【218#】“帝国”という名のハンダ
その音の生々しさは全てをぶっちぎる!!
4cm = 1.250円
☆本商品はアメリカ製エンパイア社のペースト無しハンダです。
大変に珍しいもので私も初めて見ました。
音は大変に良いです! この音の生々しさは
ズバリ【162#】VS4.0に並ぶもの。VS4.0は大変に
扱いにくいハンダで音は最高なんだけど
使いにくさもTOPだ。けどこのエンパイア
はノコ併用ですぐ溶け容易に付く。
低温度のコテ先温度で溶ける。
私はこのハンダを大事にしたい。
自分用に半分ぐらいとっておきたい。
早期終了になる可能性は高い。
スプール上のデータ
WIRE SOLDER
5LBS
60/40
EMPIRE METAL COMPANY
SYRACUSE、N.Y.
年代はスプール形状から見て1940年代から1950年代
直径は約3.15mm
☆結構太いので短くてもすぐに無くなりません。
※テストにはペーストとしてノコロドを使用。
テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。
まずAUDIO用の結果をレポートします。
あのね本当のお話し 高橋洋子 AUM
びっくりした! 聴いた瞬間に理屈抜きでいい音だと思った。冒頭のピアノから始まりマリンバが加わる。そして歌が入る。全てが物凄くリアルなのである。全ての音がだ。ピアノとマリンバと歌、これらがウルトラ・リアリティで迫ってくる。特にマリンバは木質感がかつて聴いた事のないレベルだ。普通、音と自分の間に何かが一枚挟まっているような音が大抵はするのだが、このハンダにその邪魔者は居ない。
Only The Wind Pet Shop Boys Behaviour
曲としてはどうって事のない曲なのに・・・時たま現れるオーケストラ・ヒットのサンプラー音が超リアル!!。このハンダはリアルでありながら一枚も二枚も邪魔なベールが剥がれる。こういう音のハンダは初めてだ。音色的には原音をダイレクトに出すタイプなのだがアメリカ製の良くできた優等生のようなハンダ達とは一線を画す個性を持っている。いい意味でワイルドなのだ。
Isle Of Inisfree Celtic Woman Celtic Woman [Bonus Tracks
冒頭のハープが出た瞬間にわかった。このハンダはウルトラ・リアリティなのに音が暖かい。高域の出方にEQで上げたような変なところがなくストレートに高域がそのまま出る。そして全ての音の立ち上がりに犬や猫の耳がピンと立つような「ハッ」とする気配がある。これはかなりヤバいハンダが出たものだ。もう一度繰り返すと冒頭に出てくるハープのその生々しい音ときたらもう絶句もの。
Lack of Intelligence Igor Prochazka Trio Easy Route
ピアノトリオの8ビート。もう生々しさが凄くて三つの楽器がそこにあるような写実感、現場感が凄い。思うにこのハンダは元々の録音自体が生々しく録れているソースに最適だ。もう微塵の曖昧さもなく音がそこに見える。そう、視覚化だなこのハンダの技は。
Flight Of The Humble 3 Robert Rook Trio For Jazz Audio Fans Only Vol.13
このハンダには音の気配というものが確実にある。ハッとするような新鮮な音の立ち上がり、そして消えていく余韻まで印象に残る音だ。音楽は数秒前に聴いた音と今聴いている音とは当然違う、我々の感覚が時間の間を頭の中で繋げて味わっているのだ。これは相当に高レベルな脳処理だ。良いハンダの場合、この脳の処理速度や処理容量を省エネ化できる。いいハンダだ。
Where Does The Time Go? ('98 Version) Julia Fordham & Curtis Stigers
The Julia Fordham Collection
このハンダの音を体験してしまうと誰しもこう思うに違いない。「なんて今までのハンダの音はレンズの曇った眼鏡だったんだ!」と、または「これまで聴いてきた音にはベールは被っているし、感動のない音だったんだ!」と。しつこく繰り返すとこのエンパイアという名のハンダは正に帝国の音でその第一義は生々しさだ。生々しさを甘くみてもらっては困る。我々は生々しくなかったら死んでいるようなもんだ。音だってそうなんだ、せっかく音を出しているのだからそれらしく鳴って欲しい! その願望を満たすものがこのエンパイア・ハンダだ。付言するとこの音は加工したような音では全くない、打ちたての麺であり、只今剥いたばかりの果汁滴る果実だ。この意味わかりますよね。
このハンダはオーディオだけで200%満足したから、もう後はいいやと思ったものの、それでは不親切だろうという事で下記に記します。
レスポールです。これがねぇ.. 言っちゃっていいのか… すんばらしいのであります。もう1音目から天国です。あーだこーだいう気にもなれません。でもちょっと書くとこれは私の思う理想のレスポールトーンそのもの。これまで【192】「許された天国」が個人的にはレスポール用として最高だったがそこにこのエンパイア(帝国)が割り込んできた。”帝国の逆襲”か?
