6-3# 赤ナッソと同レベルの別次元ハンダがUVS-2 (直径3ミリ)
15cm =1500円
AMERICAN UVS-2
このAMERICAN UVS-2について
6#赤ナッソ、6-2#赤ナッソが急速度で完売となってしまったので6番ロスの状態が発生してしまいした(VWD21も含む)。
そこで6番並みの音質を持つハンダは他にないのかと膨大なストックのハンダの中から探して遂に白羽の矢が当たったのがこれ!
ただ、ただ・・・これペーストが入っていないのでそのままでは付きません。
一応私はノコロド・ペーストを使ってハンダ作業を行いました。確かに面倒です..ペースト付けるのって、ただ出てきた音は驚愕ものでしたね。
この6-3# UVS-2は6#赤ナッソ、6-2#赤ナッソと並ぶ驚異的な音質を持ちます。
以下に解説をば。
AMERICAN UVS-2のハンダの直径は約3mmです。松脂が入っていませんので別途ペーストが必要です。
年代的には1930~1945年あたりかも知れません。ちょっと大きめの木製スプールに巻かれた容姿は異彩を放っております。
アメリカ物の最後の砦のように見えます。
テストにはノコロドのビンテージ・ペーストを使用。
※ペーストを使用しないと全く溶けないし付きません。
しかしながら音質の方は群を抜いており
ペーストが面倒でもそんなの関係ありません!
使う価値が絶大にあるからです。
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AMERICAN UVS-2
ちなみに全く名前型番等が分かりませんがアメリカ製だと言う事はわかっています。逆に言うとアメリカ製という事だけしか情報が無く一体どんな用途に使われたのか・・・全く謎です。
相当に古い年代のものなので頭にULTRAを付け
古いハンダと言う意味でVINTAGE SOLDERを付け
合わせてULTRA VINTAGE SOLDER-2と名付けました。
何故2かと言うと1が既にあるからです。※1の方もいずれ出します。
そしてアメリカ製と言うことは実に大事な要件なので
頭にAMERICANを付け
AMERICAN ULTRA VINTAGE SOLDER-2 としました。
長いので通常はAMERICAN UVS-2またはUVS-2(文中はコレ)とします。
音質
AMERICAN UVS-2は赤ナッソと同年代か更に古い時期のハンダです。
ハンダやワイヤーは古いほど良い音がすると迷信のように囁かれていますが・・
これ60%以上は真実です。ハイテクな現代に比べ当時はローテクの時代。 ローテクにはローテクなりの良さがあったという事なのですね。
まずはギター用としての適性をチェック。これはもう全く言う事なし(文句なし)です。
この音で文句が出るなら貴方のギターそのものをアップグレードすべきでしょう。
ストラトはLPと同次元の音質です。これ以上何が要るのかと思ってしまいますね。つまり貴方のストラトがいい音になってしまうからです。
オーディオ用途ではギター同様、かなり上レベルグループの上位の音。ボーカルが何しろスムーズです。こもったような音ですら良い音に感じてしまうと言う不思議。明瞭度が高く音が前に伸び出てきます。音に生命が漲っている。
レスポールはこれまで聞いた中で最も音が良いと感じました。
歪ませた音も良いがクリーントーンも素晴らしい! 音、艶、伸び、全て言う事なし。過去にKESTER スペシフィケーション・ソルダーやグレーサー等の素晴らしいハンダを扱いましたがダントツでこれが一位です。
ここで参考のために赤ナッソ6-2との比較もしてみましょう。
LPのクリーントーンでは赤ナッソは甘く囁くようなクリーミーな音で
UVS-2は甘く囁き、粘っこくサスティーンを効かせたチョーキングが最高!
今まで聞いた中でLPに関してはUVS-2が1位かも知れない。
レスポール・マニアを恍惚とさせる音がここにある。
LPの歪ませた音は赤ナッソではUVS-2に比べ中域と中域の下の方、中低域までは行かない辺りが美味しくなる。UVS-2は中域と中域よりちょっと上の中高域に美味しさがありこれはこれで素晴らしい。
UVS-2は赤ナッソとはまた別の良い音という感じ。
これには甲乙がつけられない。
STでは赤ナッソはLP同様の素晴らしいパーフォーマンスを見せてくれます。これはいい! としか言葉が出て来ません。今更ながらハンダで音が変わる筈がないと言う迷信を赤ナッソや本ハンダは完全撃破しました。
赤ナッソでのストラトは魅力的なクリーントーンがします。ネック側のPUがクリーンの場合、最も良い音がするのですがこれが極めて良い!
