【196#】激ヤバ 第二章 SYNKOTE WIRE  撚線 50cm = 1.850円

商品説明





















【196#】激ヤバ 第二章

SYNKOTE WIRE

 撚線 50cm = 1.850円




☆本商品は139#を激ヤバの第一章とすると言わば第二章!

139#の兄弟機種なのです。139#はスプール上の印刷が

錆や剥がれで判読不明のワイヤーでした。

しかしこの兄弟機種が現れた事で

やっと商品名が判明! それがSYNKOTE WIRE

製造会社はPLASTOID CORPORATIONです。

年代的にはこちらのほうがやや新しいようで

絶縁がプラスチック皮膜となっております。

つまり139#の弟なのです。

年代は60年代初頭と思われます。


AWG的には内容的に22AWGなどではなく

実質18AWG程度の電流容量があります。

タイトにコンパクトにみっちり詰まって

いますので使いやすいのです。


TYPE  : ビニール絶縁された撚線



年代は1960年代初めから1960年代後期


撚線構成は0.23mm x 19本


錫メッキ銅線


アメリカ製


アメリカのビンテージワイヤーの中、このPLASTCORD CORPORATION製のSYNKOTE WIREは非常に珍しいものです。VWD21自身、このメーカー/ブランドを知ったのはごく最近です。登場と同時にGEやフィラデルフィアといった凄腕のメーカーを音質的に凌駕しました(139#)。さて、そんな中なんと兄弟機種というか・・弟を発見してしまいました。兄貴は布絶縁で弟はプラスチック絶縁という事で製造年代の違いを感じます。


そうですねレスポールで言えば50年代の物と60年を過ぎて69年ぐらいまでの物の差のようなものを感じてしまいます。無論兄貴が50年代、この弟が60年代以降ですね。サウンドの差もよく似ていて兄貴の申し分なく枯れ切ってなお芳醇なビンテージトーンと弟のそこからややワイルド傾向にシフトしていったサウンドのような雰囲気です。実際に弟の方が構造的に中がみっちり詰まってまして撚り線の本数も増えています。この増加された本数がそのままサウンドの違いとして現れているのです。


ちなみにオーディオでは単線の方に音質的優位性があります。何故なら音の迷走が撚線より少ないからです。しかしギターの場合は事情や背景が異なり長らく撚線がスタンダードのスタイルでした。それは今も基本変わっていません。私達が聴き慣れたレスポールやストラトは撚線サウンドなのです。それにしても本ワイヤーの撚り線の本数は濃厚であります。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのワイヤーを使用した結果を述べます。


とりあえずAUDIOから先に結果を報告します。


The Day Begins  The Moody Blues Days Of Future Passed 

この曲は合わんだろうと思いつつ聞いたら、あら不思議? 何ともいい感じな音が出ています。案外歪み感も少なくオーケストラの重厚感や壮大さを感じる事ができました。多少、年代感が古くなる感覚があり、これはこれで面白いです。音に黒光りした艶が出て重厚感が出てくるのです。古い映画の音楽などはもうバッチリですね。


Do You Really Want To Hurt Me  Karen Souza  Essentials

ど頭の歌い出しのカレンの声が凄いっ!!何つーかハスキーなのにも程があると言う感じでハスキーボイスが空間に芳香のように広がる。こんなカレン・ソーザの声は初めて聴きました。なんか別の側面を見せられたようで全ての曲を最初から聞き直したいと思いました。全体としても全く良い音でこの音に不満を抱く人は居ないのでは。とにかくJAZZ系のハスキーボイスが好きな人はこのワイヤーで聴けと言いたいです。 


Corryvreckan  Igor Prochazka Trio  Easy Route

ピアノトリオです。とにかくBASSがいいです。ぶるんぷるんの弦の振動感が良くでます。ピアノは明瞭でアタック感はリアル。シンバルやスネアの質感もかなりいい線いってます。乾いた質感が全体を支配しているので楽器の鳴りが生々しい。それゆえにベースのリアリティは極限的にいいと言えます。生のウッドベースはサスティーンが短いのですが、それがそのまま快感に結びつく音とも言えます。とにかくこのワイヤーでJAZZの生ベースを聴いてみてください。驚きます。


MegaMix 2000 (Radio Edit)  Earth, Wind & Fire  The Best Of Earth, Wind & Fire Vol.1

いいです! 全ての音が心地良く録音現場のスタジオモニターで聴いているような原音の生々しさが素敵。音に良い意味での重さがある所が実在感に繋がっているようです。軽佻浮薄の音ではない。音の切れ味もあるし明晰度も高い、なのに近代のワイヤーによくある「要するにつまらん」音ではない。聴いているとどんどん引き込まれていく魅力がこの音にはある。本当に一音一音に力があるので音がマッスル化して飛んでくる。


Against The Wall  Dave Weckl  Heads Up

スネアの音最高!この曲でこれほどスネアが良い音と感じた事はない。私はその昔ドラマーだったのでスネアの音の重要さは身に沁みて知っている。こんなスネアの音が出れば最高だ!というような音がここで鳴っている。現役時代こんな音でスネアを鳴らしたかったとしみじみこの音を聴いて思う。大体スネアの音が良いと他の全ての音も良かったりするが、これはその良い見本。



Quiet Village  Danny Gatton  88 Elmira St.