クリーンな音にしてみた。音の表面がこれまではツルッとして味気なかったのが音の表面に乙女の産毛みたいなものが生え妙に色気が出た。この帝国ハンダ、結構男っぽい音で女々しくない。レスポールが急に男らしくなる。そしてチャラチャラ弾いた時の何気ない音までなんか素晴らしいものに聞こえてくる。これは事件だな。192#許された天国でも何か足りないように思っていた方にとってのマストアイテムじゃないだろうか。この音の不良感が何とも言えずいい。コマケー事言ってんじゃねーよ! と言われたような感じだ。このハンダは男のROCKに似合う。ブルースにも当然いいが、更にロック・ギタリスト諸氏は泣いて喜ぶだろう。だってこんなハンダないもんね! 他に。
ストラトにもやってみた。ふーむ何と味わい深い音よの..殿は思った。そして全然うるさくない。どのポジションにしても耳に痛い音が出ない。それとゾクゾクするようなストラト特有の砂利ついた音が出る。スペシフィケーションのような枯れ過ぎ感はなく、丁度いい枯れ具合だ。でもスペシフィケーションにも似ている。あの一言言っておきますがこの日本で30年前からKESTERのスペシフィケーションはストラトにいい! と叫んできた身ですからね私は。そのスペシフィケーションの唯一の弱点、枯れ過ぎてややパワー控え目な課題がこのエンパイアで解消されます。丁度いいんですわ、何もかもが。なのでストラト用ハンダで迷ったらこのハンダです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まとめ
生々しい音、それがこのハンダだ。何を聴いても生の音はかくありなんと言うような音が出る。ジャンルは問わずだ。よくリマスタリングとか言って、ちょっとだけ音が以前よりリアルになった盤が出るが、このハンダはそんなもんではない。完全に音が生々しく鮮度を取り戻し再び動き出す。オーディオではこの音はKESTERでもナッソでもエルジンでも出ない。正に録音されたテープの音をそのまま聴いているような気になる。だから聴き慣れた音源をこのハンダで聴くと次々と現れる新たな音の発見に驚く事になる。
ギターの場合、レスポール、ストラト問わずに良い。レスポールでは「許された天国192#」の地位を脅かしストラトでは KESTERのスペシフィケーションをビビらす。オーディオでは【162#】VS4.0よりも使い勝手が全然良くて音は同列。
このハンダは私にとって最も重要なハンダになった。なので半分は取っておくので残りの2.5ポンド分を販売対象とします。
【ご注意】
価格は4cm単位ですが一回の購入での個数上限はx5と致しますので前もってご了承ください。
数量1(4cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=5)をして下さい。
支払方法
■銀行振込: 三井住友銀行
■ゆうちょ銀行
■クレジットカード
■コンビニ決済
【発送方法/発送費について】
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。
運賃は全国一律200円(無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。
上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は
宅急便コンパクトでの発送となります。