【96#】 American Electric Cableの異常な性能” 50cm = 1.250円

【96#】 American Electric Cableの異常な性能” 50cm = 1.250円

5.0
確かにこのワイヤー、かなりヤバかったです。 ストラトの内部配線に使いましたが、変えてすぐに感じたのはタッチへの敏感さと立ち上がりの速さ。 そして耳にうるさくない美しい高域と強い粘り気のある音が出て、これだけでも素晴らしいワイヤーだと思ったのですが、ハンダにkesterスペシフィケーションを合わせたところ抜群の相性でもう最高。 芳醇な倍音がモリモリ出まくってとてもジューシーで甘酸っぱく、かつ甘さ・とろみもある。かと言ってストラトの芯のある音・エッジ感も損なわれず、しっかりと枯れている…。 ローポジションではストラトなのにニャーニャー言うし、特に12フレットあたりでブルースのソロなんかを弾いてみると、極上のトーンで脳汁がドバドバ出るまさに快楽の音…! 大袈裟に思われるかもしれませんが、ここまで病みつきになる音は初めてでした!
写真で見た感じよりもかなり外皮を含め細く繊細な線材です 太い線材を扱う方が多かったので、結構慎重に皮剥き作業をしました 外側ラッカー処理されている様な化繊?何の素材か興味のあるところです 現代の似たような太さのケーブルと比較してみて、テクスチャーも有りかなり高域の伸びが全然違いました 高域方向に向かってエネルギーとそこを中心に安定感を感じる様な気がして、何か高級精密機器的な精緻な感じがしました
はじめはCDとアンプの中継点で音をチェックしてみましたが、音楽をきいていてすごく楽しくなる音でした。 ちなみに情報量の多い線と比較してみたのですが、情報量の多い線は面ではすぐれているのですが、この線を聞くと平面的に感じました。この線が情報量が劣っているという感じは全くなく常に強調されてこれでもか!という音ではなく、中音域での微妙な音の変化がこの線材のほうがより明確に出ていました。 音の立ち上がり、立下りがものすごく早いのかもしれません。 不思議な事に情報量の多い線にパラって取り付けるとその線材の特徴が失われずに音に躍動感が出てくるようにもなりました。 いままでにない方向の魅力をもった線材でした。
商品説明













【96#】

American Electric Cableの異常な性能” 

50cm = 1.250円



品物はAmerican Electric Cableの布巻きワイヤーです。

一見、単線に見えますがバラしてみると撚線の上から

ハンダ・メッキまたは錫メッキしてあるワイヤーでした。


データ


生産国 アメリカ 

生産地 マサチューセッツ州ホリヨーク

製造会社 American Electric Cable


年代 1930年代から1950年代

TYPE  布巻き錫メッキ撚り線

SIZE 0.58φmm 




American Electric Cableをネット調べた結果を下記に。

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Cubit WireAmerican Electric Cable 95 年にわたる製造の歴史 

(WEBより要点を抜粋)

1918 年に American Braiding Company として設立されたCubit Wireは、マサチューセッツ州ホリヨーク(HOLYOKE) 55,000 平方フィートの施設内にあり、絶縁が施された最初のワイヤーおよびケーブル製品のプロダクトでした。その後、同社は American Electric Cable と改名され、最終的に Cubit Wire & Cable Co. Inc. となりました。Cubit が製造するワイヤおよびケーブル製品は、産業、商業、軍事市場で使用されています。Cubit が製造するワイヤおよびケーブル製品を使用している企業には、Allen Bradley-RockwellEmerson ElectricMonster Cable などがあります。

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つまり1918 年に起業したAmerican Braiding Companyが一番最初に社名変更したのがAmerican Electric Cableです。



上記検索結果によれば1918年に創業した会社の最初の社名変更された名前がAmerican Electric Cableとの事です。

マサチューセッツ州のホリヨークが会社のあった場所です。



今回のテストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べています。



AUDIO用の結果をレポートします。

A Day In The Life  The Beatles Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band [Disc 1]

想像よりもレンジが広くBASSにもハリとコシがある。そして背景で鳴る細かな部分の鳴り方も快活で解像度と明るさに満ちている。そして何よりも声が良い。これぞジョン・レノンの声だ。そしてドラムスはLudwig社の60年代のディープなトーンがする。リミッターが深くかかったドラムサウンドが素晴らしく良く表現される。


Killing Me Slowly Julia Fordham The Julia Fordham Collection 

異様にセパレーションが良い12弦ギターの小波のような音が左右から降り注いでくるのだがその粒状感が良く弦の切れ、倍音も抜群。そしてボーカルが良い。歌の強弱に於ける微妙な倍音の分布の違いも明確だ。そしてそれらの音達が混じり合い暗くなるのではなく無く寧ろ明るくなる。それにしてもこれだけギターが全体に鳴りまくっているのに依然とボーカルは前にガッチリと不動の定位と明瞭度を誇る。鳴らせば鳴らすほどに音が良くなっていく感じだ。