前の曲ではスネアが良かったが、この曲では何と言ってもダニーガットンのテレキャスターがいい! テレキャスターがこんな甘美な音で鳴るのならストラトの出番が少なくなるなと思った。それほどテレキャスターという楽器の100面相の輝きが出ている。繰り返すとテレキャスターにここまで出されてしまうと他のギターは立場が無いなぁ。あ、勿論このワイヤーだからの話です。


レスポールです。濃厚なジュースのような音です。粘ってますねぇ、粘っています。弦にピックがめり込む時のネチャッとした感覚が良く出ています。そしてブライトなトーンもある程度含まれています。印象としてはDIRTYなTONEとでも言うんでしょうか?139#とはまた別のキャラと言っていいでしょうね。撚線本数が多いのとビニール皮膜特有のうす汚れたトーンが素敵です。悪ぶってロックやってる人には200%向く音と断言できます。ピックアップで言えばナンバードに入ってからの暴れ方みたいのを感じます。クリーントーンでもワイルドめな音がします。ミュージシャンで言えばキース・リチャードとかレニー・クラヴィッツみたいな雰囲気ですね。昔一時期流行ったブルースロックの雰囲気がピッタンコなんですねこの音。100%ブルースじゃない、しかし100%ロックでもなくその中間にこの音は位置します。ROCK SIDEの雰囲気としては「悪なイメージ」が挙げられます。黒っぽいんですよ音の雰囲気が。





ストラトです。ストラトなのですが・・・テレキャスターの方が更にこのワイヤーの特質とギターの相性が究極に良いような気がします。あ、勿論ストラトもいいんですよ。しかしテレキャスターの方が三倍合うような気がする。ひょっとしたらレスポールよりもテレキャスターの方が更に更に合うような気がします。

・・・という事なのでストラトはすっ飛ばしてテレキャスターとの相性を更に深掘りします。ジェームス・バートンみたいなプレイにまずめちゃ合います。※私はそんなの弾けませんよ。テレキャスターは難しいギターですからね。テレキャスターを弾きこなせる人は素晴らしいと思いますよ。私尊敬します。フロントPUの音なんてストラトじゃ逆さにしても出ませんからね。


テレキャスターの場合はコード弾きのチャッという短めのカッティングが非常に素晴らしく良く出ます。これはできるだけ短く切るのが肝心です。チャラ~ンではなくチャ!です。ロイ・ブキャナン風なPLAYにもこのワイヤーバッチリです。あ、勿論私は弾けませんよ(笑)。しかしまぁこのワイヤー実は”激ヤバ・テレキャスターWIRE”なのですね。多分テレキャスター弾きには涙ちょちょぎれの配線材です。嘘だと思うなら試してみれば私の言うことがわかります。


しかしこの音を聴いていると箱物、特にセミアコ系にも良い味を加えられそうです。更に応用範囲を広げるとビザール系に合いそうです。て言うかビザール系の救世主ワイヤーになるかも知れません。それはつまり多様な個性の良さを味わい尽くすと言う事です。それがこのワイヤー最大の存在理由なのかも知れませんね。139#はレスポールに特化したワイヤーでしたがこの激ヤバ第二章はテレキャスターやセミアコ、そしてビザール・ギターまでを広くカバーしてくれます。まぁLPは兄の139#に任せておいて弟はそれ以外を幅広くカバーしてくれる、そんな結論になりました。

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まとめ 

何て言うんでしょうね..139#(激ヤバ第一章)の方が古い年代の筈なのに、この第二章の激ヤバはビニール皮膜のくせに更に古い感じが漂ってきませんか・・・?なんか年寄風な感じが濃厚で背景に見えてくるのはアーリーアメリカンな農機具小屋とか干草なんかです。牧場なのかも知れませんね..。139#は保管状態がそれなりに良かったのかワイヤーの表面など綺麗なもんです。


スプールは錆びてボロボロなのにワイヤーそのものは新らしめ、それに較べこっちはワイヤーの絶縁体もボロボロな感じです。実際は表面が汚いだけで拭けば綺麗になるんでしょうけどとにかく古ぼけた雰囲気です。で、音ですがオーディオが案外良かったのがびっくり。そしてギターで最高に合ったのが何とテレキャスターでこれはVWD21がこれまで出したテレキャスター専門ワイヤーよりも全然良いです。むしろ今後はこれ一択です。


加えてセミアコ系のギターの本質的な良さを出してくれます。そして最後にビザール・ギターですね。私は昔ワンドレとか持ってましたがこれ合いそうです。あとグヤトーンやテスコの昔のやつ。これらは最高に合いそうです。・・と言う事は国産のチープ系エレキも蘇る可能性が大いにあります。ある意味このワイヤー、別の意味で激ヤバだったんですね。気になる方は無くなる前にゲットしといてくださいね。



【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx4と致しますので前もってご了承ください。





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