【190#】WHITE ROOM AWG22 このワイヤーを甘く見ない方がいいかも 0.24φmm x 7本撚り  50cm = 690円

商品説明











【190#】WHITE ROOM AWG22



【190#】WHITE ROOM AWG22

このワイヤーを甘く見ない方がいいかも

0.24φmm x 7本撚り    

50cm = 690円




☆本商品はNo NameのワイヤーでしたのでVWD21が勝手に名前を付けました。その名がWHITE ROOMです。シールを勝手に作って貼り付け雰囲気を出しました。アメリカ製のワイヤーである事だけはわかっています。


スプール上のデータ

22AWG(手書き)

5000(手書き)

だけ


年代は1960年代から1970年代(推測)


芯線構成は0.24mm x 7本撚り(実測)



今回のワイヤーのように名前がない物は大変に困るのです。メーカー名/型番等があれば、もうそれだけでもある程度の解説ができますが、名前やデータの無いものは、形状/色/材質 等の物理データと試聴した結果の音の話しかできないからです。先日、海沿いのモールに行きましたが高級ブランドになるとどんなものでも一気に価格が跳ね上がります。反面、名前のない物はネームバリューに頼れず、品質だけでしか勝負できません。そんな中、今回のWHITE ROOM(VWD21命名)は正に音質だけでしか勝負できない過酷な中、見事にやってくれました。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


Flying ~ Blue Jay Way  The Beatles  Magical Mystery Tour 

怖い曲である。この曲の録音自体、妙に即物的でありながらも温度感は高く良く人の言うアナログ感に満ち溢れている。だから合わないケーブルは即弾かれてしまう。この当時の録音は様々な音響効果技術や音響効果機器が開発された時期でもあるのでこのアルバムにもその効果は沢山取り入れられている。と同時に生録的なドキュメンタリー風楽器音もあったりと、ちゃんこ鍋のように色々な要素がごった煮だ。一分半程度の長さで彼らの歌はラーララーララーだけなのも奇妙奇天烈。※アイドル・バンドなのに….


ピンクフロイドのウマグマなんかも実験音楽的なのだがこの曲も実験音楽だ。新しい何かが生まれようとしている時代だ。音の事を少し書くと左サイドのドラムは盛大にリミッターがかかっている。一方右側で爪弾くアコギや後方で鳴るマラカスの音は生録風だ。その様子は2024年今日のハイエンド風なそれではなく昔の新聞の荒い粒子の白黒写真のようだ。こういうのはなかなか再現が難しいがそれをこのWHITE ROOMは難なく再現できている。実に驚きである。この一曲目を聞いているうちにもエージングがどんどん進んでいき音がどんどん良くなってきている。



Last Rose Of Summer (Intro) / Walking In The Air ~ May It Be 

Celtic Woman  Celtic Woman [Bonus Tracks]

こいつはいい! 全く予想外の展開なので戸惑っている。案外この曲は心地良い音で鳴ることは稀で必ずどこかが破綻してしまう。しかし今の所まだ破綻箇所はなくスムーズそのものだ。レンジはかなり広い方で、その広大な空間の中に3D的にリアルな歌やオーケストラ、楽器音がくっきりと提示される。古臭い音ではないのだ。だが最新の音でもない。歪みは少ない。だが描線に鮮やかさがあり輪郭線で描こうが逆に縁取りをせず濃淡と色彩のグラデーションで描こうが、どちらも秀逸。結構ヤバい線と見たね。


Funky Mama  Danny Gatton  88 Elmira St.

最近気に入っているアルバム。だってダニー・ガットンのテレキャスターが信じ難いほど良い音を出している。それをこのワイヤーは更にご機嫌な音に増幅する。このアルバムをこのワイヤーで聞いたギタリストは楽器屋にテレキャスターを買いに行きたくなるしかない。それ以外の選択肢がないのだ。だからこのアルバムをこのワイヤーで聞かないほうがいい。ギターだけじゃないぞドラムも他の楽器達も全部ご機嫌な音を出している。そして全く疲れない音なのだ。どんどん深みに嵌まっていくというか、そんな感じだ。すごいぞコレ!


Against The Wall  Dave Weckl  Heads Up

ドラムがビシバシ決まる曲。そのビシバシ加減が並じゃない! 私はドラマーだったのでスネアの一打の重要さを知っている。下手なドラマーはやたら手数を多くしがちだが、どんなに叩いてもスネア一発の説得力が無ければただの音に過ぎない。それがこのワイヤーではビシバシにスネアが決まる。スネアは単音で聞けば楽器ではなく衝撃音だ。この衝撃音そのものが快感なのだ。


まるで壮烈なエンジン音を浴びたいがためにF1レースにハマる人に似てる。クラシック音楽全盛期の人達は音そのものの要素より和声の美しさに重きを置いたが現代は音から入る人が多い。音は理屈ではなく古代から感覚体験なのだから。その音が楽しければ音楽になる。ビシバシ決まる音楽を聞いて幸せになれる人は幸せだ。そこには理屈は無くただ感覚の喜びのみが純粋にある。


