【177#】S-PASTE →ノコ以外の選択肢← 1個 = 1.450円

【177#】S-PASTE →ノコ以外の選択肢← 1個 = 1.450円

4.75
当方ベース弾きです。 今回は扱いやすさとして評価致します。 まず外観ですが、かなり黒いです。nokorodoは上の★のような黄色です。 Sペーストはかなり粘着力が強く、視認性はバッチリです。 ですが、使い回しは粘着力とその色から半田付けして溶けたSペーストはかなり黒色化し フラックスの視認性が仇となり、かなり黒ずむのでフラックスクリーナーは必須です。 ネチャネチャ度が高いのでnokorodoの扱いやすさを再度認識しました。 箱にペーストがついてもnokorodoは拭き取りやすい。温度などで膨化しいれものから出てしまうからです。 スルーボックスを作成し、ホットとグランドにWIREをつけるための半田の土台として使用しています。 最近噂のCS wire solderに結局つけることにしたのですが、音は流石です。 通常のペーストでしか比較していないのでなんともですが、nokorodoと甲乙つけがたしと言う感じでしょうか。 値段が高い分こちらを★一つ減らしています。 僕はベチャベチャにしてペースト使う派なので(そちらのほうが圧倒的に半田の乗りが良い) もう少し大量に入れてくれて割安にしてくれればもっといいかなと。 小生の予想では保存状況等によっても同じ個体でも結構品質は違うのではないかと思います。 今後も違うペーストが出たらその都度試させていただきます。今後とも宜しくお願いします。
VWD21ショップの中で御三家といわれるハンダがあります。 【109#】1938年製 英国 FRY’S METAL、【164#】Flux Core Solder、そして【162#】VS4.0です。 【164#】Flux Core Solderは完売していますが、上記の中でも圧倒的なハンダ難易度で名高いの【162#】VS4.0はまだ在庫があります。すぐに売り切れないのはこの使いにくさ故かと。 (技術的に)使う人を選びますが私はこの【162#】VS4.0のサウンドが大好きで主にはギターのアウトプットジャックやとシールドに使用してきました。 いままでは選択肢がなかったので【162#】VS4.0にはNOKORODE PASTE でしたが、こちらの商品記事を読んでこの【177#】S-PASTEをVS4.0と合わせたい衝動に駆られました。 なんとなくですがVS4.0にシーメンス30と近しいものを感じていたからです。 もともとシールドに使っていたVS4.0はノコロドでハンダ付けしていたのでこれを【177#】S-PASTEに変えてみました。 確かに比べると今までのノコロドだと若干、腰高なサウンドだったと気付かされました。高音部分と低音弦に過度な分離感があったのですがS-PASTEにしたことで各弦のサウンドにより一体感が生まれてまさに歓喜です。もうシールド全部これに変えます。
S-PASTEの音を確認するためにNOKORODE と音の比較をしてみました。 使用半田は 【162#】VS4.0を使用いたしました。 この半田はエージングで音が変化してくるのでS-PASTEとNOKORODEを使用したものを 同時に24時間エージングしてから比較をいたしました。 音の違いですが、NOKORODEは中音域がS-PASTEと比べると少しブライトな感じなんですが、NOKORODEは低音域がS-PASTEと比べるとすこし表現力が甘くなるように感じました。 高音域ではNOKORODEでは子音がよく出てくるのですが、S-PASTEではその子音がきつくなずにでもしっかりと出てきます。 声ではS-PASTEのほうが全帯域での微妙な変化がよくわかり、NOKORODEでは子音がよりでてくるのですが全帯域での変化はS-PASTEを聞いてしまうともの足りなくなる感じです。 S-PASTEが全帯域がNOKORODEよりすこし狭いどころか反対にNOKORODEより広く上も下もしっかりと音階を明確に表現してくるように思いました。 アコースティックギターではNOKORODEは上の音はよく出ているのですが、S-PASTEはこれも全帯域での情報量がおおく生々しさはS-PASTEのほうがありました。 管楽器では中音域がNOKORODEのほうがよく出ていてブライトなんで一瞬はNOKORODEのほうがいいように思いましたが、ここではやはりS-PASTEのほうが微妙な変化量が多いので音楽に引き込まれる感じでした。 S-PASTEはもう入手できないのであるうちに持っておかれてたほうがいいと思います。 私はNOKORODEとの比較だけでいうとS-PASTEがすべてにおいて優っていると思いました。
商品説明
※この商品を検討中の皆様へお知らせ。全体量の3/4が無くなりました。暇のある時に大型缶から小型缶に移していますが・・多分あと8人分しか取れないと思います。価格が高い等仰る方もおられますが、手間暇考えると今の価格で精一杯です。今後は手に入りませんので有る内にお買い上げくださるようお願いします。VWD21で小分けしているペーストはノコロド、S-PASTE、G-PASTEの三種が2024 10/12現在ありますが、簡単に音の傾向を述べますとS-PASTEは最も音色変化のつかないタイプでハンダの原音をそのまま出すタイプです。一方G-PASTEはエフェクターのような効果があるペーストでとにかく積極的に良い音に変化させる最右翼です。そしてノコロドはアメリカ・ビンテージ・ペーストの代表のようなペーストで音は暖色系で女性ボーカルはハスキー傾向になりますがある意味最も中庸な音質です。今後とも継続して販売可能なのはノコロドだけです。音質的にはどのペーストも間違いなくいい音です。























