



【246#】KESTER ORGANIC CORE SOLDER
音楽に埋没していく牽引パワーが強烈!
50cm = 300円
☆本商品は1999年生まれのKESTERハンダです。
製造年月日1999年 08 JUN
直径は1.2mm
ハンダ作業のやり易さの指標は
中の上と言ったところ。
コテ先温度は低めでも溶けるが
付きはゆっくりと時間をかけないと
まとわりついてくれない。

アメリカのビンテージソルダーの歴史の中KESTER社は最も知られているメーカーだ。種類も沢山あって無数に種類があるような気さえしてくる。同じく種類が豊富にあるアルファと良い勝負だがひょっとするとKESTERの方が種類が沢山あるのかも知れない。さてこのケスターはオーガニック・コアと書いてある。それ何? と思うが詳しい事はまだ調べていない。しかし気になるネーミングである。

テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。

まずAUDIO用の結果をレポートします。
Beethoven: Piano Concerto #1 In C, Op. 15 - 3. Rondo: Allegro Scherzando
Martha Argerich; Giuseppe Sinopoli: Philharmonia Orchestra
Beethoven: Piano Concertos #1 & 2
私は最初にこの音を聴いて、このハンダの名前であるオーガニックの意味を感じた。ハンダでオーガニックって何のこっちゃと思ったが、音を聞いて納得! こりゃ確かにオーガニックだわいと思った。音そのものは動的であり温度感は高い。感触は立ち上がりの俊敏さを含む耳に優しい系。では印象派かと言うとそうではない、かなりリアリティが写実的に感じられるからだ。しかし細密描写には感じられないのは音の勢いとか情熱的要素の方がオーディオ的諸特性を上回るからだ。ピアノは非常にリアルでコロコロポロポロと言った風情の音符が軽やかに跳ね回る。オケは分厚めの音だ。1990年代のハンダにしてはなかなかやるじゃないかと思った。
Don't Look Back In Anger Oasis Don't Look Back In Anger [Single]
この曲が最近に試聴曲に混じったのは実に意外だった。オアシスの名前は当然知っていた当時バイトで働いていた子が「オアシスなんか好きです」と言っていた。彼はバンドで歌を歌っているようだった。そのオアシスである。当時はまだ20世紀だった。それから21世紀を跨いで「Let There Be Love」が遂に試聴曲に参加した。だが、この「Don't Look Back In Anger」の事はテレビのドラマで使われているのを最近聞いて改めて認識した。それでCDのジャケット写真だ。そこには懐かしい(私にとって)Rogersのドラムキットが写っていた。で音を聞くと正にRogersの音がするではないか?!! この頃のオアシスってよかったんだなと思った。この曲でのドラムキットには深めにリミッターがかけられていて抑揚溢れるダイナミズムが魅力だ。そのドラムの音がこのオーガニックでは最高に格好いい! いいハンダなのかも知れない。
Cure For Me AURORA The Gods We Can Touch
このアーティストは車でラジオを聞いていて知った。世界には色んなアーティストがいるもんだ。オーロラは確かにPOPSのジャンルだが音作りはビョークなどのこだわった録音技法に似ている。ただ基本は流行歌を彼女は作りたいようなのでビョークのような実験君とは一味違う。一方歌詞はディランやコーエンに影響されたようで、なかなか現実世界をシビアに暴いてくる。ここはピリ辛である。でオーガックSOLDERで聞いたこの曲は大変に良かった。特に良いのは音的な良さとかではなく音楽のコアにリスナーを牽引する力が大変に強力なこと。
Break My Soul Beyoncé RENAISSANCE
歯切れの良い音だ。そして良い意味で乾いた音だ。音調は陽性で屈託がない。ハンダが自己主張するというよりはソースの持つ良さをバランス良く描いてくれる。ある意味オールマイテイなのだ。レンジ感は結構広い。歪み感は少ないが紙質が写真用光沢紙ではなく独特な質感を持つ紙面に音の景色が投影されていくような音だ。例えばモネやゴッホは明らかにそれとわかるタッチがあるが、このハンダにもそのようなタッチがある。
LoveDrug Lady Gaga MAYHEM
このようなポップスをかけたら全て良く鳴る。物凄くバランスがあらゆる意味で良いので全く破綻しない。しかもツルツルした音表面ではなく、まるでサンドブラスト仕上げのような魅力的ディティールがある。
Killing Me Slowly Julia Fordham The Julia Fordham Collection
この音を聴いて思った。このハンダの音は素直でナチュラルな音でコットンやリネンの質感がある。決してシルクではない。ツルッと磨き上げられたような音ではなく木綿豆腐のような風情がある。だがこの曲の12弦ギターの倍音の魅力がしっかりと表現されている。派手なハンダも好きだがこのようなハンダも悪くない。いや寧ろ基準として持っていても良いハンダのような気がする。
Closer To You Cassandra Wilson Thunderbird
このハンダの場合、余り音量を上げなくても済む。小音量でも抜けてきて鮮明でありつつウォームな良さがあるからだ。グラマーという言葉があるが、このハンダはなかなかにグラマーなのだ。低音なども量的にも質的にもかなりある。中域はフラットだがウォームである。高域はあくまでも自然体で誇張感がない。音楽的かオーディオ的かと問われれば音楽的な方に入る。なので曲を後半まで聴いてしまうのだった。
Live Love マイク・ヒックス This Is Life
無意識にこの曲は最後の方まで聞いた事が余り無かったがこのハンダの試聴ではかなり後ろの方まで聴いてしまった。つまり聞き入ってしまったのだ。音的にはこのハンダより諸特性が良いものはゴロゴロあるだろう、だがこのハンダのバランスの見事さは滅多にないものだ。時折ハッとする音がする、このハンダの潜在的な魅力が一部垣間見えたような気がした。高域もかなり出ているのだがこれ見よがしでないナチュラルなものだ。そうか! これがオーガニックというやつか?と思った。世の中にはオーガニックなんたら、とかいう商品が溢れているが本物は滅多に無い。その点このKESTERのORGANIC COREは正真正銘の本物だと感心した。

