







【262#】1959年製ノイマン撚線 15cm = 650円
☆本商品は1959年製の独ノイマン社の撚線です。
MAKER : ノイマン
TYPE :STRANDED
COLOR : RED
SIZE : AWG22~AWG24
製造1959年
素線は0.16mm x 7本撚り
錫メッキ
ワイヤーの絶縁被覆を剥く時は
ワイヤーストリッパーのAWG24、
0.8mmでやるとスムーズに
綺麗に剥けます。

ドイツのビンテージワイヤーの中で最近メキメキとその頭角を現して来ているのがノイマン社です。プロの人はご存じのようにノイマン社はまずはスタジオ用コンデンサーマイクロフォンで超有名です。他にもミキシング・コンソールやカッティング・マシンでも有名です。VWD21でも最近ちらほらとノイマン製品を出していますが概ね、と言うか・・・かなり好評です。何が違うんですかね、やはり音作りかも知れません。ノイマンのU-87などを例に取ると、私思うに決して原音と同じではない、しかし原音より確実に良くなるのです。昭和の有名な日本の歌謡曲の多くは87で録られていると言っても過言ではありません。つまり信頼されているのです。けど、マイクが良いからと言って・・・カッティング・マシーンが良いからと言ってワイヤーですからねぇ… 聞いてみるまでは私も何とも言えないのです。しかし聞いてみてびっくり、やはりノイマンは只者ではありませんでした。

テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのワイヤーを使用した結果を述べます。

まずAUDIO用の結果をレポートします。
Debussy: Sonata For Flute, Viola & Harp, L 137 - Pastorale: Lento, Dolce Rubato Athena Ensemble Debussy: Chamber Music
流石は1959年製のノイマン! 文句なく素晴らしい。クラシックの室内楽は実に難しいソースで、電子音的に鳴っては元も子もない。その点、スタジオマイクでならしたドイツのノイマン社は非常に原音に忠実になる。だがノイマンの87とかをとってもラージ・ダイアフラムで低域がたっぷりあるが全然色付けがないかと言えばそれは違う。マイクは「そのまま」が一見良さそうに思えるが実は違う、好意的な音楽への歩み寄りを音質に与えている。この撚線もそうで原音忠実路線に更に加えた音楽的な装飾が素晴らしい。この曲はハープ、ビオラ、フルートと三拍子揃った難儀な音源である。これを「らしく」出すのがノイマンの真骨頂。
Miwaku Mayo nakano Piano Trio Miwaku
ジャズソースを聴いた。この分厚く荘厳なグランド・ピアノの音は圧巻!!! 正にピアノはこのように聴きたかった! と思うほどの音質だ。詩情もいい、曲がそのような感じなのだが高級感と真実味が溢れる。ベースやドラムも太い。そして超高域は繊細。音の太さと音楽的感激が肉汁のように出てくる。
Against The Wall Dave Weckl Heads Up
フュージョンはどうか? 一言で言って痺れる音だ。何しろ音が格好いい。ここは大事なポイント。フュージョンはカッコ良くなければ意味がない。テクはあるに決まっているからだ。このスネアの決定感は快感。バスドラのストップ感もバッチリ。SAXのソロも素晴らしい!! 全く申し分ない音なのだ。この曲に関してはこれまでのどのノイマンよりもいいような気がする。
Tears In Heaven Eric Clapton The Clapton Chronicles
クラプトンは英国の当時の若者にとって神であった。しかし英国にはもう一人神がいた。そう、ピーター・グリーンである。二人も居れば十分である。でクラプトンは歴史的なバンドを渡り歩いてきたが人生色々であった。後半のギタースタイルはBB・KINGであった。そして歌が案外良かった。これが技術ではなく味わいなのだ。哀愁漂うとはこの事だ。哀愁はスルメのように美味しいのだ。ノイマンはそこんところを良くわかった音を出してる。
クラゲ 朝倉さや 良い一日を
この曲は最初から最後までクラゲの事を唄っている世にも珍しい曲。この浅倉さんの凄いのはズバリ「歌唱力」だ。ここに関しては世界でも比類がないほどのレベルに達している。そして歌心もある。テクだけでは満足できないのだ。このノイマンで聴くこの”クラゲ”はとても気持ちいいのだ。皆様にも是非、彼女の名アルバム「良い一日を」を聞いていただきたい。
Waves (2023 Remix) Richard Wright Wet Dream (2023 Remix)
リチャード・ライトはピンクフロイドのキーボードだ。彼は既に故人であるが生前に残したソロ・アルバムがこれだ。私はこのアルバムを聴いてピンクフロイドの四大元素の一人が彼である事を再確認した。それはつまり皆が感じるところのフロイドは彼なしにはあり得ないのだ。まず彼はチャラチャラ弾かない、弾けないのかも知れないがそれはどっちでも宜しい。
誰かがフロイドの音楽を「隙間だらけだ」と言ったが、その逆の全員が早弾きを繰り広げるような音楽の方が立派だとでも言うのか。ズバリ言おう、フロイドはゆっくりなところが良いのだ。フロイドがディープパープルやツェッペリンになっては困る。彼等のステージを二度見た者として言うと、その時間は至福であった。隙間だらけのゆっくりとした曲に至福があるのだ。そして神秘的である。これはバンドの売りでもあるのだが、わざとらしいサウンド・エフェクトが随所に仕掛けられ、歴史的にはそれはフロイド固有のお箱となった。
このリチャード・ライトのソロは「隙間だらけのゆっくりした」音楽でフロイドの音楽と底地が一致している。またリチャード・ライトは歌もいい。デビィット・ギルモアはまだまだ色気がたっぷりあるが、ライトはこの当時から枯れたいい味を出していた。色気のギルモアと枯れたライトの歌の重なりがもろフロイドなのだ。ノイマンのこのワイヤーはまるで録音スタジオで直にこの曲を聴いているような音圧と情報量そして情緒に溢れている。これは正しくノイマンの音だ。

レスポールの内部配線材としてのレポートです。これは素晴らしいです!何というか他のどれとも違うノイマンらしい音でレスポールの良さを描写。音の糖度も高く悦楽的な音がすぐに出てきますが嫌味がありません。ニャーニャー音もバッチリ! レスポール・ファンには喜ばれる音だと思います。アタックの耳への痛さが全くないので弾いていて疲れません。

ストラトの場合もLP同様に好感が持てます。本家のFenderの50年代PUに付いているオリジナル・ワイヤーでもこの音は出ないでしょう。
この粘りを伴った甘い音はストラトからは滅多になかなか出ないもの。お薦めです。レスポール同様、全く耳に痛くないのに色気たっぷりのこの音はあらゆるストラト・フリークに向きます。ビンテージな度合いもかなりあり60年代前期のストラトのようなスラブ系の音にも最高です。勿論、メイプルでも貼りメイプルにもバッチリ! 他の人と被らないワイヤーをお探しならばこれ、とてもいいですよ!

テレキャスターの内部配線に使用した場合は、その音のネチョネチョ感は相当なもので思わずニンマリしてしまいます。そして味が付くんです、濃厚に。この味付けを経験してしまうと、このタレ(ノイマン59年WIRE)を付けない料理は本当に味気なく感じてしまいます。醤油やソースがこの世の中から消えたような感覚であります。
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まとめ
ノイマンのワイヤーは既に何機種か出していますが、ギター用としてこれは一番いいですレスポールにもストラトにもテレキャスターにもいいのです。これまでストラト用ワイヤーでは難しかった「極上の甘さ」は貴方を虜にすることでしょう。このノイマンは今後二度とお目にかかることはないと思います。
【ご注意】
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