【46#】KESTER SPECIFICATION SOLDER 60/40 ROSIN 0.72mm 50cm = 680円
KESTER SPECIFICATION SOLDER について
KESTER社のハンダはアメリカでは最も有名なハンダです。特にビンテージ物は日本でも安定した人気があります。そんな中、私がストラト派を中心に最もお薦めしたいのがSPECIFICATIONです。その独特な音色はストラトを愛するギタリストにとって正に必需品! 新しめのストラトがこのハンダで一気に10年はビンテージ化するのです。
ストラトというギターは悲しい事に余りに人気が上がり過ぎ(※BURSTレスポールには負けるが)特に50年代のレアカラー物などは外車が買えるプライスです。私個人はあんまりストラトのサンバーストは田舎臭くて買いたいとは思いませんがレアカラー物になると俄然ほしくなります。一時期57年のゴールドボディ、58年ブロンド、59年RED等々を使ってきましたがネックとボディの色々な組み合わせを試したりして遊んでました。
そこで分かった事はストラトの場合、ネックが最も重要で次にボディとPUそしてその他のパーツの順で音色が決まってしまいます。またボディとネックのトータルの音に合わせてPUを選択するという道もあるのだなと思ったりしました。PUはやはり54年~63年あたりの物が一番いい音がします。ボディに関してはネックさえ鳴っていると下手をすると最近の木材のものでも聴いている人をオール本物と騙せるぐらいです。またストラトの場合、ブリッジやナット、ペグ、ポット、コンデンサー、配線材、ハンダのトータルで一つの音色を出しますから迂闊なパーツは使えません。私などは10代の頃グヤトーンのストラト・モデルからストラト型ギターにハマりましたから時間は相当経っていますがやはり本物のストラトは別格に良いのです。
フェンダー社の場合、CBSが参入してくるまではレオの個人工房に毛が生えた程度のガレージ・ファクトリーだったのですが在庫管理だの営業展開などの計画性は大企業にくらべれば極めて緩いものでした。
だが、その時期の物が結果的に良かったのです。ネックを成形するビルダーやPUを巻く職人など専門専門でねっちりやっていた時の物が良いのです。レオときたらギターは弾けないので試し弾きは全開放弦でジャラララーンと音量も気にせず一日やっていたので隣の部屋にいる人は頭が狂いそうになったそうです。
そんな微笑ましい時代に一歩でも近付けるようにKESTER SPECIFICATION SOLDERをお薦めします。
ハンダの直径は約0.72mmです。
ぺースト入りのハンダなのでペーストは不要です。ただし内部のペーストの量が経年変化で多少飛んだのか外部ペーストを使った時のような溶けやすさと着き易さは望めない。仕上がりが場合によってはボソボソする場合もあるので、それが嫌な人にはノコロド等のVINTAGE PASTEを使用すると良いと思う。ただ外部ペーストを使うとややトロミの増えた音の方向にシフトするのでそれを分かってやっていただきたい。ハンダ自体は0.72ミリと丁度使いやすいサイズなので、音のトロ味を増やしたい人や耳障りな音が一切嫌な方はノコロドを使った方が良いと思われます。
音質
まずストラト専用ハンダと考えていますのでストラトから。3.0mm SOLIDに比較し良い意味で音の芯が残っている感じでこれまた良い。プレイヤーの趣味嗜好があるから大トロの3.0mm SOLIDの音が最高だと思う人が居るかと思えば、この0.72 ROSINのコリっとした感触が好みの人も居るのだ。
さてクリーントーンの場合、芯が残っている感じがありトロトロのシチューではなくやや透明感が残っているスープの感覚だ。ストラトの場合、基本、高域はレスポールより鋭い。PUからして違うのだから仕方ないがこのSTらしい鋭い高次倍音はしっかり出てほしいし、うるさい部分は出ないでほしい・・・とまぁストラト弾きはこんな都合の良い事を考えるのだが、そういう用途にこのハンダはピッタリくる。
内蔵されているKESTER製のROSINが高次倍音は出しながらもうるさい音は出さないという芸当をやってくれている。更に歪ませて行くと枯れ感が強くなり古いギター特有の軋むような音が付随してくる。新しいストラトの音はこれに較べればただ音が出ているだけと言える。こちらの方が3.0 SOLIDよりビンテージ化の度合いが強く枯れた風味を演出できる。こうして比較してみるとKESTERのROSINとノコロドのペーストの音の違いを聞いているのかも知れない。と思った。
はじめはSTだけのレポートにしようと思ったが一応レスポールとの相性もチェックしておこうと言う事で、お次はLPの番です。結果はストラトの時の違いがLPに於いても同様に現れた。つまり3.0 SOLIDよりも音の芯が残っているのでピックを立てて倍音をわざと出したようなプレイなどをする人にはこちらが合う。
3.0 SOLIDの方はトロトロに煮込んだシチューのようでありとあらゆるエッジや角をトロミが優しく包み込む。かたやこの0.72 ROSINはスープに透明度が残り中の具材の味や感触がリアルに伝わる。どちらも捨てがたい魅力だ。ニャーニャー音は当然3.0 SOLIDの方が全方位的に出る。だが0.72 ROSINの持つコリっとした音がニャーニャー音と7:3の比率で出てくるこちらの音も私は好きだ。クリーントーンの場合、この0.72 ROSINは立ち上がり時の鋭さがあるのでスリリングなプレイができる。これは実に生々しい音です。そこから歪ませて行くとどんどん良くなり正に快感ものだ!
オーディオ用に使った場合、これは想像よりも悪くなかった。まぁ考えてみればKESTER VIRGIN METAL SOLDERと同じ時代の物で同じ黄色の格子柄なのだから悪いわけがない。分解能も高く定位の表現は正確無比。
使い勝手
この【46#】KESTER SPECIFICATION SOLDER 60/40 ROSIN 0.72mmの使い勝手は松脂入りですので使いやすい方ですが、しかしながら古い時代のKESTERなので松脂の量がやや足りなく使い勝手はそれなりです。でも個人的には外部の松脂の無い音の方が好きです。
まとめ
この【46#】KESTER SPECIFICATION SOLDER 60/40 ROSIN 0.72mmの事をまとめますと、まずROSIN COREでペーストが基本要らない事、そして0.72ミリなので細かい部分の作業にも適している事です。そして何度も言いますがこのハンダはストラト用として販売しています。しかし今回LPやAUDIOも悪くなかった・・・どころか良い音がしています。
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【ご注意】このハンダも貴重な物なのでお一人様の一回の注文数のMAXは数量2つまり1mまでに制限させていただきます。 数多くの方とこのハンダの素晴らしい音質を共有したいと思うからです。50cmで32人分ぐらいあります
数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=2)をして下さい。
【支払方法】
■銀行振込: 三井住友銀行
■ゆうちょ銀行
■カード決済
■コンビニ決済
【発送方法/発送費について】
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポス(無料サービス)が使えます。
運賃は全国一律200円ですがこれは基本サービスで0円です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。
上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は
宅急便コンパクト660円での発送となります。