【75#】HAWTHORNE製 Western Electric シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mm 1m = 1.250円

【75#】HAWTHORNE製 Western Electric シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mm 1m = 1.250円

5.0
気に入ったのでストックしておきたくて、期間限定のストラト用配線♯12と一緒に、再度購入しました、前にも投稿しましたが、気持ちいい倍音です、使用するギターによるとおもいますが、ザラツキ感もちょうどよく他のギターにも試してみたいと考えています。GND線は♯119撚り線BRAND REX白を使用し、ハンダは♯100サビットです。GND線を太めの物にしたら面白いかも。ホルヨークとか?あるいは単線ですがコーニッシュワイヤーとか
単線ですから、取り付け作業時、簡単に折れやすいので注意が必要!!アウトプットジャック廻りとかは、二回折れました。エージングとか関係するのかわかりませんが、交換して4日経過し、さらに音質がいい方向に変化し、よくなっています。ハイパスコンデンサー(0.0001µf)を取り付けたような倍音が出ます。弾いていてきもちいいザラツキ感で自分は好みの配線です、御社の配線を色々試しましたが、もうこれ一択でいいかなと思っています。
商品説明
75#】HAWTHORNE製 Western Electric 

シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mm  

1m = 1.250円






75#】HAWTHORNE製 Western Electric 

シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mm  

1m = 1.250円

【75#】HAWTHORNE製 Western Electric 

シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mmについて


☆まず最初にお断りしておきますとVWD21ではWEを世間で言うほど手放しで評価してはいません。寧ろ数多くの素晴らしい音質を持つワイヤーの一つと見ています。WEは余りにも持ち上げられ過ぎている所があって言わば高級ブランド品扱いなのです。しかしながら世界には音の良いワイヤーはWE以外にもそれこそ星の数ほどあって、その星々の煌めきの中の一つにしかWEは過ぎません。それでも流石にWE、良いものはかなり良いのは当たり前、今回ご紹介するWEワイヤーはその中(音の良い方)の一つです。


年代は1920~1950年代の範囲だと推定します。画像を見ればわかるように外側は赤と灰色の縞(多分ペーパー系材料)ですが、その中にシルクが絶縁材として使われています。更にそのシルクの中に0.6ミリの錫メッキ単線が入っている構造です。非常に手間の掛かった構造ですね。大体WEは総合音響会社でしたが古式な電話機なんかも沢山製造していた訳です。


俗にいうスイッチ・ボード・ワイヤーと言うのはその電話機、特に手動電話交換機の内部配線に使う目的で作られたようです。今はスマホがありますが大昔の電話機はいちいち電話交換手の人に手動で相手先に接続してもらう仕組みでした。正に、どアナログな世界です。そんな中、電線に求められたのは明瞭さでした。そりゃそうです。相手の声を聴いて、「あ、叔母さんだ」とか識別するのですから明瞭度が最も大事な要素なのです。そんなこんなで電線なんかの仕様を煮詰めていったのだと思いますね。とにかく人間の声の伝送に適したワイヤーが求められたのです。


その研究努力が実って何十年も前に作られた電線が現在の皆様のお役に立っていると・・正にそんな訳なのです。面白いですね。



(※一部、個人的な話も含まれております、興味のない方はここは飛ばしてください。)

アメリカのビンテージワイヤーの中でもWestern Electric社は突出した人気を誇っています。最も有名なビンテージワイヤーと言っても過言ではありません。良く知られるスイッチボードワイヤーを中心にかなりの種類と量のワイヤーを作っていました。最もWEはワイヤーよりもプロオーディオのメーカーとして知られ特にスピーカーやAMPはマニア垂涎の物です。


555や594などのドライバーユニットや各種アンプ類は特段の性能を持っています。実際、一時期私が仕事用として使っていた真空管アンプはWEのパワーアンプの仕様でした。完成品を買うと高いのでとある工房内のスペースをお借りして自分で組み立てました。350B(←本物は高いのでRCAの球で)のプッシュプル回路だったかと思います。20年は使っていましたね、その後トランジスターの回路のパワーアンプを自作するまでビンビン現役でした。


私は当時まだ20代の若僧でかなり背伸びして色々な所に顔を出していました(いい音に関係する所に)。既に某レコード会社からレコードも出しては居ましたがそれで食っていける程、世の中甘くはありませんでした。若いですから色々な事にトライしました。あっちに手を出しこっちに手を出し「良い音」に魅かれて彷徨っていたのです。一応当時は作曲家として生きてました。


そのスタジオ(普通の部屋です)で350B(←本物は高いのでRCAの球)仕様の真空管アンプをモニタースピーカー駆動用のAMPとして使っていました。スピーカーはALTEC銀箱604系のユニットを格納した小さめの箱でした。このスピーカーを自作(※自分で組み立てたの意味・回路はWE)のアンプで鳴らしていたのです。


〇〇ラボラトリーという名称の日本のガレージ・メーカー(一部SHOP)は当時、本郷にありました。そこに通い入り浸り自分のアンプを組み立てていたのです。既にその頃からWE、KESTER、マルチコア、JBL、ALTEC等の名前は店内を飛び交っていました。そもそもこの店は当時の知り合いの者が連れて行ってくれたのです。WESTCAPというコンデンサーをその友人が物色しに行ったのがきっかけです。





