【261#】オールディーズ Metalico〔10cm〕

商品説明



【261#】ビンテージ Metalico     

“オールディーズが違和感なく”

10cm = 500円



Metalico Solid Wire Solder


☆本商品はアメリカ製60~80年代のメタリコのハンダです。


この品物は日本に到着した時点でプラスチック・スプールは滅茶苦茶に欠けてしまっていたので

セラーが出していた元画像から掲載します。


Metalico Solid Wire Solder

年代は1960年代から1980年代


直径は約3.0mm

“メタリコ”これは初めて聞いた名前のアメリカ・ハンダで、買った理由は、未知への好奇心それだけです。届いてみたらプラスチックの枠が壊れていて例え撮影したとしてもまともな画像になりそうもないのでセラーが出していた粗い画像からのトリミングとなります。※つまり発送前はそれほど壊れた状態ではなかったのです。


ワイヤーソルダーなので松脂が入っていませんからお馴染みのノコロドを併用してのハンダ付けになりました。使用上のコツはハンダしようとする相手側にも事前にノコロドを塗りつけてから、やるとうまくいきます。結果的に見るとノコロドとの相性は大変に良くオーディオ的な変化よりも心理的な変化が大きいのです。このハンダで音楽を聴くと親和性が高くするっと入ってきます。





テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。




最初にレスポールです。これ悪くないです。普通に良いです!耳に痛い要素はないのに音に粘りがありクチャクチャしたハムの倍音がネチネチ出ていい感じです。私がギターメイカーをやっていたと仮定してレスポール・モデルも出しているならば、このハンダを配線時に選びます。それぐらい任せて安心な音色です。枯れ感は許された天国を10とすれば5ぐらいの感じ。あったかい音なのでレスポールに性格が合います。不思議なものでハンダやワイヤーは製造された時期に近いギターとの相性がいいのです。


とにかくレスポール用ハンダとしてまず大推薦できます。このミッドの音感が素晴らしい!そしてチョーキングした時の音の粘りと倍音の出方など申し分ありません。




次にストラトをやります。うん、うん、これいいワ! 何ていうかすぐにビンテージなフレーバーが漂います。空気感というか、感覚的なものですが人の感覚にフィットしています。これもストラト用として安心できるハンダです。ペキパキした音を作っても狙い通りの気持ち良さ。ちょっとファンキーに弾きたい時なども重宝します。そして歪みを深くしていくと陶酔感の高い音が出てきます。これ忖度ありません。事実。スペシフィケーションと同格の「らしさ」が出てくるのが不思議。



テレキャスターが良いであろう事は弾く前に予感していた。レスポールにもストラトにも良いのだから当然だ。実際に申し分のない良い音がしている。この粘りの良さは病みつきになりそうだ。テレキャスターを使いこなしてすっ飛んだ音が出したいならこのハンダだ。はっきり言ってLPやSTよりテレキャスターの方が良いような気がする。先ほど仮に私がギターメーカーを経営していたら、という例えをしたが、テレキャスター・モデルに使うハンダはこれだ。


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最後にAUDIO用の結果をレポートします。


Between Two Points  David Gilmour & Romany Gilmour  Luck And Strange

ギルモアのこのアルバムの中で唯一の女性ボーカルの曲。うん、いいですねこのハンダを通すと虚飾なく欠ける部分もなくそれでいて何処か懐かしい音がする。音調的には太めでソースの音圧感を弱めず出してきます。そして生音的な音は質感を感じられる好ましいもの。ボーカルは何気ない雰囲気のボーカルで全く力みがない。まるで女子校生が授業中にすくっと席から立って自分のことを静かに語っているかのようだ。バックの演奏は往年のフロイドの緊張感が張り詰めるものとは違い、スタジオ・ミュージシャン達が黙々と自らの役割を果たしているようだ。そしてギルモアは相変わらず100年一日のように同じ事(ギターソロ)を繰り返している。観客はギルモアのソレが観たいので「これでいいのだ」。


Billie Jean  Karen Souza Feat. Jamie Lancaster  Essentials

低音が良く出て高域のシャリついた感じが60年代から近代までのソースに合う。正に「メタリコ」の印象だ。ややローファイ気味な音の荒さと年代感を感じさせる音調が聴き慣れたソースを別のものにする。高域の出方は10KHzあたりをちょっと上げたような感じ。


Undeviginti  Simon Phillips  Protocol V

やはり低域が良い!フロアタムの中低域から低域にかけての音圧感がしっかり出ている。レンジは広くもなく狭くもないが余裕を感じる。高域は10KHzをちょい上げしたようなのでカウンター的なバランスも良い。中域は元々太い。


Siberian Khatru (Remastered LP Version)  Yes  Close To The Edge [Expanded & Remastered] (US Release)