【177#】S-PASTE 

ノコ以外の選択肢← 

1個 = 1.450円




☆本商品はビンテージ・ペーストの

第二弾です。

今回はアルミ缶に小分けしました。


小分けした小さなアルミ缶の大きさは

直径2.6cm、高さ1.5cmです。


年代は1930年代から1950年代



ノコロドとは違うタイプのビンテージ・ペーストがS-PASTEです。S-PASTEはSIEMENS-PASTEの意味もあります。と言うのは1930年代のシーメンスのハンダを出していますが、このハンダはペーストを使わないと付かないタイプです。なので当初はデフォのノコロドを使いました。


それはそれで勿論悪くはないのですが、試しにペーストを使用せずにギリギリ付けてみて、ペースト無しの音を聴いたのですが驚きました。ドラムが全然違う! 全くと言って良いほど音が違うのです。ドラムの音にペースト無しで鳥肌が立ったのは初めてでした。ノコロドはVWD21のデフォなペーストですから当然良い音なのですが、ペーストの無い直の音には正直驚嘆しました。


ドラム以外の音も当然良く、「何とかこの1930年代のシーメンスのハンダの音をそのまんま出せるペーストは無いものか?」と自分の持っているペーストを次々とテストしてみました。その探索の中で見つけたのがこれ!  10cm直径ぐらいの底の浅いアルミ缶に入ったペーストでした。


仕入れた時のデータは古いコンピューターのHDに入っているので仕入れ先の国やペーストのデータが見れません。アルミの缶の表面にSOLDERING PASTEの文字は確認できるのですが、それ以外のメーカー名や国名、年代等は不明です。なので一応シーメンス用に考えていましたので呼び名をS-PASTEにしました。


驚いた事に缶は擦り傷や年代感がありありなのに中身は未使用でした(※画像をご覧ください)。色はドイツ製によくある深いチョコレート(ビター)の濃い色でした。ノコなどは松脂っぽい雰囲気が残っていますが、仮にもしこれがドイツ製であればドイツは化学の国ですから天然物寄りではなく合成松脂だと思います。一時、ドイツ製のペーストを一缶売りしていた時期がありましたが、それも深いビター色でした。ですがこのS-PASTEがドイツ製なのかはたまたアメリカ製なのかは現在も不明なままです。


ただ一言、言えるのはこのS-PASTE、シーメンスの30年代のハンダのペースト無しの素の音に大変近く、この点で他のペーストとは一線を画す物です。全く違う訳です。ノコロドは最近わかったのですが音色の特徴としてハスキーボイスになるのです。それはそれで嬉しい効果なのですがシーメンスの30年代のハンダに使うと音が何と言いますかペースト臭い音になるのです。


別の言い方をすると各社のペーストに共通するある種の音色変化が付きます。するとシーメンスの素音の良さ、特にドラムのリアリティはやや軟弱化します。これは他のペーストにも言える事なのです。唯一、ペースト無しの音に最も近かったのがこのS-PASTEだったのです。


