【50-2#】 Fry's Metals
Plastic-Spool 青
ギターは激枯れ・激渋、
AUDIOは優等生!
(直径2.0ミリ)
10cm =1.100円
☆本商品は今話題の英フライズメタルズのビンテージハンダです。既に黒のFRYS METALSは出していますが、今回のは青です。年代は1950年後期〜1960年代初頭かなと思います。
From : Made in England
Maker : Fry's Metals
TYPE : SOLID
SIZE : 2.0φmm
青FRYS METALS
年代は1950年後期から1960年代
直径は約2.0mm位
(黒のFRYS METALSは1.6mm)
ワイヤーソルダーなので別途ペーストが要ります。今回もノコロドを使っています。コテ先温度さえ高くしていれば溶けるし良く付きます。
イギリスのビンテージソルダーの中、FRYS METALSを発見し皆様にご紹介していますがこれを知らない人の方が多い筈です。イギリスと言うとマルチコアERSINが有名どころですがFRYS METALSはまだ日本では知られていません。かなり最近まで在ったようですが問題は古い時代のFRYS METALSです。今回の青は前回の黒同様、1960年前後のプラスチックスプールですがこれでも今や古い方に入っています。なんせ60年以上前に作られた物ですから。それでは早速試聴結果に移ります。
今回のテストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用。
まずAUDIO用の結果をレポートします。
New Life And Other Beginnings Aki Rissanen For Jazz Audio Fans Only Vol.13
まず音圧のあるタイトなバスドラに驚かされます。量感があるのに締まっている所が筋肉質です。ピアノの歯切れ良さ、HHの切れ味もGood。中低域の厚みもあり等々素晴らしいです。文句なしです。低域はかなり出ます。そして音の立ち上がりの早さスピード感があります。
Orbiting Mats Eilertsen Trio Sails Set
黒FRYS METALと同じくナチュラルでありながら高い分解能と解像度を持つハンダです。音のアタックが早いので生ソースをそのまま聞いているような感覚です。ただ黒FRYS METALよりも更に超高域まで出ていますのでHI-END特性が満足できます。更に音に付帯雑音成分が付かないのですっきりと正確です。
Juna-Tabor/Apples トラック05
ボーカル言うことなしです。倍音が凄く出るのでハスキーボイスなど気持ち良いです。そして激チャーミングな音なので歌っている歌手に妙な感情移入をしそうです(笑)。普通に言って女性ボーカル凄いです。
Killing Me Slowly Julia Fordham The Julia Fordham Collection
冒頭の12弦ギターをかき鳴らす音、バッチリです。非常にソースに忠実なようで、それでいて艶やかなのです。特に各部の分解能が恐ろしく高く、聴き疲れのしない音です。
Every Breath You Take Karen Souza Essentials
まずボーカル(カレン・ソーザ)の声の倍音が豊熟なので聞いていて気持ち良くなります。中域から低域の安定感が高くトータルに見てもDレンジが広く歪み感がありません。そして音がリアルです。
Lunch Break: Peak Hour The Moody Blues Days Of Future Passed
このソースも全く文句無しで、ビビットで活気に溢れる音がゴージャスそのものです。全ての帯域の分解能に優れスリリングな演奏がよりスリリングに感じます。
ストラトです。KESTERのスペシフィケーション・ソルダーをちょっと太くして、渋いいなたさを足した音です。既にKESTERのスペシフィケーション・ソルダーで枯れ感は満足できてますが、それに加えてこの青FRYS METALSでは少し中域を太くし、かつ、いなたい音が出てきます。つまり枯れまくりのストラトの音になります。BLUES好きには堪らない音だと思います。特に強く歪ませた時の音は絶品でこれまでで最も良いなと感じました。熟成されていますこの音は。まとめますと、渋く枯れていなたい良い音。
レスポールです。
LPは甘く伸びます、SWEETなLP。そして枯れまくってます。比較すると黒FRYS METALSよりも枯れ感は強いです。従って枯れめのフレーズが好きなギタリストにはこの青FRYS METALSをお薦めします。渋さの極地の音がします。ある意味この音はワイヤーで言うと激ヤバAWG22と同じ仲間だと言えます。フィラデルフィアは黒FRYS METALSに近く、青FRYS METALSは激ヤバAWG22に近いです(※わかる人にしかわからない説明ですみません)。これはある意味凄いハンダなのかも知れません。例えばLPで二つの対照的な個体を弾き比べてみた時、その個体の特性に合わせた魅力的な音がそれぞれ鳴ります。つまり鳴り分けることができるのです。同じLPでもマイク・ブルームフィールドの甘くとんがったやんちゃなフレーズも合うし、逆にピーターグリーンの初期フリード・ウッド・マックに於ける激枯れPLAYにも対応してしまうという恐ろしい物です。これほどギターに合うハンダは世界遺産級と言えます。
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ちなみにLPに於いて黒FRYS METALSと青FRYS METALSの音の違いを述べますとわかりやすい例では黒FRYS METALSはワイヤーで言うとフィラデルフィアに近く、青FRYS METALSの音は激ヤバAWG22に近いです。黒FRYS METALSはナチュラル系の良い音で青FRYS METALSは枯れ味といなたさが前面に出てくる音です。LPには
青FRYS METALSの方が守備範囲と表現範囲が広いかなと思いました。決して原音忠実などでは無いのですが、そのクセがはまると大変な事になるハンダと言えます。
まとめ
オーディオではダイナミックレンジが広く歪み感も無く、音圧感があり量感のある低音なのですが同時にタイトさもあるという憎らしいハンダ。しかも超高域付近は黒FRYS METALSよりも更に伸びていて気持ちいいの一言です。ギターでは歪ませた時の音が恍惚感に浸れる音が出るので止められなくなります。あと女性ボーカルでは倍音域が豊富なのでとにかく良く鳴ります。オーディオ用ハンダとしても黒FRYS METALSよりも個人的には好きかもです。どんなソースを聞いても90点以上は取るし特に超高域もしっかり出ています。しかしながらまずギタリストを虜にするでしょう。ちなみにペーストはノコを使いました。
追記: ある意味「6-4# ☆ 1948年茶ナッソ★」のような立場のハンダかなと思います。ほぼ万能です。しかしペーストは必要です。LP好きな人には絶倫ハンダです。特に初期のピーターグリーンの渋く枯れた音色が好きな人にはこれ一択でしょう。こんなハンダは世の中に沢山ある物では無いので無くなる前に気になる方はお早めにゲットして下さい。
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