【207#】赤白フィラ  救世主のように登場!!    75cm = 1.850円

商品説明




















【207#】赤白フィラ 

救世主のように登場!!   

75cm = 1.850円




☆本商品はビニール皮膜の米国フィラデルフィア社のフックアップワイヤーですがスピーカーケーブルとしてもそのまま使えます。白地に赤い縞が入っているフィラデルフィアなので呼称は赤白フィラとします。撚り線の芯線構成は0.22mmφ x 19本でAWG18です。


年代は1960年代


AWG18

60年代トーン

これ一発で出る !!


完売となった初代フィラデルフィア45-2#との比較ではまず今回の「赤白フィラ」はビニール皮膜です。また全体の外径は45-2#より細いものの、親戚の178#Philadelphia Balco よりは僅かに太い。年代的には今回出品の「赤白フィラ」が一番若いのかも知れませんが、それでも60年代生まれなので既に65才の爺さんです。


フィラデルフィアの芯線は細めの錫メッキ単線が数多く使われているので平均的に電流は多く流せる、それは三種に共通している。よって取り回しは決して良くはないが使い難いほどではない。今回の「赤白フィラ」は中間の太さだ。芯線の本数は前の2タイプよりもこの赤白フィラの方が多いのも特徴です。


具体的に言うと45-2#は0.24mm x 16本で、178#のBalcoは0.24mm x 15本、そして今回の207# 赤白フィラは0.22mm x 19本となっている。


つまり赤白フィラは前2機種より素線は細くなり本数は増えている事になる。当然それによる音質の違いも生じる事になるわけだ。それで、このワイヤーは基本的にはギター用と考えていますが、一応オーディオ用に使用した結果も載せておきます。




テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのワイヤーを使用した結果を述べます。


ストラトでまずは聴きました。パッと聴きは初代の#45-2に近い雰囲気です。高域は出過ぎず中域は太く低域は分厚い。特に中域の充実感は素晴らしくギターの中域を太くしたい人には最適だ。ただ同じく中域が太くなるホルヨークに比べるとホルヨークは高域も出るのでそこは違う。


この赤白フィラは高域は自然にロールオフしている。逆に言うとそこがビンテージ物のストラトの雰囲気を醸し出す。ずっと弾いているとどんどんこのトーンにハマる自分がいる。面白い物でワイヤーによってソロなんかは微妙に違ってくる、そう音が「こっちだ」と誘導するからだ。この赤白フィラの音は物凄く落ち着いていて燻銀のようなスモーク感を感じる。


60年代中期あたりのストラトの音を良く出してくる。透明感のあるフロントの音にしても耳にキンキン来ることは決してない。実に弾きやすい音色だ。案外これはストラト用として期待できる配線材そのものなのかも知れない。これまで12#がパワーは抑えめだが音色はFenderファクトリーオリジナルに近くホルヨークは中域が一気に盛り上がりアゲアゲの音(ジミヘン的イメージ)になる。


今回の赤白フィラはパワフルで中域が厚く高域はスモーキーで燻銀だ。60年代ストラトが好きな人は安住できる音なのかも知れない。これまでフィラデルフィアはストラトよりはレスポールに適性が高いと思って来たが、今回の赤白フィラはストラトにもえらく良い。ビンテージ物のストラトそれも59年~63年あたりのトーンを求める人には最高のワイヤーだと思う。これでストラト・ワイヤーの選択肢も更に増えたのでとても嬉しい。


今回出品する赤白フィラはレスポールの場合、ほぼ45-2#に瓜二つである。178#Philadelphia Balco よりも45-2#に酷似している。Balco はもうちょっとスッキリ系でHIFIである。なので45-2#(※販売完了)に近似のトーンを求めるならば今は間違いなくこの赤白フィラだろう。しかも少しだけ45-2#よりも使い回しが良い。