ノコとS-PASTEに優劣はありません、どちらも良いペーストです。傾向の違いがあるのです。実はペーストの入っていないハンダの本当の素の音は私も含めて誰も知らないのです。何故ならペーストを使わなければまともにハンダ付けが出来ないからです。なので何かペーストを使うと大抵は(99%)ペースト臭い音になってしまうのです。これは実は大問題で、ペーストが別途必要なハンダの本当の音を皆さんは聴いていないのです。


いや聞けないのです。まぁ、そんな訳でノコロド以外のペーストにもそれぞれ音味がありますから興味のある方は片っ端からビンテージ・ペーストを買い込んで比較試聴すれば良いかと思います。VWD21としてはとりあえず”ペースト臭くならない”S-PASTEを第二弾目のペーストとして出品します。当然ですがあるだけの販売なので売り切れたらお終いです。そこだけは前もってご了承下さい。1ロットで12個ほど作ります。ロットの回数は多くて4ロットなので限られた数量です。※現在2ロット目です。2024 8/2時点


S-PASTEは、まぁ一般的に今でも買えるノコロドとは違い全く流通していない物なのです。私もこれを売り切ったらもう持っていません。そういう意味ではノコロドよりも最低10倍はレアな物と言えるでしょう。





一応、ノコロドとS-PASTEの二つをシーメンス30年代ハンダに使用した簡単な試聴結果を下記に挙げておきます。テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方で行いました。使用した感想はどちらもハンダ付けが大変に楽でルンルンです。S-PASTEの方が粘りが強く更に垂れないので使い勝手はノコよりも良いぐらいです。

まずAUDIOでの結果をレポートします。

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A Day In The Life  The Beatles  Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

ノコロド 当然ながら聞き慣れた音、ボーカルは良い意味でハスキーになる。ドラムはこれも聞き慣れた音で普通に悪くない。これはこれで良くできた音。


S-PASTE 鳴った瞬間の音が既にノコと違うがどう違うか言葉にしにくい。ジョンのボーカルがノコよりもダイレクトに迫ってくる気がする。ドラムは重くダイナミック・レンジの表現がノコとは微妙に違うような気がする。ノコはボーカルや中域の温度感がS-PASTEに較べて高いような気がした。

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Billie Jean  Karen Souza Feat. Jamie Lancaster  Essentials

ノコロド 明らかにボーカルがハスキー系になる。だがボーカルの抜け感は普通。ある意味、安心して聴ける音だ。


S-PASTE 頭のベースの音が違う、何というかダイレクトに来るベースだ。そしてカレン・ソーザのボーカルも違いノコはハスキーになるのだが同時に何というか周囲の空気感が暖色系のガラス(オレンジ系)を通したような音になる。一方S-PASTEはハスキーにはならないがボーカルの抜け感がありこれはこれで良い。周囲の空気感はS-PASTEの場合、特に付かない。

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The Day Begins  The Moody Blues  Days Of Future Passed

ノコロド 良い意味で古き良き時代の最良のアメリカトーンがする。アメリカの良心というか開拓精神に溢れ希望に満ちた時期の明るく元気で陽光が差している音だ。


S-PASTE レンジの制限を感じない音だ。比較してしまうとノコにはある種のリミッターが、かかっているのかも知れない。また定位感が素晴らしく音の切れ味と共に古さを感じさせない音だ。AUDIO的にはこちらの方が正しいのかも知れないが、ノコが醸し出すWE555系ドライバーが持つようなある種の説得力のある個性も捨て難い。

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Let There Be Love   Oasis   Don't Believe The Truth 

ノコロド当然だが何と言ってもシーメンスの30年代のハンダとノコの組み合わせなのだから悪い訳がない。生ギターも自然だ。ボーカルは粘着質で倍音が滴る素晴らしいもの。全体としてもナチュラルと感じる。


S-PASTE ノコよりも生ギターではなくピアノに耳が行く。ボーカルはそのままのナチュラルさでノコのようにハスキーさが加わらない。恐らくノコはギターの倍音やボーカルの子音をより強調する気があるのだと感じた。どちらが好きかは好みの問題だろう。爽やかなエンハンサーが加わるノコとナチュラルオーガニックなS-PASTEと言う事だ。

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Nyanga   Simon Phillips  Protocol V 

ノコロド 鮮やかに展開する素晴らしい音響世界! さすがノコです。中低域に力があるので全体が頼もしく感じます。中域を中心としてオレンジ色の活性フィルターが付いたような音になるのがノコの特徴です。ある意味、積極的に音作りしているかも知れませんが、それを感じさせない所が匠の技です。



