【4#】ERSIN MULTICORE SOLDER 60/40 基準の一つ! 自然な音 50cm = 400円

【4#】ERSIN MULTICORE SOLDER 60/40 基準の一つ! 自然な音 50cm = 400円

5.0
オーディオ用途での使用です。 RCAケーブルを作りました。 【作業性評価】 かなり溶けやすく扱いやすいハンダです。今まで使ったハンダの中で、一番簡単に溶けました。ミスしたときも、ハンダ吸いとり線で楽々除去できます。非常にスムーズです。ペーストは必要ありません。あまりに溶けやすいので、だんごになってしまわないように注意です。 【音質評価】 【54#】 原音忠実ハンダ☆1.8mm 、1952年ナッソ《NASSAU》25cm売り 600円…と同じく、原音に近いグループとのことですが、私の浅い経験では、これが原音に近い音質なのかは判断できませんでした。しかし、やはりこれもNASSAUと同じく、ナチュラルでフラットな音だと感じました。 かなりナチュラルなので、個性の強いワイヤーやハンダと組み合わせることも可能なのではないでしょうか。いろいろと応用が利くのではないかと思います。 NASSAUと比べると、こちらの方が少し透明感のある音質に感じます。全体的にクリアで鮮明にですが、不自然に強調されているわけではありません。両方試してみて、好みの方を選ばれたらいいかもしれません。個人的には両方とも気に入りました。 ※あくまでも個人の主観による評価です。
当方ベース弾きです。スイッチクラフト型のジャックとbelden 8503のワイヤーを使って スルーボックスを作成しその音色を比較しました。 ハンダの性状 1:溶けやすさ:270度で溶けます。取り回しは良いです。 2:まとわりつきやすさ、溶けたあとの挙動:金属への食いつきはとても良いです。初心者でもハンダ問題なし。 3:見た目:きれいな銀色 総合評価:ハンダの取り回しは良好。これからハンダをされる方には本当におすすめ。 レベル1~2です。 下記にレベルを記載します。 レベル1:太洋電機産業(goot)精密プリント基板用 鉛入りはんだ レベル2:kester 44 レベル3:鉛だけナッソ(17#) レベル4:LUCO rosin core(175#) レベル5:VS-4 (162#)、ES1.6(155#) 音色: 今までヴィンテージハンダを使用すると否が応でもその特性を必ず引き継いでしまうのが 普通でした。でもこのハンダは忠実に原音を再現するという意味では最高峰です。 余分な足し算と引き算が全くというほど無いです。皆無です。凪になった海上というか、真透明な湖の真ん中にいるような感覚です。 kester 44を基準に今までハンダのコメントを行ってきましたが、ここまでnaturalにベースの音を伝えてくれるハンダは出会ったことがありませんでした。 このサイトに訪れる方はギター、ベース弾きの方では理想の音に近づきたい、もっといい音にしたいという方が多いかと思われますが、その方々には逆に不向きかもしれません。しかし、素材の音をそのまま最大限に引き出して下さいと言われたらこのハンダにまさるものは無いかもしれません。どちらかというと、他のワイヤーの音色変化を見るための一つの判断材料として使うのが適切かもしれません。もしくはエフェクター周りにはちょうど良いかも。そのために生まれてきたと言っても過言ではありません。 いつの日かワイヤーについても評価コメントを行っていく予定ですが、kester 44ではなく、このハンダを使用することにします。
ギターの配線材の組み合わせは料理みたいだなと思う今日この頃。 欲しい要素を全部入れても期待したとおりの味にならないことがままあり、原音への影響が少ない比較的フラットなハンダやワイヤーの重要性を痛感しています。 フラットといっても多少の個性があり全体へ影響を与えますので使途に合わせて選んでいます。 私はギブソン系のギターには【54#】 1952年ナッソを使用していますが、【4#】ERSIN MULTICORE SOLDER はシールドのCOLDに使っています。 流石に私の耳では「ロンドンのちょっと薄暗く程よい湿度を感じる空気感」までは判別できませんが、HOTに癖の強いハンダを使っても邪魔をしないのでとても助かっています。 また径が非常に細いのもこのハンダのメリットです。シールド作りでは配線の奥に差し込んでハンダ付けできるので特に役に立ちます。
商品説明









