










【228#】60年代 GE ベークライトコンセント
ACコンセントの領域を超えた音!
1個 = 8.200円
☆品物は1960年代の
GE(ジェネラル・エレクトリック)社の
ACコンセントです。
勿論、未使用 元箱入りです。
製造後60年は経過しているので
金属等にくすみはありますが
接点不良なし!
3P仕様
差し込み箇所 x 1

アメリカの古いACコンセントを探すと、ある時期から以前は2Pしかなかったりする。つまり3Pは60年代になってからの仕様のようだ。なので3Pのコンセントとなると一番古くても60年代からなのだ。今回出すGEはその中でも超レアなシングル・コンセントで差し込むところが一箇所のみ。これは清い! 仮に二箇所あっても内部は単に繋がっているだけで旨味がない。それとマイナス・ネジの音質が良い! 結構ここは大事な点で締めネジはしっかり締まると同時にそれ自体の音質も音に乗る。昔のアメリカ製のマイナスネジは非常に作りと音が良い。筐体はプラスチックの元祖と言われるベークライト(フェノール樹脂)でここが重要だ。現在の物よりも硬度があり音質も良い。硬度はあるが欠けやすいのが注意ポイント、ACプラグの抜き差し時は真っ直ぐ垂直にプラグを抜き差ししよう。さて一箇所のみのACコンセントの清さは音にも出ていて、最終試聴曲のクラプトン「クロニクル」で正に昇天した。

テストはコンセントのHOT側とCOLD側に直接、
オーディオ信号を流した結果を述べます。

AUDIO用の結果をレポートします。
The Day Begins The Moody Blues Days Of Future Passed
まずはアメリカ製60年代製作のコンセントなので、60年代録音のムーディ・ブルースのオーケストラ演奏の部分を聞いてみた。初めは硬さを感じる時もあった。だが数分でその硬さは解像度の聳り立つエッジ感の再現に不可欠な物と知った。全体としての硬さについてはあと数曲聴いてからにしよう。個人的な趣味で集めたACコンセント、きっかけは数十年前にあるオーディオ専門誌によるACコンセント比較試聴の記事を読んだ事が契機となった。
これは完成品としてのACタップではなくACコンセントそのものの比較記事であった。この記事をつらつら読んで私はレビトンのクラシカルなACコンセントを買うことにした。実はそれ以前に古いACコンセントの音の良さに触れた経緯があるのだが、その話はまた今度。で、買ってみてわかった事だが既に所有していた幾つかの内外のコンセントと比較して普通に良かった。この場合の普通とは、意図して不自然なオーディオ専用的偏向が為されていない事を意味する。
昨今のオーディオ専用と謳っているパーツへの疑いはビンテージパーツの音の良さを知るにつれどんどん深まっていった。つまり馬鹿にしてんのか? とか舐めとんのか?と憤るような音対策が施されているだけの改悪のパーツが実は多い。ACコンセントもそうで、例えば金メッキをかけました。とかロジウム・メッキ仕様ですとか非磁性体ですとか絶縁体に最新の〇〇を使ってますとか、、、その手のものは信用しない方が良い。
何故なら考えてみればわかるがACコンセントの二大音質決定要素は接点の接触圧と導体材質の2点に絞られるからだ。しかし第三の要素として見逃せないのが絶縁体の材質なのだ。結果からズバリ言うと古風なベークライトがいい。これは通のオーディオ・マニアや研究者ならば頷ける話だ。ACコンセントの交流のホット/コールドは絶縁体を挟んで繋がっている。言わばそこは小容量のコンデンサーに他ならない。高域の減衰はそこで既に起きている。
ギターの改造をやっている人ならばわかる話だがレスポールでは0.025μF、ストラトでは0.1μFのコンデンサーがTONE用に用いられているが、これはトーンをかけてないと思われるツマミ位置でもしっかりハイカット・フィルター(高域が削られる)になっている。つまりそのギターのデフォルトの高域の匙加減はコンデンサーによるものなのだ。
嘘だと思う方は各自、トーン用のコンデンサーの片方の足を外して音を聞いてみてほしい。相当に耳障りな音が出る。これと同じ事はACコンセントの絶縁体を介しての交流信号のプラス/マイナス間に生じる「ハイ落ち」でも起きている。なので絶縁体と聞いてそんなの何でもいいんでしょとは思わないで頂きたい。さてベークライトであるがその後に生産された一般的なプラスティックよりも硬くて脆い。その前のベークライト発明以前の絶縁体には木材が普通に使われていた。
