







【230#】ベルデン 緑の絹巻き単線
迷ったらコレ!
0.32mm 1m = 650円
☆本商品は1940年代米国BELDEN社の絹巻き単線です。
シルク巻き単線
年代は1941年 OCT
単線の直径は0.32mm

このワイヤーに見覚えがある人がいても不思議ではない。何故ならこの緑のBELDEN WIREはタイバンド(注:タイ国のバンドではなく結束用具)として納品時にかなりの数をこれでまとめたからだ。あぁ何と言う贅沢な結束バンドで数奇な運命のワイヤーなのか・・・んでもついに出番です! もう一体どれだけワイヤーやハンダをお客様に納品したか数えていませんが相当な数です。そのワイヤーやハンダの納品時に初期は別の何らかのワイヤーで結束していました。
最近では専用のビニール・タイ(注:タイ国のビニールではなく結束用具)を使う事が殆どだが、それでもたまに超細い目の線や超細めのハンダを結束する時には通常のビニールタイでは不適当なのでビンテージ・ワイヤーの中から選んでそれ用に使っています。最近では非常に少なくなったのですが、その昔は結構沢山の種類のビンテージ・ワイヤーを(普通のワイヤーは持っていない)それ用に使ってたのです..。緑色だと目立つので外すときにもやりやすいのです。
しかし物は50年代のベルデンですよ! そんなのに使っていいのぉぉぉぉぉぉ!!!! と言う事なのですが、遂に販売です。このベルデン社の絹巻き単線は直径0.32mmで実に使いやすいサイズなのです。シルクの状態も悪くなくシルクを取ると中は裸の単線なのでエナメル剥きをやらなくて済むので作業が楽です。しかしいつも傍にあるのを見ながら一体、いつ出すんだろうと朧げに考えていたのですが「今です!」な感じがしましたので出す事にしました。
音質については以下をお読みください!

テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこの線を使用した結果を述べます。

ストラトです。非常にわかりやすく明確な表現、ストラトの持つ微妙なトーンの色合いの差を良く出してくる。つまりフロントはフロントらしくリアはリアらしくセンターはセンターらしく、、この「らしく」が重要で、ある意味ギターの配線材に最もギタリストが望む所だ。通常なら微妙にキンキンした耳障りな音が出たりしますが、全く出ません。良い塩梅という言葉がありますが、その言葉通りの音です。
クリーンからクランチ、Over Driveと切り替えても全てOK! 実に良い音なのです。単線でここまでギターに合うワイヤーは滅多にありません。もし更に撚線方向に音にふりたい場合は2本使う手もあります。単線一本の時と違い確実に撚線化します。 更に深く歪ませても全くOK、泣きのフレーズから小粋なカッティングまで幅広く使えるBeldenです。

レスポールです。この音を出音だけ聞いて単線と判断できる人は居ないでしょう。実に味わい深い音が出ます。具体的には弦に当たった瞬間のネチャッとした音や、音の甘酸っぱさ、音の粘着度などが抜群なのです。単線の中でギターにお薦めしているものの中には非常に際どい物もありますが、この緑絹巻きBELDEN単線は全く安心してお勧めできます。
他の癖の強い系のワイヤーのような独自の個性はさほど感じませんが、それが故に幅広くギターを選ばないのかも知れません。加えて良いのはハムの載ったLPはややもすると輪郭が甘くなったり音の演達性が鈍くなったりしますが、ここはやはり単線、そのような弱点はありません。
つい最近出したノイマンの単線について私が「例えば工房をやっている人が自分の作ったギターの素の音が聞きたかったらこのノイマンをデフォで使えばいい。どんなギターにも内部配線ワイヤーが入っているので嫌でもワイヤーの色付けは既に付いてしまう。それを唯一回避できるのがこのノイマン・ワイヤーだ。」と書きましたが、このベルデンはそのノイマンを数歩ビンテージ領域に入れたような音と言えます。特にビンテージ感を付加しないノイマンと、更に二目盛り程度ビンテージ化したこの緑絹巻きBELDEN単線といった感じでしょうか。

最近ではテレキャスターに良いワイヤーもぼちぼち現れ始めているが、これはどうか?。ねちょっとした粘着質なテレキャスターのちょっと歪ませた音が素晴らしい。何気ないフレーズも味わいが深まる面白さ。テレキャスター自体が陰の立て役者的な存在だが、このベルデンは更にその立役者を更に引き上げて主役の座に移動させる。それでいて悪戯に己を主張する事はなく結果的に音楽全体を盛り上げてくれる。ジャキッとしたサイド・ギターなど本当に最高だ。ソロを弾いてよし、伴奏に徹してよし、なのだ。

