【36# 】NEUMANN 黄色・撚り線
1965年(0.2mm x16本)
隠れた万能線 1m 550円
【生産国/年代】【SPEC】
ドイツ製
NEUMANN (ノイマン)
年代 1965年
0.2mm x 16本の錫メッキ線
線自体の外径は0.9mm
絶縁材は初期プラスチックでイエロー色
絶縁体を含む外径 約1.8mm
【36# 】NEUMANN 黄色・撚り線
1965年(0.2mm x16本)
隠れた万能線 1m 550円
NEUMANNと言えばまず我々が知っているのは世界のスタジオ用コンデンサー・マイクロフォンを
リードしてきた音響ブランドだと言う事だ。代表作にU-87がある。
そして多くの名盤を刻んだカッテイングマシーン
そんなNEUMANNにNEUMANNの名を冠したワイヤーがあったのだ。
製造年は1965年と木製スプールにスタンプされている。
さて、その実力は…。
ノイマンと言うとU87等の高級スタジオ用コンデンサーマイクで特に知られる有名ブランドだ。しかし製造ジャンルは幅広く有名なカッティング・マシーンやスタジオ用コンソールも作っていたのだ。私自身も過去(1976年当時)にノイマン製の調整卓を
某レコード会社で実際に録音に使用した事がある。
そんなプロ用高級ブランドなのだが何とワイヤーまで作っていたのかと、ちょっと驚きました。
音質
【36# 】NEUMANN 黄色・撚り線 1965年の音質をチェック!
一番最初に聴いたのがレスポールとの相性だったのが運命の始まりだったかも知れない。ノイマンと聞いて普通はプロ・オーディオを連想するがどういう訳かレスポールとの相性からチェックが始まった。のっけからですが・・これが悪くないのですよ、いやむしろ良い音がする。
ノイマンとLP、何とも交わりにくい取り合わせですが、その予想は大きく裏切られました。何ともびっくりな音でグレーサーや30年代KESTERハンダのようなニャーニャー音が出てきました。「ニャーニャー音とは何だ?」と思われる方、それはですねLPのギターでブルースやロックを弾いた時に生じる甘く飛び散る芳香のような音の事です。
粘っこく、艶っぽく、色気と甘さがブレンドした絶妙の音とも言えます。ただ、この音色そう簡単には出てくれません。特に新しめのレスポールなんて全く良いとこ無しで耳にキンキンするわ悪い意味で騒ついています。これをハンダやワイヤーが激変させてくれるという体験、多くの人が既に経験しています。
とにかく耳に全く痛くない音です。クリーントーンはこれまた歪ませた時と同じく良い結果で甘く透き通った音がします。元々ハムバッカーPUはその構造上ノイズをキャンセルする効果のせいか音がSTに比べて例え透き通っていてもストラトのソレとは全く違いますし、磁石を下に置き鉄棒で磁界を上に引っ張る形式なのでダイレクト(STの場合、円柱形の磁石のその上にダイレクトに巻き線を巻いています)なストラトPUとは色々と違うのです。しかしながらこのSTに比べ少し濁って厚みが増しラウドな所がROCK等に良く合います。
このワイヤーでのLPのクリーントーンは甘く透き通った音がしますが立ち上がりはしっかりと残し、サスティーンの音も中々良いではないですか!
次はストラトです、クリーントーンから。これまた何とも言えない聞きやすい音なんです。それでいてグリーシーな油彩感もあったりで味わい深いです。
クリーン・トーンの場合、耳に全く突き刺さらず、むしろフルーティーに感じる。その音は果汁たっぷりなのだ。少し歪ませて行っても良さは失われずこれまた良い感じ。
次はかなり歪ませてみると何とストラトがレスポールの良さを含んだような音になったのです。これは何だろうかと考えましたが、やはりST独特の耳が痛くなるような音の鋭さが後退し耳当たりが良くなったんだと感じました。これは甘〜い音のSTになりますね。
オーディオの場合、
オーディオはですね..試聴ソースはまずBLUES(オーティス・ラッシュ)から、これがなかなか良いのです。HIFI系が良くてもBLUESは合わん! と言うケースが多い中これは珍しい。
ボーカルも渋く(まぁオーティス・ラッシュだから・・)男の色気を感じますね。次はシビアなピアノトリオ。これが不思議な事に想像以上に各オーディオ・スペックが良いのです。やはりこの辺りはプロ用マイクを作り続けてきたノイマン社の音作りを感じますね。
素線となる錫メッキ線は0.2mm径ですからオーディオ用としては極めて妥当なサイズです。それを16本使う事でパワー感や音の太さも演出しているんですねこのレベルの撚り線はなかなか世の中に無く、唯一思い当たるのはBELDENの或る撚り線しか出てきません。
そのBELDENはオーディオに特化してますので、このノイマンはギター方面にまで守備範囲が広いのですからちょっと呆れてしまいます。具体的に言うとまず定位が良い、これって撚り線ではなかなか無いことです。
そして音の厚み、中音部の確実さ、高域のキレ、低域のダイナミック・レンジと量感等々、極めて優秀です。撚り線のマイナス要素が殆ど見付からない珍しいケースだと思います。流石はノイマン、やってくれました!
まとめ
【36# 】NEUMANN 黄色・撚り線
1965年(0.2mm x16本)
隠れた万能線 1m 550円は、
ほぼ万能に使え、ギター・オーディオ共に良い結果を出しました。
安心して何方にもお薦めできます。実は隠れた万能線でした!
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【ご注意】このノイマンのワイヤーは相当にレアな品です。ですので通常なら単価もそれなりに高く一回での購入量も制限したいところですが
見れば分かるとおり、かなり量があります。従って量の制限は撤廃いたしました。価格も通常よりも低廉な設定にしております。 数多くの方とこのワイヤーの素晴らしい音質を共有したいと思うからです。
数量 1m以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定をして下さい。