【198#】50:50 緊急事態宣言 的ハンダ 4cm = 2.064円
☆本商品はメーカー不明のアメリカ製ビンテージハンダです。
スプール上のデータ
SOLID WIRE SOLDER
5 LBS
50/50
年代は1930年代から1950年代
直径は3.0~3.1mm
ペーストなし
アメリカのビンテージソルダーの中には「許された天国」以外にもまだこんなハンダがあるのでした。隠れてる奴 でてこーい!!! とか言ってもこちらが探さない限り向こうから声はかけてくれません..ハンダだから。しかしですねぇ超自然的現象といえばそうなのかもですが、たまに向こうからシグナルをピッと送ってくれる時があるのです。このハンダと出会った時もそうでした。ネット越しですがビビーんと来るものがあるのです。ま、これがこっちの勘違いでなければ大抵は良い音の物が日本に到着するのですね。こんな事を25年以上も続けてますから嫌でも目利きになってしまうのかも知れません。職業病ですね..。私は単純にいい音の物が好きで子供の頃からずっとそれを探してきた感があります。
いい音探しは多方面に渡りましたが時と共にワイヤーとハンダに焦点が絞られてきました。ハンダなどは完全に盲点だったのです。私自身、数多くのハンダに囲まれていたのにハンダの真の凄さを知るようになったのはごく最近の事です。じゃぁ何の為に夢遊病のようにハンダを集めていたのか?これ意味不明でしたが今日ではそれは良くわかるのです。そう、今日の為の準備だったのです。25年前ですらあるパーツショップの店主にこちらの持っているハンダの一部を見せたらその量と種類に驚いていました。25年前でもワイヤーの方は徐々に話題になりつつある時期でした。あれから25年… VWD21はワイヤーだけの限界を知りました。そう、究極的には音の良さの完成にはワイヤー単独ではなく、ハンダの参加が不可欠な要素だったのです。
今回出す「50:50」はギター用途とAUDIOに特効薬的な働きをします。是非お試しあれ!
テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。※ペーストにはノコロドを使用。
ストラトです。いいですっ! 甘く切なくビンテージでいいっ!! なかなかこういう音は出ないもの。得難い存在といいますか、とにかくあるのが不思議なブツ。その音はストラト特有の狂気で妖艶な美をこんこんと生み出します。まぁ、こういう音が出てしまえばこっちのもんで、それが国産のストラトであろうが問題ありません。
この泣きの良さは異常で、ちょっと聞きでは(脳が)すぐには理解できない複雑怪奇な音が魔術のような不可思議感を生みます。このハンダと優れたストラト・トーンを持つワイヤーの組み合わせは想像を絶する感動をあなたにもたらす可能性大です。今までストラトというと私は馬鹿の一つ覚えのように25年前からKESTERのスペシフィケーションと呪文のような唱えてきましたが・・・どうやらそういう時代はこのハンダで終わりのようです。
そりゃ今だにKESTERのスペシフィケーションは悪くないですよ、かなりいい! だけどこの50:50のハンダはその音を大きく超えています。何が超えたか? 一つは枯れ味と豊熟感とストラト狂気が三位一体にブレンドしている所です。それと泣きです。この泣きは狼の遠吠えのような野生の咆哮を感じます、人類を超えているというか・・・狼レベルなんです。孤高の狼が月に向かって吼える、そんな情景がくっきりと見えてまいります。
歪み成分も旨い具合に加わるので一筋縄では行かない総合的魅力となっております。仮に50年代のストラトや60年前後のスラヴを買ったとしてもこの音は出ません。だからハンダは面白い! 主客転倒が起きるのです。実際はストラトが上なのですが音の実情からするとハンダが上位に起き上がります。その価格差は甚だしいものがあります。現在私の好きなFenderのビンテージ・ストラト(1954~1963年)は円が弱いせいもあり最早普通の神経の人には手が出せない価格に高騰しています。
私自身、某・新大久保のギター屋でブロンドをブロンドに塗り替えた1958年のぼっろぼっろのストラトを当時かなり安く買ったのですが、今持ってりゃ数百万のオーダーのものでした。売らなきゃよかった~!!!!!!ってなわけで今やストラト本体には頼れない(金銭的に)のですよ。だからハンダなんです。ハンダとワイヤーさえ確保すれば安物のストラト型ギターでもかなり上げてくれます。情けないけどそういう時代です。
そのハンダの最右翼がこのハンダです。テストにはノコロドのペーストを使用しましたので、別のペーストで音のバリエーションもつけられますので好みの範囲でのチョイスができます。ましてワイヤーが組み合わせに加わりますからかなり遊べます。遊びの中からご自分の最も好みの組み合わせを探し出してください!!