次はUVS-2によるSTクリーントーン。最初、聞いた瞬間にKESTERの
(スペシフィケーション・ソルダー)の音を思い出しました。
(スペシフィケーション・ソルダー)をストラトに使うと枯れた良い音がし極めて美味しいブースト感が得られますがUVS-2はそれに加えて音が太くなり再生レンジもスペシフィケーション・ソルダーより広い感じになるのです。
赤ナッソとの比較では赤ナッソはサウンドが中低域まで太くなるのですが、UVS-2は中域とその少し上の帯域が前に出てくる、つまり効果の範囲や帯域が異なる感じ。両方とも良い音なので甲乙は付けられません。
オーディオでの比較結果は赤ナッソはUVS-2より僅かに低い周波数帯域に量感が加わりこれがLIVE感を煽るわけですがUVS-2の場合は赤ナッソ程の量感UPはありませんが、どちらの低域が原音に近いかと言えばUVS-2です。
しかしながら赤ナッソの低域の量感UP効果は音楽をよりグラマラスにしますのでこれはこれで良いと言えます。赤ナッソはUVS-2よりもレンジ感が拡大し透明度も増します。特に高域のエンハンサーを加えたような金粉の飛び散るようなキラキラした効果は全ハンダを見渡しても唯一無二感があります。
UVS-2はオーディオではかなりのHIFIサウンドで、このレベルを持つハンダは過去に1~2個程度しか思いあたりません。定位の正確さは赤ナッソを上回ります。しかし低域のドスンに関しては赤ナッソに軍配が上がります。別の編成の大きい曲では赤ナッソはUVS-2よりも低域の量感は多いのですが音色的にはこの二つは極めて良く似ています。UVS-2は"素晴らしい音響"というのが実感で、サウンドステージが奥行き方向に深く低域も結構いい感じになるのです。UVS-2は実に音楽的でこれ以上ハンダに求めるものは何も無いとも極言できそうです。
既にどちらのハンダも原音より良い音になってしまっています。
とにかくこの二つのハンダはどちらも良く甲乙が付けられません。
フュージョン系ソースでは赤ナッソはややドラマチックに音楽を変化させるのが特徴で加えて低域の量感が深くなります。対してUVS-2では、ほぼほぼ赤ナッソと同じですが赤ナッソよりも誇張が少ないように感じました。役者の演技で例えるなら赤ナッソはまるで大舞台での役者が表現を大きく魅せるようなパワフルさがあり大ステージを制するが如きのスケールの大きさを感じます。
対してUVS-2では、そのような誇張感は全くなく、まるで演じてないように、本当にそういう人が存在するかの如くに思えるほどの自然な演技ができる素晴らしい役者です。味のあるうまい役者なんですね。何度も言いますが誇張感が少ないので忠実度はこちらの方が上です。
極上の音質でした!
赤ナッソとUVS-2の比較をまとめますと
全体として透明でありながら熱気のあるワイドレンジ感の赤ナッソ。
対して中域に力のあるやや良い意味での音のブースト感と濁り感を併せ持つUVS-2。
UVS-2のレンジ感は赤ナッソほど上下は伸びていません、が要するに入力ソースに忠実なのはUVS-2という事になります。
その他の様々な要素は二つとも共にハイレベルにあり、分解能、解像度、定位感の精密な位置表現、奥行き感、演色性は甲乙つけ難いレベルに達しています。共にアメリカハンダの頂点的音質を持っています。既に赤ナッソは売り切れてしまいましたので選択肢はUVS-2しかありませんが..。
赤ナッソの透明感がありながらも低域のちょっと上辺りが僅かに盛り上がる所はワイドレンジな抜けの良さと共に大変に評価されました。
これに比較しUVS-2は中域にパワー感を持ち音楽を生々しく熱くします、またレンジ感も十分に広いので(赤ナッソ程ではありませんが、どちらかと言うと赤ナッソはレンジを広げるエフェクターのような物ですので)普通の凡庸なハンダに比べれば正に両方とも別次元なのです。
UVS-2の解像度と定位表現は赤ナッソをやや超えています。
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UVS-2の使い勝手は松脂無しなので赤ナッソより悪いですがペーストを使えば全く問題ありません。無論、使用するぺーストによっても全体的な音が変わりますので前もってご承知おきください。
【ご注意】このハンダは余りにも貴重なのでお一人様の一回の注文数のMAXは数量3つまり45cmまでに制限させていただきます。 数多くの方とこの脅威の化け物ハンダの素晴らしい音質を共有したいからです。
数量1(15cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=3)をして下さい。
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポス(無料サービス)が使えます。
運賃は全国一律200円ですがこれは基本サービスで、この場合送料無料となります。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。