しかしやってみるとわかるのだが木材は更に脆く水に弱く、絶縁体としては使いにくい。なのでベークライトが発明され絶縁体等に使用されるようになって文明は一歩前に進めたのだ。調べてみるとベークライトは1907年にレオ・ヘンドリック・ベークランド博士により発明され、世界で初めての植物以外の原料から人工的に合成されたプラスチックとある。つまりプラスチックの初代であり元祖でもある。耐熱性、電気絶縁特性、機械的強度、難燃性等の優秀さから電気部品や自動車部品、ラジオや電話機の外装素材に使われたのだ。
しかしベークライトも割れやすく脆い点は木材よりはずっとマシだが持っている。なので歴史は更に都合の良い材質を絶縁体に求めて開発することになる。やがて今日の一般的なプラスチックが発明されそれは一気に世界中に広がったのは皆さんご承知の通りだ。水にも強く割れにくい、そこはいいのだがハテ音質はどうか? 音質は正直良くない。ベークライト以後の合成樹脂(プラスチック)の殆どが音質的には首を傾げざるを得ない。
ベークライトとプラスチックの違いはベークライトは熱硬化性樹脂に分類され、一度加熱硬化すると熱を加えても柔らかくならないのが特徴だ。
一方プラスチックは熱可塑性樹脂に分類され、加熱すると軟化し、冷却すると再び硬化する性質を持つ・・とこれだけ読んでもプラスチックの方が工業素材としての応用範囲が広い事が理解される。しかし・・音は、べークライトの方が良いのであった。
https://www.sumitomo.gr.jp/kids/shikumi/sumibe02.html ☜子供向き解説(会社の宣伝含む)。
大変に話が長くなって申し訳ないが何故に私がベークを”推す”かを書いておきたかった。この曲での評価の続きだが、エージングが段々と進んできたら一気に音は快感ゾーンに入ってきた。このGEのACコンセントの場合、音像の分解能や定位といったオーディオ快感の基本特性が初めから高い。なので弱音から強音までの音に対してリニアに反応し遅れがない。AC100V(50/60Hz)が入るだけなのに・・・と思う方は素人だ、何度も書いているがオーディオのOUTPUTは電源によってすり替えられた音なのだ。つまりこねる粘土はAC100V(50/60Hz)そのものとなる。ここを理解しないと先に進めない。にしても、やはりGEは凄いブランドだ。ACコンセントと言えど評価の高いGEのワイヤー同様、手抜きされた音は一切しない。
Garden Of Eden Lady Gaga MAYHEM
題名は「エデンの園」である。思えばアダムとイヴがエデンの園から出てから以降、人類にはあんまりいい事は起きなかった。それはともかくこの曲は主にイントロを聴く、今日的な録音なのでその音の突発性や圧力がどの程度感じられるかが試される。思うにGEのACコンセントは低域に関しては同年代のレビトンの方が量的に豊かだ。しかし逆に高域の出方はGEの方がフラットに出る。ビンテージ・コンセントを使いたいけど高域が丸まるのを懸念する人にはその心配が無いGEをお勧めする。この曲あたりでようやく温まって来たというか硬質に感じられていた高域が滑らかになってきた。いい感じだ。とにかく
GEは良い意味で周波数特性がフラットに近く、低域をもう少し増やしたい人は使う配線材の特にGND側に太めの単線を使えばいいと思う。よくあるオーディオ用と謳われるACコンセントは音のバランスの悪いものが少なくないのでこのGEのようなフラットな特性に近く音に癖が少ない物は使いやすいのだ。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101 第2楽章:Vivace alla Marcia
エレーヌ・グリモー(p) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》/ソナタ第28番 グリモー
驚いた! ちゃんとグランドピアノの音が出ている。これ簡単ではないのです。グランドピアノがスケールダウンしてアップライトになってはいけないのだが往々にしてそうなるパーツが多い。それとグランドピアノは分解能に優れないと聴いていられないのだが、その辺りもGEはバッチリだ。そして弱音時の音の繊細な表情もしっかりと表現してくれる。そして強めに弾いた時も歪まずアタックの強靭さがリアルに表現される。つまり許容ダイナミックレンジが広い。加えてその内容は物理的と言うよりは音楽的なのだ。