ただ絶縁体がビニール系なのでFender Ampで言うとアンプ内部配線材がツイード系の布巻き線から黒パネ銀パネ系のビニール配線に移行したようなある種のザラザラ感がある。しかしそれもまた良い音なので何の問題もない。ツイード系でオーガニックなのは45-2#、この赤白フィラはそれにご機嫌なダーティ感が付く。


まぁROCK音楽特に60年代後期から70年代の雰囲気を求める人ならば文句なくピッタリだ。レスポール用としてこのワイヤーは全く素晴らしいトーンを持つ。話は逸れるがVWD21のLP用ワイヤーの系譜を見ると最初はGEの撚線だった。全てはそこから始まった。GEが流行り出した頃、秋葉原のパーツ屋さんでビンテージ・ワイヤーを置いている店では皆GEを求めた。


しかしGEは本来はオーディオ的に素晴らしい特性を持っているワイヤーなのだ。だが撚り線のGEだけは別格だった。何故かLPに良い.. この噂はすぐに口コミで広がった。VWD21でもかなりの数のGEの撚り線を売ったものだ。そしてその時代の次に登場したのがフィラデルフィアだ。これは完全にギター奏者をノックアウトした。実際ノックアウトレベルはGE以上だった。


フィラデルフィアのWIREとASARCOのハンダの組み合わせは多くのファンを虜にした。その初代の45-2#が完売してPhiladelphia Balco が出た、ややハイエンド側に針が触れた素晴らしい音なのだが昔ながらの音を好むギタリストには45-2#の方がど真ん中だったのだ。(※ここから更にバースト的に追い込む人には激ヤバ#139がドンピシャだった)しかし今や45-2#は無い、そこに現れたのがこの赤白フィラ。まぁある意味救世主だなこりゃ。


オマケでAUDIO用の結果をレポートします。


真性60年代トーン


The Day Begins  The Moody Blues  Days Of Future Passed

その昔、子供の頃テアトル東京に行って映画ベンハーを観た時のような音がする。これは最高級のトーキーサウンド、シアター・サウンドなのだ。そして洋物の音、舶来の音だ。テアトル東京には当時の最高級音響システムであったWestern Electric社のシステムが備えられていた。子供ながらにその怒涛の迫力とエネルギー感に圧倒された記憶だけが残っていて筋は忘れている。これはやはりアメリカが絶頂期の時のサウンドだ。私はアメリカの60年代の車の空気抵抗とかを一切考えないデザイン中心の流線型の車が好きだ。そういう音がする。オーディオの世界は測定器に頼るようになってから技術者が感性を働かせなくなった、特に日本。だから感性に訴えてこない。Western Electric社の音は人間の感性にダイレクトにぶつかってくる。そんな音がする。


Funky Broadway  Steve Cropper  With A Little Help From My Friends

いいも悪いもない、そのまんまの音がする。真性60年代トーンだ。やはり60年代の音楽は60年代のワイヤーに限る。テレコで言えばステューダーよりはアンペックストーンなのだ。私は2インチ16トラックの初期型のAMPEXのテレコにその音を感じる。その音の純度感とか熱気、温度感、空気感を感じるには60年代のトーンは必須だ。60年代の音楽が2000年以降の音になってはいけないのだ。そこはやはり餅は餅屋だ。この赤白フィラで聞くクロッパーは本当いい。理屈抜きに説明抜きにいい。


fungal city  ビョーク  サーペントウィズフィート

ここでいきなり現代の音を試してみる。不思議な事にアントロイド的に感じていたビョークに血の気が戻ってきた。今まで死んでいたのかと思うほど生き返った。嘘ではない大袈裟でもない、ビョーク、オリジナルのトーンよりこっちの方が全然いいのだ。音楽的な深みも感じる。ビョークに60年代テイストを加えるとこうなるのかと感心した。



