【171#】BOW 青/黄色 ROSIN CORE 実に内容の深い素晴らしい大人のハンダ 7.5cm = 1.000円

【171#】BOW 青/黄色 ROSIN CORE 実に内容の深い素晴らしい大人のハンダ 7.5cm = 1.000円

3.0
自分は深みがわかりませんでした(汗)すいません。 ultra guitar wire2と共に使用しました。switch craftのホット-アース同士の接合で 音色実験として使用しました。多分間違いなくギター用半田と思います。kesterよりは中〜高音はあっさりめです。 半田しやすさは通常というところです。しっかりヴィンテージフラックスを使用されてください。この個体の一個前に青ナッソと比較してしまいそれもあるかもしれません。もう少し使用させてもらって評価を変えるかもです。
商品説明











【171#】BOW 青/黄色 

ROSIN CORE

実に内容の深い

素晴らしい大人のハンダ   

7.5cm = 1.000円




☆本商品はアメリカの

ビンテージ・ソルダー

BOW社のROSIN COREです。


TYPE : ROSIN CORE


年代は1940年代から1950年代


直径は2.3mm


使い勝手は物凄く使い易い!

低い温度ですぐ溶け

すぐ付いてくれる

勿論ペーストは不要だ


VWD21は過去に何種類かのBOW社のハンダを扱いましたが、実はこのハンダはヤフオク時代に売っていました。しかし・・今思うとこのハンダの全容をよく理解していなかった事が今回の試聴で明らかになりました。


ヤフオクにて4/3の量を販売して完了し残りはとってあったものです。1ポンド程度の重さがあるので1ポンド分ですね残量は。このハンダは私にとっていつも気になるハンダでした。まずルックスが良い。古いメーカーロゴが付いている時期のスプールデザインは好みです。


シンセでもオーバーハイムの8VOICEの頃の同社のロゴなど酷く好みです。ARPもMOOGも当時の筆記体的なロゴが好きです。私は50年代を一応の中心にビンテージ物を考えています。まぁ自分が50年代生まれなのでどうしてもそうなります。


60年代に生まれた人は60年代が自分の基準になります。これは仕方がない事です。確か記憶ではこのBOWは5ポンド物を3つ購入したのです。それで一個は知り合いにあげて一個はヤフオクで完売し、残る一個がこれです。少ししか残っていません。それが悔しいです。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。


AUDIO用の結果をレポートします。


Central Reservation  Beth Orton  Central Reservation

私にとって現在最も仕事らしい仕事が試聴だ。試聴につぐ試聴で多分耳は鍛えられている筈だ。そんな耳がこの曲で「ん?!」と何かを感じた。何かいつもと違うような気がした。それが何か分析したら奥行き感だった。


何かいつもよりもその辺が良く聴こえた。ステレオの音とは一種の合成だから一重に定位とか音像と言ったってファントム・イメージなのだ。このファントム・イメージをそれらしくするには精密な奥行表現が必要だ。音のそれぞれが左右のどの辺に、そして前後のどの辺りに位置するのか? これが認知されないようではいっちょまえのステレオ音とは言えない。


このハンダの素晴らしいところはまずここだ。この音像定位のセパレーションの良さと輪郭が滲む事のない定位の座標感がとても気持ちいい。音像のそれぞれは固有の性質と質量感を持ちクオリティの高い現実感を出している。


Candles  Beth Orton Sugaring Season

聴いているとジワっと滲み出てくる言葉が真実味だった。リアルと真実は同じようだが違いリアルは現れているそれそのもの。真実は形象の奥に浮かび上がる実在のような気がする、このハンダは真実の方だ。ベス・オートンの声があたかも形而上的に啓示のように上から降りてくるのだ。


そして立像は100%リアルでもあるからリアル+真実で内容がより深くなって聴こえる。この曲はジャンル的にAlternativeらしくAlternativeが何であるかよくわからないが、真面目なポップスなのかも知れないが、このハンダの効果により聴いている行為が安易な時間ではなく深みのある享受時間に変化している。


MegaMix 2000 (Radio Edit)  Earth, Wind & Fire  The Best Of Earth, Wind & Fire Vol.1

聴いていて全然うるさくない、なのに迫真に迫り音像はしっかりと輪郭が感じられ加えて表面硬度まで予測できそうな音なのだ。こなれた音と簡単にまとめるだけではこのハンダの全てを伝えた事にならない。


止まる音はしっかり止まり走る音はしっかり走る、そんな感じだ。そんな車の基本性能に通じる部分がこのBOWはよく出来ている。単にアメリカ・ハンダの平均的な良さを持っている…などと軽くまとめることをこのハンダは許してくれない。


このアースの曲はCDだと普通、喧しいのである。CDが世間に登場した時はもうこれからはデジタルの時代だと皆が安易に靡いた訳だが、そう確かにLPに較べ取り扱いは楽だし小さいし良いところは多い。何処の世界にも尤もらしい事を言う人が居るがCDが出た当時、ある人が「あのね、全国のレコードショップの棚にはLPレコードが平均3000枚入るのだけど、CDになるともっと沢山置けるからなんだよ」としたり顔で言われた事がある。


