【47#】KESTER SPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mm 10cm = 850円
【47#】KESTER SPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mm 10cm = 850円
KESTER SPECIFICATION SOLDER について
KESTER社のハンダはアメリカでは最も有名なハンダです。特にビンテージ物は日本でも安定した人気があります。そんな中、私がストラト派に最もお薦めしたいのがSPECIFICATIONです。その独特な音色はストラトを愛するギタリストにとって正に必需品! 新しめのストラトがこのハンダで一気に10年はビンテージ化するのです。
ストラトというギターは悲しい事に余りに人気が上がり過ぎ(※BURSTレスポールには負けるが)特に50年代のレアカラー物などは外車が買えるプライスです。私個人はあんまりストラトのサンバーストは田舎臭くて買いたいとは思いませんがレアカラー物になると俄然ほしくなります。一時期57年のゴールドボディ、58年ブロンド、59年RED等々を使ってきましたがネックとボディの色々な組み合わせを試したりして遊んでました。
そこで分かった事はストラトの場合、ネックが最も重要で次にボディとPUそしてその他のパーツの順で音色が決まってしまいます。またボディとネックの音に合わせてPUを選択するという道もあるのだなと思ったりしました。PUはやはり54年~63年あたりの物が一番いい音がします。ボディに関してはネックさえ鳴っていると下手をすると最近の木材のものでも聴いている人を騙せる音までは出せます。またストラトの場合、ブリッジやナット、ペグ、ポット、コンデンサー、配線材、ハンダのトータルで一つの音色を出しますから迂闊なパーツは使えません。私などは10代の頃グヤトーンのストラト・モデルからストラト型ギターにハマりましたから時間は相当経っていますがやはり本物のストラトには敵いません。
フェンダー社の場合、CBSが参入してくるまではレオの個人工房に毛が生えた程度のガレージ・ファクトリーだったのですが在庫管理だの営業展開などの計画性は大企業に極めて緩いもの。
だが、その時期の物が結果的に良かったのです。ネックを成形するビルダーやPUを巻く職人など専門専門でねっちりやっていた時の物が良いのです。レオときたらギターは弾けないので試し弾きは全開放弦でジャラララーンと音量も気にせずやっていたので隣にいる人は頭が狂いそうになったそうです。
そんな微笑ましい時代に一歩でも近付けるようKESTER SPECIFICATION SOLDERをお薦めします。
ハンダの直径は約3mmです。
ぺースト無しのハンダなのでペーストを必要とします。
テストではノコロドを使用。
音質
何しろストラト専用ハンダと考えていますのでLPやオーディオでの場合は考えてなかったのですが・・やはりLPやオーディオでの結果も付け加えます。
ストラトの場合
いや全く文句無しです!全く耳に痛く無い快楽の音。だから泣きのチョーキングもビブラートもやり甲斐が有るのです。以前、永らく販売していたSPECIFICATION SOLDERはROSIN COREでしたのでこれ(SOLID CORE)とは音が異なります。この音は正にマグロで言えば大間の大トロで、そのクリーミーで甘味のある音は聴く人を完全に魅了します。
時間経過で言えば10年分ぐらいの音質変化があります。ただギターの場合、買ってから弾かずにしまっておくと振動によるエージングが行われません。でも10年弾き続けるのは大変な労力です。その点、ハンダは一箇所で10年分の変化が得られますので容易で簡単です。PUの交換でここまでの変化が起きるかは微妙です。
何故エレキだとこのような変化が起きるかについて説明しますと生ギターの音は生音な訳で木の振動がそのまま空気振動=音となります。一方エレキは最終的には電気信号に変換されています。ここが味噌です。電気信号ならばギター内部の全電子部品のトータルの音が出ますからどちらかと言うとAUDIO的な扱いになります。だからエレキはハンダ一箇所でも激変できる可能性があるのです。
さて話を戻してまとめるとストラトのクリーントーンも歪ませた時と同様に良かったです。
次はレスポールです。これがですね・・何と言うか抜群に良い訳でSPECIFICATIONがレスポールに合うなどとは夢にも思いませんでした。しかし事実は雄弁です! 私も認識を新たにしました。この音は1920年台のKESTERの赤「大トロ大王」やその後の赤チェック柄のKESTERハンダ「KING OF KESTER」に通じます。時代的にはこのSPECIFICATIONは赤チェック柄のKESTERと同年代です。1920年台のKESTERの赤を私は「大トロ大王」と呼んでいました。今回のKESTER SPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mmも「大トロ大王」と呼んでいいと思います。
鉛50 : 錫50の比率も良いのでしょうね。無双シリーズもLP向きですが、ここまでの大トロではありません。やや赤身的要素が残ります。今回のKESTER SPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mmはSPECIFICATION初の「大トロ大王」です。ストラト用と思い込んでいたSPECIFICATIONに新たな道が拓けた感じです。とにかくこの音色、甘~い音がします。所謂マグロのトロ部分ですね、赤身のマグロはギターで言えば新品の時の音です。少しVINTAGE化して中トロ的状態になります。そして50年以上経過して大トロの領域に入る物もある訳です。このハンダの馬鹿馬鹿しい実力は50年の経年変化と振動による変化を一箇所のハンダ付けで実現してしまうところです。
こういう事を言うと頭がおかしいなどと言われますがエレキの場合は何しろ出力は生ギターのような空気振動ではなく電気信号だから可能なのです。まぁ疑いのある方は一度お試しください。誇張ではない事が体験できます。話を戻すとこのハンダ(KESTER SPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mm)はLPの場合、本当に甘い音がします。果汁滴る甘さです。果実の熟成が進んだ音です。だからニャーニャー音も当然盛大に出ます。またアタック音の粘っこさもROCK/BLUES向きです。これは下手したらPU交換よりも「らしく」なりますね。歪ませてもクリーンでもどちらも良い音がします。
オーディオの場合です。0.72 ROSINに較べややMILD傾向になります。しかし雰囲気がたっぷりありいい感じです。
使い勝手
このSPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mmの使い勝手はノコロド(PASTE)使用時は非常に良いです。太い割にはすぐに溶け付きも良いです。
まとめ
このSPECIFICATION SOLDER 50/50 SOLID 3.0mはストラトとレスポールの両方に激しく適します。気になる方はお早めに確保しておいた方が良いです。画像の様に僅かな量ですのですぐに無くなると思われます。
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【ご注意】このハンダは大変に貴重な物なのでお一人様の一回の注文数のMAXは数量1つまり10cmまでに制限させていただきます。 10cm単位で売って18人ぐらいの方に行き渡る計算です。チビチビな量ですみません。しかし本当にいいですよ コレ!
【支払方法】
■銀行振込: 三井住友銀行
■ゆうちょ銀行
■カード決済
■コンビニ決済
【発送方法/発送費について】
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポス(無料サービス)が使えます。
運賃は全国一律200円ですがこれは基本サービスで0円です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。
上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は
宅急便コンパクト660円での発送となります。