レスポールの配線用ハンダとして使った場合、これは案外いい。音の粘り、倍音表現、潰れ具合など総合的に高い水準にある。これひょっとすると音色的にはKESTER”44”のビンテージ物を一部凌駕しているのではないかと思った。クリーントーンにしても耳に痛くなかった。音の艶やアタック感はしっかりあるのに耳には優しい。ニャーニャー音は結構出る。そして粘るのに糸引きは短い。木部の乾燥感みたいな感じも出てる。

ストラトが案外良い音がしました。ズバリ色気系の音です。フロントで弾いても良し、リアで掻き鳴らしてもGood。ハーフトーン系の響きをストラトに特に求めている方・・・これ必需品ですよ。フェイズアウトさせたトーンが抜群。深く歪ませても勿論良いがお勧めはオーバードライブ程度の歪み。軽く歪ませたぐらいが最も美味しい所が出る。この音の食い付きは相当なものでちょっと魔性の魅力を感じる。弦に触れた感触がこれほどに表現されるハンダも滅多にない。枯れ感はスペシフィケーション程度あるが、そこにプラスアルファで魔性の魅力が追加される。ピックまたは指が弦に触れた音の引っ掛かりがこれほど見事に再現されるハンダはこれまで体験したことがない。男性的か女性的かと言えば中間の中性的な感覚でとても妖しい雰囲気の音がクセになる。元々ストラトには中性的な側面があり男っぽいレスポールとは路線が異なる。その中性的魅力が性別問わずに人々を惹きつける。

ストラトが良かったので、ではテレキャスターはどうかという事でやってみました。何て言うかこのハンダはFender系は完全に合う。しかも音が太いのである。カッティングに良しリードに良しなのだ。しかも歪んで潰れたような音全般に凄く合う。適度な歪み感もいい。テレキャスターは潰れ具合が大変に麗しいギターなのだ。名人達はそんなテレキャスターの気持ち良い潰れ音にチャレンジする。正直言ってストラトはテレキャスターにリズム・ギターでは勝てない。それはストラトよりサスティーンが短い性質ゆえの音切れの良さだ。こういう点で最も弱いのがレスポールだ。LPはサスティーンが長く音がいつまでも鳴っている感がある。アコギやフルアコ、セミアコあたりはサスティーンが短いので全てリズムギターに向いている。そしてテレキャスターもカッティングやリズム・ギターに最適な訳だ。もし貴方が低予算でテレキャス向きのハンダを探しているならこれだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まとめ
1999年のハンダで決してVWD21的にはビンテージとは言い難い年代だ。しかし要は音だ、音さえ良ければ全ては許される。逆に音が悪かったらどんなに有名なブランドであろうとも価値はない。ギターではストラトがまず良かった。何と言うか実に人々がストラトに求める音が安易に出ちゃう!。この音の魅力は何物にも代え難い魅力だ。テレキャスターも良かったしレスポールも良かった。弾きながら思ったのだがレスポールとストラトの音の雰囲気が幾分似ていたのはこのハンダの持つ個性なのかも知れない。音的には粘るのにさっぱりした音だ。故に低音が薄く感じる人もいるかもだがギターに低音が余り出過ぎるのも困りものなので丁度良いような気がする。試聴が全部終わって結論が出た。それは「見つけた!」である。まさか1999年のケスターの中にこんな良い物が混じっていたとは全然知らなかった。このハンダの場合、さほどビンテージ云々はどうでも良く普通に良い音のハンダなのだ。しかるにどんな時代の音楽をかけても、どんなギターに使っても良い結果が出せる。信じられないが本当だ。
【ご注意】
価格は50cm単位ですが一回の購入での個数上限はx6と致しますので前もってご了承ください。
数量1(50cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=6)をして下さい。

支払方法
■銀行振込: 三井住友銀行
■ゆうちょ銀行
■クレジットカード
■コンビニ決済

【発送方法/発送費について】
品物の外形が角形A4サイズ(31.2cm以内×22.8cm)内で厚さが2.5cm(重さ1Kg)までの物でしたらヤマト運輸のネコポスが使えます。

運賃は全国一律200円(無料サービスしています)です。
時間指定はできませんが追跡が可能です。品物はポスト投函です。おおよそ
1~2日でお手元に届きます。
上記以上のサイズ重量の物、そして到着日時の指定をしたい場合は
宅急便コンパクトでの発送となります。