Kate Wadey/A Hundred Yers From Today-Angel Eyes
ならば女性ボーカルはどうだと聴いてみた。もうこれはイントロの古びて枯れ果てたような鉄弦のギターの音が出た瞬間、もうその音にヤラれた。もうこれは申し分のない音だ。で歌が入ってくる、ケイトの歌も凄まじくリアルだ。声の張った部分と力を抜いた部分の対比が芸術的ですらある。はっきり言って女性ボーカルのリアル度の高さが頂点に達している。
Fotografiet Mats Eilertsen Trio & Trio Mediaeval Memorabilia
それではとピアノトリオを聞く。途中、コーラスがたまに入るがそこは無視。あくまでピアノトリオの三楽器に集中したい。この音を聴いて安心した。と言うのは現代のピアノトリオは最も高音質で録れるソースなのだ。逆に言うと現在のオーディオはピアリトリオ編成以上の多数の楽器が入り混じると一気に再生性能が低下する。まだまだなのだ。それで間の多い演奏なので音と音の隙間が多くその結果、音がよく見えるのだが、この見え方がACコンセントの域を超えている。音の緻密さも十分でそれでいて荒削りで無骨なウッドベースの音がしっかり出ている。この音を聞くとGEのワイヤーと何処か共通する良さを感じる。まぁ同じメーカーだし。この曲では中域の太さもよく出ている。
Trigger Happy Dave Weckl Heads Up
この曲あたりでエージングがほぼ終わったようで音は滑らかに繋がり、音の切れ味はが更に増した。切れ味に関しては何もACコンセントでここまで出さなくてもと思うほどだ。それと定位が抜群に決まる。定位の良さはエージング前から感じていた。こうなってくると単なるACコンセントを超えて貴重な音造りの要となれるパーツに昇格した。ようやくエージングは完全に終わったようでそこから先は視界の晴れ渡った風景を見るが如しだ。
Blue Eyes Blue Eric Clapton The Clapton Chronicles
ここに至って音は感動的なレベルに達した。音の分離感、リアルさ、定位の良さ、情報量の多さ、分解能の高さ、解像度の緻密さ等、全ての項目でパーフェクトを感じた。60年代のコンセントにここまでやられたら他のパーツの立つ瀬がないぞ。この音が出るのなら家庭のACコンセントは全部GEに変えたくなった。
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まとめ
工作経験のある方ならば、これを複数個使って自分用のACボックスを自作すれば面白いと思う。自作のACボックスは好きなパーツと好きなワイヤーで自分好みの物が作れる。
オーディオでも(いやギターアンプもか)電源BOXは音質の基本となる物なので見逃せない。壁コン直よりも音が良いAC BOXもあるからだ。無論手っ取り早くこれを壁コンに使うのもいい。オーディオで最終的に出ている音の基本材料は100VのAC電源からできている。つまり入力信号は増幅段の後では巧みに電源にすり替っているのだ。つまり入力信号は入ったきり永遠に出てこない。出てくるのは電源という粘土を使って作られた信号のレプリカなのだ。だから電源BOXの音は重要でそこで音の殆どは決まってしまう。この観点に立ち電源BOXの構成を考えると単線のワイヤーとベークライト時代のACコンセントの組み合わせに自然と帰着する。お薦めは数種類しかない。その一つがGE社のこれだ。
GEのACコンセントの音はGEのワイヤー同様素晴らしく、他では出ない音だ。ACは全ての音の基となっているのでここを疎かにしていると先に進めない。ちなみに家庭用のコンセントに取り付ける時も穴の取り付け位置は同じなので簡単に付け替えられる。しかし表面パネルの穴一つのやつはなかなか見つけにくい。ちなみに私は表面パネルは付けていない。
エージングはそれなりに時間がかかるが、それが済むと素晴らしい世界に突入する。たかがACコンセント一個でこうまで変わるのかと溜息が出た。
※そんなに数がありません。欲しい方は迷わずポチしてください。
倉庫を探せばまだ残っているかも知れませんが
とりあえず7個あったので出します。
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