これが意外にもハマった。イエスの初期の油が乗り切った時期。私の好きなドラマーのビル・ブラッドフォードも居るし、あのリック・ウエイクマンも居る時期。しかしベースのグリグリした音が他の要素よりも前に出た。ベースの銘柄はリッケンバーガーだ。これがグリグリした良い音を出す唯一無二のベース・ギターである事は知っている人なら知っている。このアルバムは1972年9月13日にリリースされた。黄金の時代だ。イエスのメンバーも完全に自分を信頼しきった演奏をしている。


このバンドのこの時期の独自性は私が語るべきものではないが、敢えて言うなら唯一無二。これこそ個性である。原子核を中心にその周りを飛び回る電子達。周囲を自由電子が雲のように軌道と位置を持ち、それが元素ごとに違う並びなので、我々の世界は千変万華の華を咲かせる。多分のこの頃のイエスは精神的支柱であったジョン・アンダーソンが原子核となり、他のメンバーは電子と飛び回りイエスに至ったに違いない。私はこの時期のイエスを聴くと何だか淋しい気持ちにもなる。自分の青春時代と重なる事も関係ある、なので一層感情移入できる。そんなこんなのイエスのこの曲はこのハンダで完成され、絶対的な存在に聴こえる。本当にこのハンダによるイエスは素晴らしい!


The Fool On The Hill  The Beatles  Magical Mystery Tour

ビートルズのアルバムの中で2番目に好きなアルバム。そして懐かしきフール オン ザ ヒルだ。ビートルズの曲の中で曲名を思い出すのが最初の方に来るのがこの曲だ。「マジカル・ミステリー・ツアー」は情報によれば「元々はBBCテレビの放送用に製作された、コアなビートルズ・ファン向けの作品。メンバー間の仲はそれなりに険悪だったにも関わらず、しょっちゅう取り沙汰された解散説を打ち消すために、ポールが仕組んだ企画のようだ」とあるが真偽のほどはともかく私はその映画も観たが、それなりにトリップした。


バンドなんてものは結婚と同じく互いが見えてくると自分との違いがわかってくるものなので、解散や分裂が織り込み済の組織だ。聞く側は無責任なもので彼等が当時どんな状況、心境で録音に臨んでいたかなど知る由もない。観客とか聴衆と言うものはそもそもそうした立場にいるので気楽だ。聴いて楽しめればそれでオッケーなのだ。バンドの中の人事関係よりも音楽そのもの、曲そのものを楽しめればいい。その点このメタリコはその為の道具として素晴らしいもので曲そのものに没入でき、それは遊園地に行き乗り物に揺すられながらするあの一連の感覚に近い。


Central Reservation  Beth Orton  Central Reservation

普段はベス・オートンのこの曲は何となく冷たい感覚があって、聴く前にそれなりの心の準備をしていないと曲想に入りにくい。が、このハンダはその水際にての親和性を高めてくれるのか、するっと入れる。このハンダは音質的にどうこうなるタイプではなく心理操作系なのかも知れない。音の世界は深海に行けばいくほど再現なく未知の領域が見えてくる。なので心理領域のエフェクトも十分にあり得る。まぁ音楽そのものも心理に働きかけるものなので当たり前と言えば当たり前か。とにかくこのメタリコのハンダは心理操作に長けている。音の既視感やアーティストが側に来るような錯視錯覚がある。


Alien Superstar  Beyoncé  RENAISSANCE

この曲もすんなりと入ってきた。ビヨンセとかガガは聴く前に構えてしまう..のだがえらくすんなりと入れるこの感覚は何なんだ。多分、何気ないフリして隠れたところ(電子の動きレベル)で効果を出しているのだ。この何気ない所はこのハンダの最も中心点なのかも知れない。簡単に言えば未知の曲を聴く前に所作としてこのメタリコ通過の儀をする事で抵抗感の敷居を下げることができる。本当に何気ない音であるのだが音を咀嚼して飲み込むことがこれほど容易なハンダも珍しい。


まとめ 

オーディオは60年代ソースがバッチリ!ギターはLPもSTも大変に良かったがテレキャスターには更に良かった。こう言う良さを何と表現したもんか。「合っている」としか言いようがない。テレキャスターの持つブライト過ぎる部分が、このハンダのキャラを通すと不思議な事に耳障りは姿を消し快楽のみが残る。そんなハンダです。


このハンダはビシバシとした快感を味わうようなタイプではなく、満遍なく音楽を摘み食いしたい人に向く。ある意味、衝撃緩衝材的でもあるし、潤滑油的とも言えるハンダだ。


全ての音楽を分け隔てなく楽しめるハンダ。案外これは大事。個性の強いハンダも面白いが合う合わないがある。このメタリコには合わない音楽というものがない。年代も関係ない。誰もが大好きになる音なのだ。




【ご注意】


価格は10cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。





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