長々とお話ししましたが、そんな訳で私のWE体験はかなり昔にマニアックな場所の中で醸成されていったのです。ただ、くどいようですが世界は広く、WEだけが良い音ではありません。しかしながら本ワイヤーはHAWTHORNE製と言う所が味噌です。HAWTHORNE製のWEネームのハンダがあるらしいのですがナッソとは別格だとの声もあります。覚えておいて下さいHAWTHORNE! と。



今回のテストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのを使用した結果を述べます。このやり方は最も線そのもののキャラクターを知る良い方法です。基本的なキャラクターがわかった後でGND線を色々と変えて楽しむのも楽しいです。


最初にAUDIO用での結果をレポートします。CDをかけます。最初はNew Life And Other Beginnings / Aki Rissanen / For Jazz Audio Fans Only Vol.13から。JAZZの8ビートです。一聴して文句のない音が出ています。全周波帯域を見渡しても破綻した所が全く無く上品でいて鮮やか、そしてキレもあり解像度の高い聞きやすい音です。ドラムもピアノも全く文句がありません。


過去に扱ってきたWEワイヤーはもっと癖の強い音がしていましたので今回のものには吃驚しました。これほど音楽の和声の表現も含めて見事に出す物はそう無いですからね。非常に・・非常に優秀な音でWEによくある音の癖のようなものが一切ありません。音色キャラクターという物はどんなワイヤーにも存在しますがこのワイヤーは音色にマイナス面がありません。やはりHAWTHORNE工場時代のWEは違うのだと確信に至りました。


次の曲はHeads Up /  Dave Weckl  /  Heads Upから。フュージョンです。音のスピード感や切れ味が無いと面白くない曲です。さてさてスネアやバスドラが面白いように決まりますね。そして本当不思議なのですが全くうるさく無いのです。普通フュージョンの曲(特に16ビート)は演奏技術をひけらかしたような物が多いので要するにうるさくなりがちなのですが・・・ぜんぜんうるさくありません。


それなのに各部の音の切れ味や解像度の高さ、楽器間のセパレーションの良さが輝いています。これはかなり優秀なWEワイヤーと言わざるを得ません(※あんまり言いたく無いけど)。これって一日中聴いていても疲れないし飽きない音です。


最後にJAZZボーカル、Corrinne Mayの Fly Awayを。まず声の艶と絶世の倍音のセクシーさ加減が堪りません。子音が物凄くリアルで、もうこれ以上は求める必要がないのです。非常に高い満足感を得られました。JAZZ-VOCAL恐ろしくよいです!


一応、ギター内部配線材としてはどうかと聴いてみました。まずはレスポールから。いやいやいや予想を超えて良いです。ちゃんとLPの音がしますからね。ニャーニャー音(※LP特有の猫の声のような音)もしっかり出ています。これがブラック・エナメルだとこうは行きません。10年以上前にWEのブラック・エナメルが流行りましたが、その音色のキャラクターを一度覚えてしまうと次からはさほど感動が続きません。


ましてギターに使うのはNGでしょう。しかしそこはHAWTHORNE製WEワイヤー、ブラック・エナメルとは全く違う音です。感動が続きます。それがまず嬉しい。LPのクリーントーンでは甘くスウィートな音がします。そして輝きが嬉しい。そこから歪ませていくと更にご機嫌なオーバードライブ・トーンがまろび出ます。こりゃ全く文句の付けようも無い音だと個人的には感じました(恐れ入りましたWE様…)。


オーディオとLPで既にお腹一杯になってましたから仮にストラトがダメでもいいやとお気楽モードで始めました。それがですねLPも良かったけどSTは更に良い感じでチョーキングが気持ちいいです!  エレキ・ギター奏者としてはチョーキングが気持ち良い音が出ないと何も始まりませんからね。少しオーバードライヴ気味にして弾いてみて下さい、WEに対する印象が良い方に変わります。

まとめ 

このHAWTHORNE工場時代のWEワイヤー、なかなかお目に掛かれません。結構レアなんです。WEには下請け会社が多くWEネームで出しているワイヤーはWE系と呼ばれる全体からすれば少ない方です。それも

HAWTHORNE製、かな~り珍しいです。それにしてもこの時代のワイヤーっていいですよね作りは綺麗で手間がかかっており絶縁体のシルクなんて神々しく光っております。さてこのHAWTHORNE製WEワイヤーかなり使用範囲が広くオーディオ、ギター両方の分野で良い結果を出しました。もう一度おさらいしますとブラック・エナメルでは無いのでブラック・エナメル特有の癖(私はある意味この癖こそがWEトーンだと思っています)が出ません。レンジは広いし音の厚みもある、分解能は高く従って解像度が高いのです。どんな音楽も楽しく聴かせてくれて「本当にお前はいい奴っちゃ!」と撫でたくなります。




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【75#】HAWTHORNE製 Western Electric  シルク巻き錫メッキ単線(赤/灰・縞)0.6mm   1m = 1.250円画像