【41-3#】ANSONIAの頂点　布巻き0.38φmm 　 50cm = 1.850円

4.0

商品説明

【41-3#】ANSONIAの頂点　

布巻き0.38φmm 　

50cm = 1.850円

☆本商品は特にオーディオ用配線材として恐らくは全米1位の音質を持つであろうANSONIAのその中でも白眉な音質を持つワイヤーです。VWD21がヤフオク時代数種類のアンソニアを一時期出品していたのですが訳あって出品から降ろしそれから15年は経過しています。そろそろ出してもいいかな、と言う事で既に数種類出していますが本丸が隠れていたのです!遂に登場!!。

これがアンソニアの頂点です!!!

年代は1920～1940年辺り

直径は0.38φmmでこれは内部の単線の太さです。外側の布巻きも含めた直径は0.41mmとなります。このアンソニアだけは個人用として秘蔵しておきたかったのですがこの音を聴いて喜ぶ皆様の顔が見てみたく、つい手が滑って出してしまいました。

アンソニアはVWD21にとって主役のワイヤーでした。その中でも今回出すこの0.38ミリのアンソニアは特別です! 0.38mmとちょっと太いところが味噌です。0.2以下のアンソニアと0.38mmのこれとではまず音量音圧が違います。電流を多く流せる方が必ず音量音圧が大きくなります。これだけは細いワイヤーではできない芸当です。しかし事態はそんなに甘くなく、ワイヤーというものは太くなっていくほどハイ落ちします。

だから太くてもハイ落ちしない物は相当に偉いということになります。私がVINTAGE WIREに徐々に惹かれていったのはビンテージ・ワイヤーの持つ音質です。現代の銅線は純度を上げたり歪みを取ろうとしていますので結果的に音質は蒸留水的になります。この蒸留水的なワイヤーで音楽を聴くと悪くはありませんが良くもありません。結局音楽をSTOPする事になります。

その点このANSONIAはある程度太いので低域が出て、しかも持ち前の高域の良さも持っています。じゃ中域はどうなんだと思うでしょ、これがまたいいんだな。そもそもVINTAGE WIREは中域、特に人の声の帯域が素晴らしい、これはビンテージ・ワイヤーのベーシックな特徴です。そんなビンテージ・ワイヤーの中でもANSONIAは他とはレベルの違う音を我々に提供してくれるのです。さて、それで実際の音質はどうだったのでしょう?

テストはHOT側とCOLD（GND）側の両方にこの線を使用した結果を述べます。

AUDIO用の結果のみをレポートします。

Central Reservation Beth Orton Central Reservation

驚いた、普段はこの曲をかけないのは結構難しいやつだからだ。なかなかいい音で鳴ってくれない。だがこのアンソニアは違った。いいのである。冒頭の生ギターの音のナチュラルなフレッシュさにまず心を奪われついでベス・オートンの歌そのものに引き込まれた。非常に全ての音がパワフルでいて物凄く美しい。さすがにアンソニアの頂点だ。なかなかこのような音は他では聞くことができない。細めのアンソニアも美しい音なのだがエネルギー感の高さや音の生々しさではこの0.38mmアンソニアを凌ぐものは無い。それにしてもこの声のリアルさは何だ?!という感じでそこで歌っているのを間近で聴いているような感覚になる。

Red River Valley　　　Cassandra Wilson　　Thunderbird

一味違うのだ。何がってこの声の四隅の隅々まで聞こえてくるような超情報量がだ。繊細にしてパワフル、この同居はなかなか難しく普通は実現しない。普通ではないアンソニアはその二律背反を無効にする。繊細にして力強い歌声は素晴らしいものだ。そして前曲のベス・オートンの時も感じた歌手の声の超リアリズムはこのカサンドラ・ウイルソンでも遺憾無く発揮された。何と言うか良い意味で別の曲にすら感じる。今まではそれほど聞こえてこなかったパワー感や情報量の多さが一気に噴出するような感じ。

Heads Up　　　Dave Weckl　　　Heads Up

リズムがビシバシと決まる曲。この曲を聴いてわかった事はこのアンソニア、無敵なのだ。どんな音楽も余裕でこなす。そして情報量が1.5倍はあるような気がする。なので何気ない一瞬の音でも情報量が多く素晴らしいセパレーションを伴って攻めてくるものだから堪らないのです。嘘は言いません、このアンソニアでいつもの曲を聴いてみてください。今私が言った事を体験できます。このワイヤーの場合、低音がどうだとか高音がどうだ、などと御託を並べる気がしません。必要ないのです。パーフェクトな物を褒めるには無限に賛辞を連ねるしかないのですが、それは止めときます。

