ここの皆さんのレビューにいつも助けられています。 ギター配線のハンダに迷った結果、思いっきりシンプルな構成にしようとこちらを選びました。 特にHOTで癖の強いワイヤーを使っていたのですが、あまりごちゃつくことなくそのワイヤーの特徴がシンプルに出ました。 配線材の構成において引き算という概念を教えられた気がします。 表記の通り少し扱いにくいので、やや温度が高めのハンダに持ち替えてようやく溶けてくれました。 ただ、流体になったときの挙動が他のハンダと異なっていたのでやや御しにくく、気がつけばゴリゴリ使ってしまっていました。 ビンテージ配線の初心者に色々と教えてくれる先生的なハンダになりました。

手触りは7424みたいな繊細な柔らかさも感じるには感じますが、それ以上に7241的なコードを弾いた時の分厚さがあります。 NASSAUは冷たい音と言われますが、個人的にはスズ45%以下のNASSAUはほぼほぼギターに向いてる印象です。いろんなハンダを使い過ぎて訳が分からなくなった人とかはColdかHotどちらかをこういうあっさりハンダに統一すると音も精神状態もすっきりすると思います。 わたしはレスポール系のギターにシングル（ロッドP90か普通のシングルに網線をつけたもの）を載せて使うことが多いですが、シングルコイル＋Coldの網線＋鉛多めのNASSAUの相性は最高だと思っています。 ただ、ハムでどうなのかは知りません。

ハンダのノリが良く、使いやすいハンダです。 Mid～Loに厚みがあり、特にLoが厚みがあります。そして、Hiのバランスもちょうどいいです。ボーカルものでは、ボーカルと演奏のバランスが Good！Jazzもいけますが、ボーカルものがベストかな？ 合金比率が30/70で鉛の割合が高く、その影響か、全体的にややマイルドで長時間聴いても、聴き疲れしない音調です。使いやすく、安心しておすすめできるハンダと思います。