4#】ERSIN MULTICORE SOLDER 

60/40 基準の一つ! 自然な音 50cm = 400円




☆本商品は60年代の英国製エルジンマルチコアのハンダです。


スプール上のデータ


ERSIN

multicore 

5 CORE SOLDER

1966

CONTAINING NON-CORROSIVE FLUX


The finest cored solder in the world


年代はラベルによると1966年です。

――――

ALLOY Sn60

ERSIN MULTICORE SOLDER

18 S.W.G

1.2mm

60/40

CONTAINS NON-CORROSIVE FLUX

7 LB NET

474/89

QQ-S-571d

MUTICORE SOLDERS LTD. HEMEL HEMPSTEAD HERTS

MADE IN ENGLAND

BRIT.PAT 704763 & 433194


直径は1.2mm



イギリスのハンダの中で最も知られているのがERSIN MULTICOREです。今回出品するハンダはその中でも中庸を旨としたような物で、音質的には原音にかなり近い物です。一方、原音とは関係なくエフェクトが強くかかったハンダも魅力的です、そういうのは特に私が目をかけてしまいます。これまでの常識ではハンダによる接続はハンダ無しの接続(圧着端子等による接続)に較べ音質的に下回るというものでした。


だが、昨今事情が変わって”音が良くなる”ハンダという物もあるのだ、に認識が変わりつつある所です。ただそうは言ってもクセの強いハンダは使いにくさもあります。使用するジャンルによって適切、不適切があるからです。これを相性という人もいます。さて、そうなってくると「音があんまり変わらない」ハンダは別の意味で必要とされる事になります。


エフェクトみたいに音質改善効果が望めるハンダと、ハンダによる音質劣化が少なめの物、この二択に意味が出てきます。今回、ご紹介するERSIN MULTICOREは音質劣化が少なめのハンダです。使いやすさもトップクラス、すぐ溶けてすぐ付きます。またどんな音楽にも合います。ペースト不要。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。


まずAUDIO用の結果をレポートします。


Poet   Cassandra Wilson  Thunderbird

いや、実にいい音です。癖というものが見つけられないハンダで、これはこれで本来ハンダが理想とするものだと思います。また沢山ハンダをコレクションしている方にとっては基準となる音質(原音に近い)を持つ事になります。この文章を書くために何回もこの曲を聴いてしまいましたが飽きる事もなく、大変いいハンダである事が分かります。本当にクセの無いハンダであります。



A Day In The Life   The Beatles   Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

温かみのある音。車で言えば古いジャガーみたいだ。ジャガーと言えばその昔、父が自動車屋をやっていたのだがその車庫には色々な車が出入りしていた。その中でも目立っていたのがE -TYPE  JAGUARだ。記憶では紫色に近い色で2シーターのスポーツカー、天井が無いオープンカーでした。異様にフロント・ノーズが長くその反面乗務員スペースは物凄く狭い。どういう流れかそれに乗って羽田方面にドライブに行こうということになり私は後部座席が無いのに、後の超狭い荷物置きのようなスペースに無理やり(無論クッションなどは無い、)乗せられた。


私といえば当時、会社にあったモーターマガジンを無意識で眺めていた小学生であった。当時思った事はなんて日本車はデザインが悪いんだ! という事。(※この影響か卒業時のクラスの寄せ書きに「カーデザイナーになる」と書いてしまったが実現しなかった。)一方外車は 格好いいものが多い、中でもE -TYPE  JAGUARは別格的にデザインが良い車だった。ランボルギーニ・ミウラとE -TYPE  JAGUARの形を心地よく思っていた。当時の向島の我が家は自動車屋の2階スペースに暮らしていた。何故なら一台でも多くの車を一階に展示するためだ。そんなわけで玄関を入るとすぐに2畳程度の和室があり一階はその部屋と隣の台所、そして風呂ぐらいしか無かった(※その風呂には脱衣スペースが無かった)。なので蕎麦屋さんが出前を届けに良く来た物だが「~さんちは他に部屋ないの?」とか言われたもんだ。


とにかく車中心の建物なのだ。おそらく常時25~40台程度の車が展示されていた。そこにE -TYPE  JAGUARがやってきた。少年の私はすぐさまその車の見事なプロポーションに魅せられた。で首都高速に一行は向かったのだ。多分一般道ではスピードが出せないので高速を選んだのだと思う。私ときたら後方の座席が無いスペースに丸くなりしがみ付いていた。その時はジャガーが英国車という事をさほど意識していなかった。だが年を取るにつれて英国ものはちょっと違うぞ、という思いになっていった。さてそんな英国の60年代に作られたこのハンダの音は、ビートルズの音楽を最適に鳴らしてくれた。自我を主張する事なく音楽ファーストなハンダなのだ。