Orbiting  Mats Eilertsen Trio Sails Set

ワイヤーのハイエンド特性を知るのに良い曲。この曲の場合、定位が異常に生々しいのが特長。その生々しさが出る事がハイエンドの条件だ。出るのである、生々しさが。この曲を聴いてはっきりとわかった。このワイヤーはHI-END的に見ても異様に優れている。それもVINTAGE HI-ENDの味わいを持ちながらなのだから堪らない愉悦だ。はっきり言ってこれほどの明確な定位表現を持つワイヤーは世界を見渡してもそうあるものではない。何というか古い年代の銅線なのに音の鮮度が異常に高いのだ。これは強調しておきたい。


Fotografiet  Mats Eilertsen Trio & Trio Mediaeval

スナッピーを外したドラムの素音とウッドベースの絡まり合いが生々しい。そして音の重量感、質量感が高いので分析的に聴かなくてもそのままソレが目の前に飛び込んでくる。前曲ではハイエンドな異常な定位感を示したがそれは一つに超高域情報からの賜物で、翻ってこの曲ではもっと渋い音味を味わう境地に頼まれなくても居た。


こんな場合、音そのもののドキュメント性能だけが頼りだ。木は木、金属は金属、肉声は肉声、太い鞭のようにしなるウッドベースの太い弦、こういう素材が質感そのものを出さないとこうは感じ取れないものだ。この曲でのこのワイヤーの表現力は唯一無二だろう。


It Was Nothing That You Said  Julia Fordham The Julia Fordham Collection 

同じミュージシャンの曲を複数回レポートするのは非常に珍しいのですが余りにも突出していたので掲載。その余りのリアリティの高さに驚いてしまった。思うにこの音は録音を稼業としている人にとって有難いワイヤーなんだと思う。それほど全ての音が生々しくそして超高精細に描き出される。もう、こうなると曲の内容ではなく音そのものが直接快感に繋がってしまう。


それにしてもこんな古い時代のワイヤーの何処にそんな能力が秘められているのだろう。まさにオーパーツのような存在である。このワイヤーの凄さはある種のフィルターが全体にかかるのでなく、それぞれの音がそれぞれに個性豊かにそのリアルな質感を伝えてくるのだ。こんなワイヤー滅多にない。


Fresh Air  The Kirk Lightsey Trio If You're Not Having Fun by Now...

ドラマーの神経質そうな金物ソロから始まる曲、このワイヤーの素晴らしいのは質感だ。これほどそれぞれの音の質感というものが表現される事は通常無いのだ。普通はまるで荒い画質のコピー用紙のように鳴ってしまう。Orbitingを聴いた時に既に分かったのだがこのワイヤーの超ハイレベルの質感表現と正確な定位表現は異常だ。


そして音色そのものはビンテージそのものなのだ。ビンテージな音色でありながら超ハイ・フィデリティであるワイヤーは滅多に無い。Kelloggとは較べていないが同次元か一部突出しているように感じる。



Juna-Tabor/Applesトラック05  Juna-Tabor Juna-Tabor/Apples

このワイヤーの他に類が無い凄さは持ち前の超解像度、超分解能に加えて渋さとか猥雑さとか荒々しさとか熱気だとかの所謂ハイエンドには全く縁が無さそうなムードを持ち合わせている所だ。もう一度言うがハイエンドなケーブルは大抵が綺麗で高精細だ、だが良く磨かれた蝋人形のように人間に良く似てはいてもまるで血が通っているようには見えない、そしてその表面温度はあくまでも冷たい。


一方音楽はというと人間が営んでいる表現なので、要するに人間臭く、感情に満ち、その中には憤怒や憎悪や微かな希望や理想が色濃く塗り込められている。それは制作者が人間だから当然だ。この人間感をVintage Wireは良く出す、それがまず特徴だ。だがこのワイヤーのようにハイエンドマニアが求めるレベルのオーディオ的な高スペックを十分に満たす物はほぼ無いと言える。引き換えなのだ多くのVintage Wireは人間臭さは良く出すが近代の録音に含まれる超高域成分のジューシーな滴りまで引き出す物は殆ど存在しない。ごく稀にだがこのワイヤーのような例外がある。



地獄谷   効果音  効果音ライブラリー4-自然

もう、こうなるとこのワイヤーの高忠実度再生+味の濃さが何処まで行くのかを確かめたくなったので。音楽ではなく音のライブラリーから”地獄谷”の音を聞いてみた。これがどんな場所で録られた物なのかは知らないが地底からゴボゴボと不気味に湧き出る音が物凄く怖い、こうした単なる音でさえ、それをリアルに感じさせるには高忠実度再生+味の濃さが必要な事がこのワイヤーでよくわかった。