次にAUDIO用の結果をレポートします。
Let No Man Steal Your Thyme Pentangle The Pentangle
正直これは凄い音です! ヤバいです!! さて何てこの音を表現すれば良いのか???今回はストラトから評価を始めましたが、ストラトで感じた効果がそのままAUDIOでも感じ取れるのには吃驚!! ・・・・文章続く ・・予定
Being Boring Pet Shop Boys Behaviour
この曲でも吃驚!! これは香辛料とか醤油とか山椒とか・・そういう物と同じですね。料理にはこれらの物が欠かせない料理がありますが、そのような部類のものです。ヤバいです。通常はペットショップボーイズの音は軟弱で軟弱で横っつらを吹っ飛ばしてやりたくなる時があるのですがそれがどうだ! 全然違ってます。別にだからと言って男らしくなったりはしませんよ。でも全然違うのです。言葉に困ります。一つ見つけました、倍音です、倍音! 全ての倍音にスパイスがかけられたようになります。ラーメンに胡椒、焼きそばにソース、トンカツにソース、カレーにスパイス、寿司にワサビ、鰻に山椒、正にそれと同じくペットショップボーイズはこの香辛料をかけられると別物に変身するのです。ちょっと筋肉が増え引き締まりイタリアの優男のようなオーラを出し始めます。これが悪くないのです、軟弱さは消え去り何とも言えない説得力で曲が進行します。このように曲のモードすら激変させるハンダは危険です。危険ですが同じ量、魅惑的でもあるのです。
・・・・文章続く・・・・・・予定
最後にレスポール
これ! 信じられない程いいです!!! 最初の一音が出た時から魅せられました。そうですね、これまで聴いたLP用ハンダの中でグレーサーが最も近い感じです。とにかくとろける様なその音は美味しい果汁のような天国的心地良さです。なかなか本物のレスポールでもここまで蕩けるようなスィートな音は出ないものです。従って耳に痛い要素はゼロです。痛みはゼロで快感度はMAXなので、今はこれ以外にLP用ハンダとしては考えられないほどにハマっています。それで、ではグレーサーと同じかと言えばそれも違う、グレーサーでも厳密に聞き込めば何らかの不満点も探せなくはありません。
ですが、この50:50に関しては不満を感じる点は全く無いのです。それで光るポイントとしてはビンテージ感を分析して抽出できる要素としてまず「枯れ感」、これは全体を100%とすれば33%が枯れ感、そして粘りと輝き感が33%、そして最後の33%が表現の難しい「あの感じ」。この三つのバランスが大変に重要で1/3、1/3、1/3が均等に美しいバランスを成しているのがこの50:50なのです。無論「許された天国」も大変に良いのですが、何度も言うように良い音が一つだけと言うのは余りに寂しい、「許された天国」以外にもレスポール用にいい音のハンダがあっても許されると思うのです。それがこのハンダです。それに使う人により好みは様々なのですから選択肢は多い方がいいに決まっています。
ちょっと話は飛びますが、最近古いギターの価格がとんでも無い事になってますね、私が古いストラトやコンバージョンLPに夢中になっていたのは2000年前後でした。その頃はコンバージョンのLPが50万~80万ぐらいで買えました。それが今やコンバージョンでも200万~500万というとんでもないプライス。25年の年月の経過がビンテージ・ギターの平均価格を押し上げてしまったのです。こうなると本物や本物に音が近いレスポールは私達から遠のくばかりです。ただ皆さんは知っているのです。VWD21のサイトを知る人の多くはPUの交換やブリッジの交換、ポットやスイッチ交換、そのようなものよりハンダやワイヤーの交換の方が音が変わる事を。
これは大変にコスパが良い話です。まぁ大きく二つに分けて「ルックス」と「音」とすると「ルックス」の方はヒスコレやリイシューの良くできたやつを買えば済むことです。で「音」の方はVWD21が推薦するハンダやワイヤーから選べば終われる訳ですよ。何故ならこの二つで満足できるからなのです。細かいこと言えば色々出てくるかも知れませんが大雑把に言えばレスポールもストラトも「ルックス」と「音」が揃えばかなり満足できちゃうのです。ただ普通の楽器屋さんでワイヤーやハンダを選んでも満足できないのは専門では無いからなのですよ。彼等も平均的ユーザーさんと同程度の知識と経験しか持ってませんからね、しょうがないんです。だから付き合う店は大事ですよ。これはオーディオでも全く同じです。
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まとめ
正直「許された天国」が出現した時にハンダはもうこれで完結したなと思ったのです。心底思いました。もうこれ以上のハンダなんか出るわけないだろとマジ思いました。が、この50:50がそんな中のっそりと顔を出しました。正直「えーっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!」っと思いましたがこれは夢ではなく現実で、凄い物がまた出ちゃったのです。まぁハンダの神様が居たとして、私が潜在意識で常時ラブコールを送っているので、自然と集まって来るのかも知れませんが実に感謝であります。なので今回出す50:50は「許された」と全く同格のハンダです。ペーストは入ってませんので今回のテストではノコロドを使いました。結構溶けやすく、結構付きやすいでした。ノコロドは大変に優れたペーストですが、更に自分の好みに合うペーストを組み合わせて更に自分にとって良い音を出せる可能性は高いです。興味のある方はなくなる前にゲットしておいた方が無難です。
【ご注意】
価格は4cm単位ですが一回の購入での個数上限はx4と致しますので前もってご了承ください。
数量1(4cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=4)をして下さい。
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