Change The WorldTears In Heaven  Eric Clapton  The Clapton Chronicles

割と普通の曲も参考の為に聴いてみた。いやクラプトンは普通ではありませんよ、曲の録音がです。これがまた良いのである。何の文句もありません的な音だが凡庸な音ではなく紛れもなくビンテージ・サウンドである。それでいてビンテージ特有の帯域の狭さなど全く感じさせない全帯域解放サウンドなのだ。Tears In Heavenは言うなれば男の悲哀を感じさせる曲で音も同様だが同時に男(クラプトン)の優しさも伝わってくる。


そして素晴らしいのがクラプトンの声の再現だ、芯線サイズが微妙に細いのが功を奏しているのか繊細さの襞(ひだ)のようなものさえ感じる素晴らしい音だ。それとこのワイヤーは何故か空間サウンドを感じる。のっぺりとしていないのだ。別に圧倒的に広い音響空間とかじゃなく空間サイズはそのままで、その空間が立体感に満ちている、これを3D感と言うならばわざとらしい立体表現ではなく本物の自然的音響空間なのが実に有難い。このワイヤー聴けば聴くほどその良さがわかってくる。ちょっと天才的な感じすらするぞ。



Nyanga  Simon Phillips  Protocol V

最後にこれを聞こう! うん、確定ですね、このワイヤー嫌なとこ全然ないのだよ。誰に聴かせたとしても文句は出ようがありません。だって細部は良く見えるし全体のレンジ感は広いし、それでいて3D的な空間表現も実に質が高い。凡百のワイヤーはある意味この驚異的な撚線から色々と学ぶべきであろう。だが何度も言うようにこのWHITE ROOM真面目なクソ野郎ではなく、ちゃんとビンテージ・ワイヤーらしい様々な音質的美点を持つ。なら無敵じゃないかと?  そうね、ある意味そうかもね~…。


レスポールです。これがですね..想像以上に違和感無し。こう言うのって最近、結構有りますが、本当に違和感がなく素晴らしい! こう簡単に良い音を出されてしまうと立場が無い! 音の艶やかな粘りもあるし耳に痛くないし枯れ感もそれなりにあると..、まぁ、言う事無しなのです。完成度で言えば85~90%あるんですよマジ!  なので使用するハンダで自分の好みの方向にとどめを刺せばもう終われる気すらしますね。クリーントーンも当然良く、スウィートな果汁滴る音が出ます。


クリーントーンでも艶やかさと適度が粘りが有りますが、これ歪ませていくと、どんどん粘りの糸引きますね。それでいてGAINを下げてのコード・カッティング時には丁度良い具合の枯れ感がプラスされ、ただ弾いているだけでもビンテージ感溢れるムードです。このワイヤー若干ですがCS感があります。とにかく何気なく弾くフレーズが一気に味わい深くなります。こりゃスゴイっ!  プライス的には安めなのにこの音! お得感がしっかりありますね。それとこの音飽きないのですよぉ..。



ストラトの場合も前述のレスポール同様、味わい深くなります。ちょっとしたフレーズでもそれを感じられます。音量感がUPするとかは全然ありません、そこは12Pと同じ。いやむしろ音量は僅かに控えめになるのに、説得力のあるこの音。いやマズイですね~この何気ない白のワイヤーなんですが実力はほんと凄い、嘘だと思うならまず最小単位でお試しください。私の言う事がわかります。最近では私はビニール皮膜ものに対する偏見が無くなりつつありますが 、このWHITE ROOMの出現で完全に消滅しました。


なので皆さんも今後は外見に騙されないでください。隠れているのですよ無名のビンテージワイヤーに、お宝が。歪ませると当然ですが深いリミッターがかかります。歪ませた時の枯れ味はスペシフィケーションより少し枯れていないけどある意味丁度いいとも言えます。スペシフィケーションはやや枯れ過ぎ(冬枯れ)の感がありますもんね。ストラト用12Pと比べても互角の勝負をします。価格はそれよりも安いのでCP高いです。



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まとめ

欠点の見出せないしたたかさ!! 

“このワイヤーを甘く見ない方がいい”

結局のところこのワイヤーに死角は無かった。だがオールラウンドな中庸さに甘んじる事なく、どの曲も颯爽とキメまくった。メーカー名を言いたいところだがこのワイヤーにはその記載が無い。あるのは手書きのAWG22という文字だけ。これは淋しいぞ! なので勝手に名前を”WHITE ROOM”と名付けました。クリームの曲名ではありません。

創造の最初は白い部屋から、と言う印象的なフレーズがありますが何も描かれていない白いキャンバスに絵を描くように白い部屋の中で一から創造を始める訳です。そんな意味合いの名前です。正直、音を聞くまでは何の期待もしていなかったこの”ホワイトルーム”  凄いです! 音を聴けば数分で理解されるでしょう。こういう偶然のようなワイヤーとの出会いは滅多になく、興味のある方は在庫が残っているうちに確保した方が良いかも知れません。


ギターに関して言える事

”WHITE ROOM”のギターでの用途はほぼ完璧です。ルックス的には布巻きの方がなんだか有難いのだが、音で勝負する人にはそんなこたぁどーでもよろしい。いいものはいい”WHITE ROOM”を聴いてそれがよく分かったのです。先入観はこのワイヤーの場合、意味がありません。要するに結果は音次第なのですから。





【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx6と致しますので前もってご了承ください。





数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=6)をして下さい。




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