あれから何十年・・一度は絶滅したかに見えたアナログ・レコードは現在一定数の需要があるので作られているわけだ。アースのこのアルバムは私なんかはアナログ時代に結構聴いていたのでCDになって、なんじゃこりゃ!?と呻いた。松田優作である。音が悪い、と簡単にまとめる人が多いがどのようにLPとCDは違うのだろう。実はレコード再生というのはリクリエーションなのだ。これ再創造ね。


CDの場合は電気信号のままデジタル・データに置換される。一方、アナログレコードには電気信号は入っていない。そこにあるのは溝だ。彫られた溝。針がその回転する溝通路に置かれると自然に内周に向かってトーンアームが動いていく。その間何をしているのかというと溝に彫られた情報をピックアップしているのだ、原始的なやり方で。


順番で言うと電気信号の変化を溝の掘り具合の変化に変換していきLPになるので、再生時は溝の掘り具合から🔴🔴して電気信号に再び戻すことになる。この🔴🔴こそがリクリエーション、再創造なのだ。エレキギターを弾く人ならわかると思うがエレキは鉄弦が磁界の中で動くことにより発電される。エレキの音はここで作られている事になる。それと同じくLP盤は溝をスキャンして再発電しているわけで、それは限りなくエレキギターと近い。


CD時代になってとりあえず録音コンソールからのOUTPUTは全てデジタル・データになった。なのでCDはデータのコピーだ。🔴🔴の部分が無い。アースの曲がアナログ盤よりも劣るとしたら🔴🔴部分が無い事だ。仮にエレキギターのPUが近い未来にアナログ/デジタル変換器になったとしたらエレキの音もCD並みに落ちる可能性がある。


各弦の真下にポールピース形状の超小型A/Dコンバーターが配備されてギターのボディからの出力はデジタル・データになれば確実にエレキの音は落ちるだろう。しかしまぁ仮にそういう時代になったとしても今度はレスポールならレスポール、ストラトならストラトのアプリにより化粧して「らしく」なった音を皆が喜ぶ時代が来るかも知れない。そうならない事を祈りたい。


このハンダはアースの音をデジタル臭くない音に変化させる力を持つ。




Jagannath  Simon Phillips Protocol V

冒頭のMINI MOOGと思われるシンセサイザーの重低音にニンマリ。そうなのだMOOG社のシンセの音は他とは違う、VCO(ボルテージ・コントロールド・オシレーター)そのものの音が分厚いのだ。その昔プロオーディオやシンセサイザーを取り扱っていた時に俗にタンスと呼ばれるMOOG 55が店にやってきた。単純にVCOからの単独出力の音が恐ろしく太く驚いた記憶がある。いま正にその音がしている。


それとドラムが入ってからのインプレッションだが何と言えばいいのだろう、通常は奥行き感の薄い平面的な音像がこのハンダを通すと奥行き感が出てきて音像自体も真横のフォルムまで見えてくる音になのだ。それでいて高域とかは変化はしない。前も音像の立体感と高域の出方は無関係だ・・・等の発言をしたが今回もそれを上書きした感がある。


全く持ってハンダの音響効果というものは凄まじく、長い間音楽&音響関係の仕事をして来たがハンダの恐ろしさを知ったのはつい最近、そう赤ナッソの登場からだ。ハンダは何故かいっぱい持っていた。なのに軽視していた。ハンダというものは音質劣化しかしないと決め込んでいたのだ。少なくとも30年間はそう思っていた。だが体験というものは認識を新たにするもので私はハンダに横っ面を叩かれた思いがした。だから今はハンダをワイヤー同様に注意深く追求する事にしている。


サイモン・フィリップスは今日風のドラマーだから名前は知っていたがバディ・リッチからドラムワールドに入った者からすると彼は私の意識の圏外にいた。だがそういった偏見を横に置いてこの曲に浸ってみると音響といいドラムの快感といい、これはこれでアリだと思った。このハンダは高域の強調を殆どしない。なのに音の厚み、音の立像感、音場感などに優れる。ありそうで無い音だ。


サイモン・フィリップスのドラムセットは周囲360度をドラムが覆っているような形でとにかく凄いのであるが彼のドラムの腕は並々ならぬ実力である事は認めざるを得ない。しかも難易度の高いツーバスである。正確無比で一音一音が重く厚い。このハンダはそれらを見事に再演する。




Mauro Gargano-Mo'  

ピアノトリオだ。この音は実にいいっ。子供の音ではない年齢で言えば30代以上、40を少し過ぎた辺りの年齢感がある。渋いという程は行ってない。まだまだ若さが乗っていてしかも経験値を深めた大人の持つ知性、つまり前に行くだけではなく後に一歩下がって物を見ることが出来る心境を音に感じる。


JAZZは野性と知性のせめぎ合う音楽だ、このハンダはその両方がよく表現される。大人のハンダとタイトルに付けちゃっても良い気がする。このハンダの音って他には無いような気がする。聞けば聞くほど気になるハンダだ。量が少ないのが心配だ。早く無くならないで欲しい。