I Loved Another Woman  Fleetwood Mac  Original Album Classics

英国ブルースの一曲、ピーター・グリーンのLPサウンドが心地良い。淡々とした曲で歌もそう。だが何だかいいのである、この何気なさが。普段クセの強いハンダを聴き慣れているとこのハンダの音はクセが全く無い。そしてハンダの材質から来る音質劣化も極小だ。リバーブがたっぷりかかったピーターグリーンのギターが気持ちいい。


Gypsy Eyes The Jimi Hendrix Experience  Electric Ladyland 

ジミ・ヘンドリックスだ。私の一番好きなアルバム。このハンダでこの曲を聞くと音ではなく音楽の中にいる自分を発見する。確かに楽器の音は物理音なのだが音楽になると即物的な音から地位が向上し人間の気分を良くしてくれる魔法の音になる。なのでたっぷりとジミヘンの音楽に浸れた。


Manhattan Skyline  Julia Fordham  The Julia Fordham Collection

マンハッタン・スカイラインという曲。爽やかな12弦ギターの音が美しい。よくよく聴いてみると解像度はかなり高くセパレーションも良いのだ。だが赤ナッソのようなマジックをこのハンダに期待してはいけない。スペックよりも音楽性を重視したハンダと見た。


Green Sky  Marcin Wasilewski Trio  Trio

ピアノトリオだ。多くのハンダはこの曲の特にシンバルを強調してしまうだろう。だがこのハンダはそうはならない。あくまでも英国の奥深い自然の中に佇んでいるような中庸な音がする。このハンダはピアノがどうとかベースがどうとかシンバルがどんなだかを説明する必要が無い。持ち上がる周波数はなく、悪戯に解像度を誇張する物でもありません。そういう意味ではAUDIO的に聞くというよりは、むしろ音楽を楽しむハンダなのかも知れない。テレフンケンの50年代のハンダも中庸な音がするがあちらはドイツ。こっちはイギリスだ、イギリスにはイギリスの良さがある。


The Day Begins  The Moody Blues  Days Of Future Passed 

最初の数秒は音が出てこないので不安になったがそういう曲なのである。にしてもこのムーディ・ブルースのこの曲、ロックと言えるのかと言えば言えない。殆どをロンドン・シンフォニー・オーケストラが演奏しているのでROCK奏者の出番はほぼ無い。ずっと最後まで聞いていたがずっとオーケストラ演奏だ、だが後半の1/5になるとオーケストラの演奏にナレーションが乗ってくる。だがこのハンダこの曲を最高度に鳴らしきった。残るものは満足だけだった。


レスポールに使ってみた。何という事のない音だ。だがレスポールの特徴をよく出してくる。粘りは結構あってネチネチと弾く人には助けになる。ギューイ、チリチリ、ギュワーンみたいな音がする。ちょっとFender Ampで言えばBRIGHT SWを入れた時のような音である。だからそれなりにブライトでエッジーなのである。やや庶民的な感じもあり高貴な音がするハンダの集落にこのハンダは住んで居ないのだ。




ストラトの場合、この一種詰まったような音が生かされる。ストラトは本当に一筋縄には行かない。色々な音が出るからだ。だがこのちょっとディストーションがかかったような音は使い出がある。粘りはLPと同様にあり弾き倒す人向きかも知れない。そして音全体が黒光りしている。枯れ感もかなりあるので何の特色もない平凡なハンダ(VWD21では扱っていません。)に較べるとかなり面白い。下町のクラプトンみたいな音がする。




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まとめ 

原音とそんなに変わらないソースに対する正確性が高いハンダ。飛び道具的な要素は一切なく至って自然である。思うに高域も低域もグラマラスにならずフラットとはちょっと違うのだがフラット指向の自然派な音といえる。クリアであるかと言うとカリフォルニアのカラッとした晴天の空気ではなく、ロンドンのちょっと薄暗く程よい湿度を感じる空気感だ。沢山のハンダを既に持っている人は逆にこのハンダを常備しておくと基準の一つとなるに間違いない。他のハンダと混ぜて使う場合は低域が出るハンダや高域の出るハンダとMIXすると良いと思う。






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