AUDIO用の結果をレポートします。
Feels Good マイク・ヒックス This Is Life
久しぶりにこの曲を聞いた。何も言う事が無いほど素晴らしい音がした。帯域的にはフラット基調であるが所々に良い音のツボみたいなものが帯域の中にあり、それが我々に「良い音」と感じさせるようなのだ。この音を聞くとやはりベルデンは只者ではないと思った。ただし古いベルデンの事ですが。この曲は近代録音で録音技術も駆使しているからとてもレンジが広く明瞭度の高さ、解像度の高さが望まれるが全く問題なく朗々と爽やかに鳴らす。
A Day In The Life The Beatles Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
こちらは一気に60年代録音だ、調べてみると、1966年から1967年初頭にかけて、約四ヶ月の期間をかけて行われました。とある。これがですね実にいいのです。60年ぐらい前の録音なのにえらくセパレーションが良く解像度に全く不満が見当たらない。しかもだ。ドラムの音の深みとトーンも大変良いのだ。そして全体としても歪みが少なく聞き疲れしない。これなら万能じゃ無いかと思われそうたが、正にそんな感じだ。このワイヤーの音は一見そのままのように聞こえるが実は要所要所で良い音に化けている。ただそれが余りに自然なので見破れないのだ。ノイマンも素晴らしかったがこのベルデンもすごい! 今まで結束用に使って御免なさいとワイヤーに謝りたい。見れば緑の絹の色も美しく
綻びも無いので使い勝手も言うことなしだ。0.34ミリの太さも丁度良く、低音も高音も危な気なく出ている。ワイヤーの太さというものは実に大事で同じ材質でも太さでキャラが違ってくる。太いと低音が出るようになり高域は遠のく、細いと高域は良く出るが低域が薄くなる。なので経験的に0.3mm前後のワイヤー直径は全レンジ的にスムーズに出る可能性があるが、それもワイヤー次第、このBeldenは特に優秀な方だと思う。
交響曲 第5番 ニ短調 作品47 II-Allegretto
Stanisław Skrowaczewski: Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
Stanisław Skrowaczewski:Shostakovich Symphony No. 5
今度はクラシックに挑戦だ。全く舌を巻く描写能力に改めて驚いた。この曲で三曲目だがエージングが進んだせいか驚くほど音が滑らかになっている。クラシックはソースとしては大変に難しく様々な対応性がないとその役をこなしきれない。大きな音、小さい音、沢山の数の楽器の一斉音出し等、様々に対処できなければならない。それがどうだこのベルデンなかなかやるもんだ。私はひょっとしてこのベルデンを長年軽視してきたようだ。実は凄いやつだったのだ。オーケストラの再現は全く持って完璧だ。
Tomatillo Dave Weckl Heads Up
このフュージョン系ソースの場合、やはり第一に音の切れ味が痛快かが問われる。このベルデンの良さはビシバシと良くスネアが決まるが、そこに悪い意味での刺激的な要素は含まない、ここが特徴。音楽全体はかなりソース・ダイレクトに近く極端な凹凸は周波数特性に持っていない。しかし、しっかりビシバシとスネアが決まるのは何故か? そこがこのBELDENの特徴なのだ。
A Love Boat Supreme Igor Prochazka Trio Easy Route
典型的なスイングする4ビートはどうか?この曲は音が細く表現されても困る、そもそも太い音で録れている。それでこのベルデン、ランニング・ベースのノリノリのビートが大変に心地良く、タムタムの乾いた音もしっかりと乾いて、かつ太い音だ。この曲はミッドレンジに美味しい部分が沢山詰まっているのだが、その点も全く素晴らしい。ドラムの音は特に乾燥し切ったようにストレートに響くので快感だ。
Cuff It Beyoncé RENAISSANCE
録音音圧の高いビヨンセはどうか? 結果は深々と広大なレンジを受け入れて歪みはしない。何かノーマルなワイヤーだけでは物足りない時はこの緑BELDENがバッチリだ。このベルデンは決して音を変化させる方向ではなく、ソースそのままで色気が付く。そしてその色気が強過ぎない。そこがいい。分解能の良さは低域中域高域のどのレンジ帯でも素晴らしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まとめ
文中何回か出てきたノイマン単線との比較だが、この緑ベルデンはノイマンのデフォ性+ ビンテージ深度の2段階UPだ。これがぴったりの表現だと思う。単線なら何でもいいと言うようなものではなく、やはりビンテージな単線は近代ワイヤーとは一線も二線も画す。そしてビンテージな単線に関しては私自身20~30年は真剣に取り組んできたのでこれだけは言える。「年代が古いほど驚きの多いものが見つかる。」だ。どの程度古ければまぁOKなのかというとやはり新しくても60年代前期まででそれ以降は一気に感動が薄くなる傾向がある。そしてこれが50年代に遡るともっと魅力の深度が深まる。このベルデンは1940~1950年代なのだが、この年代はなかなかに美味しい。特に今回の緑単線ベルデンはちょー美味しい! いや、吃驚した。
まぁ、驚きの結果でしたね! 多分このワイヤーの音を聞いて文句言う人は居ないんじゃないかな。それぐらい良かった。癖が強いか、弱いかで言うと癖はほぼありません。なので実に使いやすい。オーデイオからギターまで全部に使える。貴方が使うワイヤーで迷ったら、迷わずにこのベルデンを使いましょう。
ハンダの場合の「迷ったらコレ」はダッチボーイの青缶(2#)だったがワイヤーの場合の「迷ったらコレ」はこの緑Beldenで決まりだ。
【ご注意】
価格は1m単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。
数量1(1m)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=10)をして下さい。

支払方法
■銀行振込: 三井住友銀行
■ゆうちょ銀行
■クレジットカード
■コンビニ決済

【発送方法/発送費について】
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。

運賃は全国一律200円(無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。
上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は
宅急便コンパクトでの発送となります。