Kate Wadey/A Hundred Yers From Today-Angel Eyes

JAZZの女性ボーカルを最後に聞こう。この曲はドブロ・ギターのような枯れ感と渋み溢れる音からスタートするがその音が驚くほど原音だ。いや私はその原音を知らないので、そんな気がすると言う意味だが驚くほどに原音だと信じれる音が出ている。そしてカレンの歌が入る。この声を聴いているとボーカリストはまず声だと思う。カラオケ選手権などで満点を出したとしても良いボーカリストとは言えない、そう声質なのだ。


ミック・ジャガーもその辺りの事を十分に理解していたようで自分の声がまず良い事を語っていた。声というものは一人一個の声帯を天から与えられたようなもんで当たりを得た人は幸運だ。ハズレの声帯を得た人は音程を正確にするとかテクニックで聴かせるしかない。このハンダはその声質というものを怖いぐらいによく出す。声を聞くにはそれぐらいの実力が必要だ。そうボーカルは声の良さだからだ。BOW SOLDERさんよアンタは合格だ。


レスポールです。この音は最初弾いた時はまぁ中の中ぐらいかなと思った。しかし弾くに連れ「いや悪くないぞ」を経過して「なかなかいいじゃん」に偏移していった。このヌチャッとした粘り感はガーディナーともまた異なるテイストで蜜柑とオレンジが違うように別の粘り感がある。濡れ感もしっかりある。果汁で言えば滴る感じだ。音の甘さは中位だが粘り方に独特のものを感じる。


フロントでクリーントーンにして弾いてみると音の立ち上がりの瞬発力があり新鮮な果実のような味わいだ。歪みを深くして行くとニャーニャー音が激増して猫だらけのような音に・・・猫の洪水になる。こういったハンダによる音のニュアンスの違いはプレイヤーの嗜好で感じ方が異なるのだがレスポール系のサウンドを愛好する方ならば良さがわかってもらえるだろう。


クリーントーン系のソロでは立ち上がりが明確なので力の込め甲斐がある。しかもクリーントーンの中にも七色のスペクトラムの変化のような薄いタマムシ系の倍音変化があり飽きさせない。




ストラトです。これはいいです! 何が良いかと言うと音の滑らかさとビンテージ感溢れるその艶です。試しにフロントで弾いてみてください。わかります。耳馴染みの良い音で全くうるさい音がしません。


味は味まくりで味の権化です。ペキパキした音にするとその音の立ち上がりはテレキャスターのそれに近く鋭く立ち上がりますがうるさく無いのです。むしろ快感? 若干フェイズアウトしたようなストラトらしい音が素晴らしい。


このハンダはスペシフィケーション一択であったその昔からの流れに一種の終止符を打つのかも知れません。KESTERのスペシフィケーションは今では有名ですがそれを私が発見し皆様に紹介した頃はまだ殆どの方がその存在を知りませんでした。


スペシフィケーションはとにかく枯れ味とゾリゾリ感のハンダです。そして遂にそれらに加えて艶が増感するハンダが現れました。とは言っても量的には僅かですから早晩無くなるでしょう。


こういうストラト向きのハンダは私的には待ってましたなのです。歪みを深くして行くと今度はスモーキーでフェイズアウトしたようなストラトの真骨頂のコンプ感溢れる音になります。こう言う音はレスポールじゃ出ないのです。いや~このBOWハンダ、あんた凄いじゃないの!”




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まとめ 


大谷とイチローはどちらもいい選手だ。ホームランをとにかく気持ちよく夏の花火のように打ち上げる大谷もいい。しかし業師のイチローの大人のプレイも見逃せない。


このBOW SOLDERはどっちかと言えばイチローのスタイルだ。言わば大人のプレイだ。実に渋いっ!。実に通受けする音で、子供にはわからない世界だ。


このハンダはとにかく奥行感が良く出る。奥行感の希薄な現代の音の中でこのハンダの表現力は光っている。ギターの場合、珍しくLPもSTも良かった。意外だったのはストラトで想像以上に気に入り、ある部分ではストラト用ハンダの別の頂点かも知れないと思った。そしてレスポールも良かったのだ。弾けば弾くほど良くなっていく。気に入ってしまう音だ。子供向きではないのがまたいい。


話は脱線するがJ事務所絡みで戦後の日本の芸能界はお子様向け世界となった。洋服の安い裏地のようなキラキラした服を着て下手な媚びるダンスをして歌はハモる事がない。日本人の潜在意識がお子様的なのかも知れないが最近は海外に感染が拡大してしまった..。もういい加減少しは大人になったら? と言いたい気分だが止めておこう。


もし大人になりたいならこのBOWのハンダを使うといい。ギターでもオーディオでも一歩大人の音に変身できる。






【ご注意】


価格は7.5cm単位ですが一回の購入での個数上限はx4と致しますので前もってご了承ください。





数量1(7.5cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=4)をして下さい。




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