Garden Of Eden  Lady Gaga  MAYHEM

現代続きでガガも聴く。これがね想像以上にピッタリ来た。同じくガガが60年代フレーバーになった。そうか現代の音はデジタルになってから久しいが冷たい音だったのだ。だから感情移入できないのね。赤白フィラを使うとガガの音楽に親しみを持てるし愛おしくさえ思ってしまう。これがワイヤーの持つ力なのだ。もし貴方が近代ソースに嫌悪感を感じているなら赤白フィラでケーブルを作って聞いてほしい。RCAでもスピーカーケーブルでもいい。要するにトーンがダメだったのだ。デジタル録音は歪みが少なくそれが良い方向に繋がっていない。アナログ録音は磁気歪みという固有のトーンを常備している、そこが良かったのだろう。赤白フィラを通すと2025年のガガがタイムマシンで60年代に舞い降りる。そこが面白い。



One Sunny Day &  Without You  Fleetwood Mac  English Rose

黒人音楽にどっぷり影響を受けた肌の白い人達の音楽。それが初期のフリードウット・マックだ。この録音はもろ60年代だから、ダイレクトに同じ音がする。ダイレクトに60年代トーンだ。私思うに60年代のテープレコーダーの方が70年代のそれよりも良い音がする。これは電子部品の小型化や大量生産化が災いしている。真空管からトランジスターに変遷した段階で既に世間は音が冷たくなったと嘆いていた。そしてアナログからデジタルに移行して更に音が無機的に冷たくなった。これは世界の不幸だ。それは現代に続いている。今、曲はWithout Youが鳴っているが何といいのだろう。やはり60年代音楽は60年代ワイヤーで聴かないとダメだ。


In My Room &   The Simpsons  Danny Gatton  88 Elmira St.

もうね..別に真空管AMPとか使わなくてもこの赤白フィラがあれば音楽が出来上がってくれる。これほどの効果がワイヤー一本にあると誰が想像しただろう。盲点だった。このワイヤーを通して聴くダニーガットンは最高だ。この曲を聴く時には赤白フィラでなくてはならない。こう結論付けた。ひょっとしてこのワイヤーは名器なのかもね。





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まとめ 

この赤白フィラデルフィア、略して赤白フィラの音を一言で言うと中域が厚く低域は太く高域は自然にロールオフし、若干の心地よい歪みが付く、となる。ギターに関しては合わないギターは無いような気がする。レスポールにもストラトにもテレキャスターにもバッチリ合う。最初見た時は「なんだビニール皮膜か」と思ったが音を聞いて見直し最終的に惚れた。もはやギター配線材選びで迷いわけわかんなくなったらコレを使っておけば間違いない。正に保険のようなものだ。


もうすこく具体的に言うとレスポールの場合、ROCK音楽特に60年代後期から70年代の雰囲気を求める人にピッタンコだ。コレを使っておけば間違いない。安物のレスポール・モデルを買って失敗したなと思っても、取り敢えずこの配線材で気分は回復するだろう。更にオリジナル・バースト的雰囲気を求める人は139#激ヤバがあるがあれはかなり高い。その点この赤白フィラはリーズナブルなプライスなのに結果は激しく良い。


GEの撚り線の音が好みだった人にはこの赤白フィラはご馳走だ。ストラトの場合、60年代ストラトの音がモロする。これがワイヤー交換だけで得られる。正直、PUなんかにお金をかけるより早道だ。天使と悪魔の【191#】 Nehringはある種の蠱惑的な音がするが赤白フィラは単純にストラトがビンテージトーンになる。勿論プリCBSの音だ。VWD21では様々なギター内部配線用ワイヤーを出しているが選ぶのが面倒臭い人はこれを使えばいい。そうすれば簡単な作業で絶大な結果が得られる。


最後にAUDIOだが、結論から言うとこれ全ての音楽が良い意味の60年代トーンに変貌しその音が気持ち良過ぎる。癖になる。これでもういいじゃないかという気分になる。恐ろしい説得力だ。このようなワイヤーが存在した事に驚きを禁じ得ない。


RCAにもスピーカーケーブルにも良い!




【ご注意】


価格は75cm単位ですが一回の購入での個数上限はx8と致しますので前もってご了承ください。





数量1(75cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=8)をして下さい。




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運賃は全国一律200無料サービスしています)です。
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