Forward To Time Past John Williams ハリーポッターとアズカバンの囚人

最後にハリーポッターのオーケストラ曲を聴いた。時計が時を刻む音がまずリアルだ。それにジョン・ウイリアムスらしい重奏な和声が絡んでくる。加えて亡霊のようなコーラスが不気味だ。これらの全ての音がそこで生々しく鳴っている怖さ。そして色数が豊富なのでそれぞれのディティールがはっきりと見えてくる。まだ正直に言うとこのワイヤーの性格を一言で言い表すことはできない。それほど曲によって出てくるものが異なるし、それぞれに意味深いからだ。




オマケとしてレスポールの内部配線材に使ってみた結果はかなりヤバかった。レスポールは普通、単線ではなく撚り線を薦めているわけだが、このワイヤーは実は撚線の上にメッキがかけられ単線のような仕上げになっている。だから撚線と単線の特徴を合わせ持つとも言えます。実際音を聴くと十分良いのです。私が力説するLPのニャーニャー音は非常に重要でこれが出るのと出ないのでは天地ほどの開きがある。


そのニャーニャー音がびっしりとこのAmerican Electric Cableで出る。これがかなり魅惑的な音色で激ヤバAWG22やフィラデルフィアが正統なLP用ワイヤーだとするならば、このAmerican Electric Cableは異能の才を感じる。とにかくアタックが残っているのでスピード感がある、なのに何故かニャーニャー音は湧き出てくる。そして粘りが凄くギタリストの練習の成果が見事に音として結実してしまう。これは異能なワイヤーだ。


クリーントーンではクリアーさや透明感よりも音のアタックが早く立ち上がりが凄い!音が枯れているかと言えば確かに枯れてはいるのだがパワフルなのだ。粘りも強いので全体としてみると枯れているという範疇からはみ出す凄さ。だが注目すべきはOver Driveさせた時の音だ、これは激ヤバAWG22と同水準に凄い音だ。歪ませた時の倍音や歪感のかっこ良さは従来の領域から既に飛び出している。はっきり言ってあんまり大きな声では言いたくないがLP用としては超ダークホースな存在だ。



オマケついでにストラトにも試してみた。まずストラトの真骨頂のハーフトーンが艶かしい音がする。怪しく輝くその音は暗闇で輝く水晶のようだ。そう音に輝きがありキラキラした感覚もある。粘っこいフレーズなどはLP同様、見事に粘着質に決まる!。またちょっと汚れたグリーシーなトーンも混ざっている。DISTORTIONを深くかけたアドリヴや泣きのフレーズなども気持ちよく決まる。これほど自分の弾いたPLAYが底上げされるワイヤーも珍しいと思う。



まとめ 

あまり普段はエージングという言葉を敢えて使わないのはダメなワイヤーはいつまで待っても大して良い音にならない事を嫌というほど体験しているからだ。それでも古いワイヤーに対するそこはかとない期待は常にあるものだ。だがこのAmerican Electric Cableの場合、聴くほどにエージングがどんどん進み、まるで動かなかった車が命を得て颯爽と走り出すような爽快感を感じる。


エージング・スピードが速く2~3曲も聞けば完璧に良い音への移行を感じられる。エージングに関してのコツは例えば定位に優れる曲をワイヤーに通せば定位が解れるようになり、音の太さが特徴の曲はその曲をワイヤーに通す事で通り道が整備され潤滑に出るようになるものだ。ワイヤーに曲を通す事が必要なのだ。


エージングマシンに頼るより実際の曲をガンガン通す事で音の通り道の引っかかりが無くなってくる。そしてその引っ掛かりが無くなった時の音が目覚ましく凄い! あまりに良いのでケーブル・メーカーの方でも使おうと言う気になった。ですので現在ある在庫量の半分ぐらいだけ一般販売します。


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0.58mmという直径の線としては驚くべきレベルの高域特性を持っています。普通0.58ぐらい径があるとスピーカーで言えば20cm程度のフルレンジSPの如く超高域などはあんまり出ないもの。それがこのAmerican Electric Cableの場合、スーパーツイーターを付けたように超高域が出ている。


これが一つ目の驚き、そして二つ目は音色が渋いし生々しいし恐ろしくさえある。いつだったか誰かが恐ろしい音が出て初めて名機足りえる・・とか何とか宣ったが、この音は正にそれだ。鳴らしたては大したことが無い、しかし数分後ぐらいからどんどん変わっていき全く豹変してしまう。この異常な性能こそが本ワイヤーの本懐だ。







【ご注意】


価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx8と致しますので前もってご了承ください。

※なお、半分ぐらいになったら販売終了します。





数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=8)をして下さい。




支払方法

銀行振込: 三井住友銀行

ゆうちょ銀行

クレジットカード

コンビニ決済



【発送方法/発送費について】

 
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。



運賃は全国一律200無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1
2日でお手元に届きます。
 

上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は

宅急便コンパクトでの発送となります。


【96#】 American Electric Cableの異常な性能” 50cm = 1.250円画像