケーブルとしても使えますし勿論、音響機器内配線用としても良いのです。しかしながら何よりも有難いのはギター内部配線ワイヤーとして。これが本当にベストマッチです。その中でもレスポールには全く文句無く合います、フィラデルフィアと甲乙付け難い感じですが、こちらの方が音のとろみがあり、加えて箱物ギターにもマッチングする音色なのです。そういう意味ではギターも万能です。
オーディオ傾向としてはアメリカの良い時代のフロンティア・スピリットが溢れる音とも言え、年代物の音楽から最新のROCKやボーカル物、ポピュラーミュージックまで何でもござれ。特に低域の充実度は相当なものでシステムの何処か一箇所に入れるだけでも低域の充実感を図れます。このワイヤーの場合クラシックやJAZZの繊細系と言うよりはJAZZなら60年代から80年代、そしてPOPS、ROCK、その他のポピュラーミュージックを最高最適に鳴らします。細かい事は抜きにして楽しくやろうよ! という気概に満ちたフロンティア・スピリット溢れる音です。
全ギタリスト注目のワイヤーが出現しました!
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