S-PASTE 素晴らしい音です! これでシーメンス30年代ハンダの本当の音がわかりました。定位といい解像度といい音の太さといいナチュラルな質感といい全く文句無しです。この音でダメならオーディオ止めたほうがいいです。


レスポールでの比較結果です。

ノコロド 全体としては安心して聴けるいつもの音で、若干のリミッター感がありフレーズ間の音量差をうまく滑らかにしてくれる。つまりコンプ感も欲しいギタリストに向いている。クリーントーンは甘さが良く出たビンテージ・トーンで信頼のノコ・トーンだ。歪みを深くしていくとギュルギュルしたディープなリミッター感が深まり楽しい。



S-PASTE これかなり気に入りました。何と言うか直接的にフレーズが刻印できるような感覚なのです。粘着質な粘りはかなりご機嫌なもので69#粘るガーディナーと良い勝負。クリーントーンはタッチ感のはっきりしたもの。なのでペキッと立ち上がりをわざと強調するようなプレイにも最高。歪みを深くしていくと、これまでのハンダの中でも一二位を争う音が出てくる。



ストラトでの比較結果です。

ノコロド これは聞き慣れたノコの音で、まぁこれまでペーストの必要なハンダのレポはノコだけでやって来たので聞き慣れているのは当然として、ノコは音のまとめ方が非常に上手いのだ。ペキパキした音にした場合、少しのリミッター効果が加わるので演奏がやりやすい。歪みをかなり深くした場合、ちょっと枯れて吠えるような音になる。この音は殆どの人が求めるVINTAGE TONEに近い。


S-PASTE ノコよりも怪しげな魅力的な音が出る。 FLUX-COREでのストラトに近いものを感じるのでペーストの質がひょっとすると似ているのかも知れない。ペキパキした音にした場合でも怪しい魅力的な音は続きこの音はこれでしか出ない音なのかも知れない。歪みを深くしていくとどんどん魅力的な音が深まるがノコほどの強いリミッター感ではなく、薄めのリミッターを全体に塗したような音になる。これはこれで好きな音なのだ。



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まとめ 

短くまとめるとノコの音はペーストを加えた事により生じるリミッター感とハスキーな効果があると見た。一方、S-PASTEはリミッター感は薄くハスキーにならない。その辺りは入力ソースに忠実だ。正直言って互角の戦いだった。甲乙は付け難い。だが音質は確実に違うので皆様の好みで選んでほしい。


今回は初となるペーストの違いによる音の比較だった。思えばノコロドを基本として使って来たのでハンダは同じで別のペーストにしてどの程度、その差がわかるものか半信半疑だった。ハンダはシーメンス30年代(ペースト無し)なので全体の基準は高い所からのスタートではあったが今やVWD21では相当な数のハンダを出しているし、その中にはペーストの入っていないハンダも多くなってきた。さて、こうなってくるとノコロドを基本として使うのも結構だが、より好奇心の広めな人なら「はて? ペーストによる音の差ってどの程度あるのか?」の段階に自然と入ってくる。


ここが問題でVWD21としてはハンダの数ほどあるペーストを多数、小分けにして出すというのは現実的に不可能だ。加えて大型缶が手に入れば小分けは可能だが、平均的なニベア・サイズのペーストでは小分けしても数人分しか取れない。追記:このサイズの物は順次、一缶売りする事に決めました 2024 8/2そんなこんなから今後VWD21としては運良く大型缶が入手できたペーストに関しては小分けして販売しようと思います。だがさほどこれには積極的にはなれない(手間だから)。しかしノコロドだけというのも何だから今回、2弾目としてS-PASTEを出すことに致しました。以上、宜しくお願いします。






【ご注意】


価格は元の缶から小型のアルミ缶に移した分量の価格です。





数量1(一回に1個)しか買えません。多くの人とこのペーストを共有したいからです。




支払方法

銀行振込: 三井住友銀行

ゆうちょ銀行

クレジットカード

コンビニ決済



【発送方法/発送費について】

 
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。



運賃は全国一律200無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1
2日でお手元に届きます。
 

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宅急便コンパクトでの発送となります。


【177#】S-PASTE →ノコ以外の選択肢← 1個 = 1.450円の画像