Blue Eyes Blue　　　Eric Clapton　　The Clapton Chronicles

このワイヤーの場合、合う曲を選ぶ必要がありませんでした。どんな曲をかけても素晴らしいからです。だからこのクラプトンも完璧、いやそれ以上の満足感が得られます。そして音数が普段の2倍ぐらい多くセパレーションが良いので、それら情報同士がコンフュージョン（混乱）しません。だから情報が多くなってもうるさく感じないのです。そしてこのワイヤー明らかに音量が大きく感じます。0.38ミリと言う線径と関係あるのかも知れませんが分かりません。この曲もいつもは1/3ぐらいの情報量で聞いていたことが良く分かりました。怖いワイヤーです。一度これを使ってしまうと他のを聞けなくなる可能性があります。

Double Trouble　　　John Williams　　　ハリーポッターとアズカバンの囚人

オーケストラとボーイソプラノの曲、全ての音に見通しの良さと生々しい表現力を感じる。背景の小さな音量で鳴っている小さな合わせシンバルの音は音量が小さいにも関わらず分離してはっきりと聞こえてきます。また途中に入る大太鼓の低音の迫力、音圧感が素晴らしい。

Voodoo Child (Slight Return)　The Jimi Hendrix Experience　Electric Ladyland

ロックはどうだとこの曲をかけました。60年代の録音なので余り期待はしていなかったのですが、いやーコレいいわぁ..と間抜けな顔をしてしまいました。ロックはまず勢いが無くてはならない。ましてジミヘンですからね。ストラトの音もじっくり聞いてしまいました。その結果わかった事は古いソースにも完全に対応していると言う事です。そして当時の音楽の良さも圧倒的に伝わってきます。それにはパワーがなければなりません。多分ANSONIAの中で最もパワフルで繊細なのがコレでしょうね。

Orbiting　　　Mats Eilertsen Trio　　　Sails Set

最後にある意味嫌がらせでこの曲をかけてみました。ダメです、何処か欠点を探そうとしても満足感しか得られないのです・・・不満が無い音それがこれ。この曲の聞きどころである各楽器の音像定位の不気味なほどの良さが下手なワイヤーだと半分しか伝わってこないものですが、やはりアンソニアです。素晴らしいとしか言いようがない音です。これじゃ試聴になりませんね（笑）

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まとめ

いつも聞いていて分かったような気になっている曲から聞いたことのない音が飛び出してきます。本当にこれは事実でこの音源にこれほどの情報量とパワー感が実は入っていたのかと驚かされます。情報量だけならともかく鮮度の高いパワー感があるので本当に同じ曲かと疑ってしまいます。

ある時期の最も人に教えたくないワイヤーがANSOINAでした。多くの人がWEに絆されていた時、VWD21はアンソニアを見染めていました。天邪鬼なんです、人と同じ事はしたくない、人が群がる事からは離れるタイプでした。そんな私にピッタリなのがアンソニアでした。このメーカーブランドはそんなに長い期間あった訳ではないようで既に50年代には消えていた節があります。多くは20年代から40年代あたりの物がたまに市場に現れます。

私はアメリカで最も偉大なメーカーはアンソニアとケロッグだと思ってます。他にもマイナーな人の知らないメーカーもありますが有名どころではこの二つが挙げられます。そのANSONIA、私は幾つか蒐集できましたが中でもこの0.38mmは白眉です。細いアンソニアの中にもいい音のものがありますが万能性という意味では0.38mmは優れます。単純にこのアンソニアを使ってケーブルを作れば、その辺の海外ハイエンド・ケーブルを簡単に超えてしまいます。本来ならば秘蔵しておくべきワイヤーなのですが同じ趣味を持つ方の為に出す事に致しました。

ヤフオク時代にこのアンソニア、今と同じ値段で売ってましたが、あるお客様が「このANSONIAだけあれば十分です、後は何も要らない」と私に告げたのですが、こうして今改めて聞くとその言葉の意味が良く分かります。

今回はオーディオでのチェックのみです。ギターはありません。その必要がないからです。このワイヤーこそ真のオーディオ用ワイヤーなのです。

【ご注意】

価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。

数量１（50cm）以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定（MAX=10）をして下さい。