【98#】ソビエト ブルーシルク 0.25mm ソビエトワイヤーの基本中の基本   1m 980円

商品説明











【98#】ソビエト ブルーシルク 0.25mm

ソビエトワイヤーの基本中の基本

  1m  980円



☆現在、日本ではソビエト・ワイヤーが漸く認知されるようになって来ました。旧ソ連のワイヤーは年代が古い物は数が少ないです。またソビエトと言う国の技術力の高さは米ソのロケット開発競争ぶりを見れば明らかです。ただし米国と異なりソ連の一般の人の生活ぶりはひと頃のアメリカのように華美ではなく質素です。そんな違いはワイヤーにも色濃く出ていてイケイケの米国と冷静沈着質素なソ連…この差がたまりません。




今回出品のソビエト・ワイヤーはサイズが0.25mmφという最も使いやすく扱いやすいものです。正にソビエト・ワイヤーの基本中の基本がこのサイズ。皮膜のブルーの色は大変に特徴的で知性の煌めきすら感じます。ちなみにブルーシルクの中はエナメル線です。その直径は0.25mmとなります。






テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。


I Want To Be Loved  Cassandra Wilson  Thunderbird

このワイヤーは自分色に染めるようなタイプではなくソースが重厚ならば重厚に、また乾いた音であれば乾いた音で出すといった正確さを持っています。周波数的には全くフラットで、という事はソースの音をそのまま出してきます。誇張はありませんが全ての音に通常よりも分解能の増加が見られ結果ワンランク上がったかのような印象があります。このカサンドラの曲ではバスドラムやスネアの迫力と低域の座りを見ますが見事にソースそのままに伝えています。


Heads Up  Dave Weckl  Heads Up

実に誇張なくスルっと音楽を出してきます。アメリカ製のワイヤーの多くは何処かの数カ所が周波数的に持ち上って個性色を出してくるものが多いのですが、このソビエトブルーシルクはこのワイヤーで何か個性色が付け加わる訳でないのです。それで物足りないかと言うとそんな事はなく寧ろそういったワイヤーを望んでいた人には素晴らしい存在なのです。


だからスネアがどうとかベースがどうとか特に思いません。スルッと来ます(笑)。しかし何か言ってみろと思われる方もいる筈ですから目を皿にして聴いてみますが、やはり全編を通じて何処かがどうと言う気にはなりません。コレって近い未来に出そうと思っているERSIN 5COREのそれに近いです。つまり入力=出力な音なのです。これをつまらんと思う人は居るかも知れませんが、そういう正確な音を持つワイヤー自体がそもそも少ない事をまず知っておいてください。


Double Trouble  John Williams  ハリーポッターとアズカバンの囚人

この曲を聴いて漸くこのワイヤーの本質的なものが見えてきた。まず静かなのですね、普段は熱いなと思っていた曲が本当は落ち着いた良い演奏だったんだとわかるような感覚です。この曲もそう。タンバリンの小さくて薄い金属板が2枚だけで鳴っているような音がやけにクリアに聞こえてきます。静かでクリア、これがスローガンと言っても良いと思います。分解能に関してはそもそも高いのですが、それを強調はしないのでパッと見は分解能の細かさを意識しません。テレビで言えば昔のブラウン管時代のテレビは各メーカー毎の個性色がありましたが加えて画像の輪郭強調をして電気店での店頭効果を上げていましたが、デジタル4K時代が到来すると解像度の基本性能が上がったので輪郭強調とかをする必要が無く寧ろしないほうが映像品質の高さを感じるのですが、このソビエトブルー0.25mmはそのタイプです。


Orbiting  Mats Eilertsen Trio  Sails Set

この曲では特にオーディオ性能を見ます。例えばこの曲Kelloggで聞くと明らかに輝度やコントラストが上がり高精細そのものの音がしますが、このブルーシルクでは全くそのような変化は起きずナチュラルな状態でそのままが奏でられます。だから激しい効果が好き(私です)な方にはひょっとすると「あ~ぁ もっとド派手な音が欲しいぜ!!!!」などと不謹慎なことを考えたりするでしょうが、それをこのブルーシルクに求めてはいけません。


Feels Good  マイク・ヒックス  This Is Life

ポップス。録音の良さがダイレクトに来ます。だが輪郭を強調したようなヤラセが無くそのまんまの感じです。そういう意味では信頼できるモニタースピーカーのようですが音的には決して冷たくは無いのです。この温度感も冷たいと暖かいの丁度、中間ぐらいです。


The Sun Set   The Moody Blues  Days Of Future Passed  

最後は60年代ROCKのムーディ・ブルース。妙に生々しい音が聞こえます。左右から「チッ」と出てくる金物系の音が余韻を止めるために打った後すぐ指で振動を止めているのが笑っちゃうほど良くわかります。なにを叩いているんだろうな・・気になる(笑)、このような今聞くと時代を感じるソースはやはりそのまま時代感が出てきます。真面目なんだなソビエト・ワイヤー、でも真面目一辺倒な性格でも無さそうなのはある意味呑気だからです。力を抜いて真面目な奴と言う感じ。




レスポールです。まぁソビエトワイヤーをギターに使ったらと思う人はほぼ居ないと思いますが、稀に変わり者も居るので一応やっては見ました。ありゃ! 意外にいいっ! ???   舐めてましたソビエト・ワイヤーこの音って結構いけるんですね。粘っこい粘着的な所も出るし甘めのフレーバーも感じます。枯れた方向に行くと言うよりは音の甘さと適度の粘っこさでビンテージ方向に誘導してくれます。熟したLPのような音になります。音は冷たい方向ではありませんが熱くなると言う程でもありません。クリーントーンでもその傾向は変わらずややくぐもった中から立ち上がる艶のあるピッキングというイメージです。歪ませていくとある意味ナローレンジにまとまりそれがギター魂の一体感を感じさせてくれます。



ストラトです。LPの時とほぼ同じイメージですがSTの方が僅かに枯れ感が強くビンテージ化してくれます。例えていえばKESTERスペシフィケーションの音を少し甘めにしたような音です。クリーントーンでは音の立ち上がりが歪ませた時よりも良くなります。でも結構美味しい部分が出てくる所もありでなかなかの才能を見せてくれます。



まとめ 

このソビエト ブルーシルク0.25mmはソビエトワイヤーの中でも基本中の基本です。何故ならソビエト ブルーシルクワイヤーは線径によって出音が全く異なるからです。そんな中0.25mmは周波数特性的に見ても扱いやすさから見ても非常にバランスが良く音質的にもソビエト・ワイヤーの純粋で透き通ったトランスペアレントな世界観を良く出してくれてます。全体としてフラット基調で何処かが持ち上がることもなく、透明感が印象的です。しかし透明感と言っても化粧品などでは「透明感の演出」などが可能なようにオーディオでもそっちの方向に騙されてはいけません。演出した透明感は飽きることがありますがナチュラルな透明感は飽きません。ソビエト ブルーシルク0.25mmはいつまでも飽きません。意外だったのはLPに案外合う事。






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