




【295#】FMD
スペシフィケーション発見以前の銘ハンダ☆
4cm = 890円
☆本商品はFMD(Federated Metals Division)のハンダです。
年代は1930年代から1950年代
直径は1.5mm
ペーストにノコロドを使っての
作業はとても楽ちんでした。

実は私がKESTER社のスペシフィケーション・ソルダーがストラトに良い事を業界に流布して20年は経ちます。しかし実はその前にストラトに合うハンダを発見していたのです。それがこのFMDです。FMDはフェデレイテッド・メタルズ・ディビジョンの事です。およそ20年前にヤフオクで販売していたものですが、少々残ってましたのでご希望の方に販売します。

テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。

当然ストラトからです。果たして20年以上前の記憶がどの程度正確なものか心配です.. 。杞憂でした。やはりいいですコレ! 何がどういいのか? ストラトの良いところは、言葉でストラトの良さを言ってみろと言われても適当な事は幾らでも口から出ますが本当のところ、言葉に表わせない総合体験なのです。
感覚と耳と脳の協調関係の結果、我々にとってのストラトの音色というデータが生成されるのです。何も生成はAIだけのものではありません。生成された結果のデータが我々にとってのストラト像なのです。ま、難しい事を省くと「この音はひたすら気持ちいい」それだけ! ストラトと言えばチョーキングです。なぜギタリストという人種はあんなにチョーキングが好きなのでしょう?
ギターの弦をベンドするだけの行為ですが、何故かそれにギタリストはハマります。AIからすれば理解不能な事を人間は好きだったりします。ストラトでチョーキング、この為だけに生きているギタリストのなんて多いことか。その為のハンダがこのFMDです。今回改めてこのFMDを聴いてそれを再確認致しました。

レスポールです。これはっ! これは信じられないような音が出てきた。FMDはストラト専用だと思い込んでいたが・・・こんなに素晴らしいものとは・・・・!!!! どう素晴らしいのか? 最近よく使う言葉にチャラチャラ弾いた何気ない音が素敵!! と言うのがあるが正にそれ! つまりチャッ、チャッとカッティングするだけで気分が上がるのです。こんなに良いハンダとは・・知らなかった。特にレスポールのクリーントーンが気に入らない人にとってはこのFMDは素敵すぎる!! クリーントーンのこの素晴らしさは筆線に尽くし難い。歪ませた音が良いハンダは結構あるがクリーントーンが良い音のハンダはとても少ない、これはその数少ない一つで、クリーントーンに的を絞れば第一位だろう。

テレキャスターも素晴らしかった! 音の抜け、音の輝き、音の粘り全て良し! このハンダはテレキャスター用としては確実に三本の指に入ります。コードを弾いて良し! ソロを弾いて良しなのです。この所テレキャスターに抜群なハンダが三つほどあったが、このハンダはその一つ。それぞれのハンダの違いはあるもののテレキャスター用としてどれも最高なのだ。当然テレキャスター独特の、いなたい音も出る訳でその辺りを求めている人にとっても吉。
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最後にAUDIO用の結果をレポートします。
Let No Man Steal Your Thyme Pentangle The Pentangle
オーディオにも良いんです! このFMD、やはり高域の倍音の出方が異常なほど良いんです!間奏の部分のHIFI性能が群を抜いています。いやハイファイはFMDの魅力の一つに過ぎないな、このFMDの音は感覚を凄く刺激してくるんですわ。その刺激がとても魅力なんですね。本当の意味でのハイファイではなく漫画で言えば描線の輪郭がくっきりはっきりとする感じです。
話は横にそれますが私は中学生のおり、漫画描くのが好きな学生数人に声かけて漫画本を作ろうという話になりました。私は作家 兼 編集者として本が完成するまで大変な思いをしました。もう既にこの頃、編集側の苦労がわかってしまったのです。まず作家は締切という感覚がよく理解できない、ものには期限という物がありますから「せっせと書けよ!」という気分でした(笑)。この話長くなりそうなので興味ない方は次に飛んでくださいね。
さて、編集者としての苦労は数々あります。一応、月刊漫画雑誌風にしたかったので各漫画家をどのような配置にするのかとか装丁とか、全部私がやる羽目になりました。しかも、もう少し別の風味の漫画も載せたいなという事で一人三役ぐらいの漫画を私が代筆しました。私が担当した内容は「戦記もの」「格闘系」「水木しげる風」だったと記憶しています。
他の中学生作家は「白土三平風」「石森章太郎風」とバリエーションに満ちています。編集者と作家として、最終的な印刷(青コピーです)、製本までが終わった時、私は灰になっていました。私が現在漫画家になっていないのはこの時の過酷な経験からです。それで描線に戻りますが漫画でもオーディオでも音の輪郭線は非常に重要で、それが無いと絵になりません。このFMDはそれがガシッと力強いタッチで描かれるのです。この描線の技法が天才的なのがこのFMDという事で締め括りたいと思います..。
The Day Begins The Moody Blues Days Of Future Passed
これは素晴らしい音だ! 文句無しである。オーケストラの持つ熱量と共に音楽性を備えた高解像度を持つ。しかもそれぞれの楽器固有のリアリティが高い。完全な透明感ではなく、ある種のフィルター越の世界なのだが、その結果が完全な透明感の上を行く。
Lisboa Melody Gardot The Absence
多分ある種の歪みがこのハンダで生成されるのだが、その歪みが音楽を面白くもするし感動を与えたりもできる。今更ながらたった一箇所のハンダ付けで音がこんなにも激変していいのか? まず各楽器が今までは薄めの鉛筆画だったとすると、一気に濃い油絵に変身でき、各楽器毎の固有な音色が鮮やかに描き直される感覚だ。リアリティと言う言葉があるがこのハンダはそこに関与する。リアリティを上げたければFMDだ。
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まとめ
残りは数メートルというところ。重さを計ったらスプール込みで400グラム程度しかありません。とにかく残り少ない。気になる方は是非ゲットして下さい。スペシフィケーションの音色が好きな人なら必ず気にいるでしょう。音的にはある意味KESTERのスペシフィケーションを超えていました。使う用途が広いからです。KESTERのスペシフィケーションはストラト専用ですが、このFMDはストラト、レスポール、オーディオのそれぞれに良かった訳でトータルの満足度が高い。このFMD、20年ぶりに聴いてその真価を改めて確認しました。ただ量が余りにも少ないのです。
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