













【234#】カークの究極ハイエンド!!
黄色缶のカーク(M95)
4cm = 1200円
☆本商品はKIRKSONのSOLIDE WIRE SOLDERで、
GRADE 60-40 そしてM95もしくは1495とも
読める筆記があります。合金の比率は通常の50:50
の物とは異なるようで、ではM95とか1495は
なんの意味なのかわかっていません。
他との識別の為にM95と表記します。
大体、ハンダで95の文字がある場合、錫の割合が
95%で残りが5%と言う意味なのですが
60-40とのスタンプがありますので
どうやらM95とか1495と読める文字は
合金比の事ではなさそうです。
KIRKSONの場合、今後他の黄色缶も
出しますが、種別に関しての表記は
シールとかスタンプとか手書きとかなのでとても緩いです。
スプール上のデータ
KIRKSON
TYPE M95 or 1495
SOLID WIRE SOLDER
GRADE 60-40
DIAMETER L/32 IN
年代は1940年代から1970年代(諸説あり)
直径は0.82mm

カークは一時期、ナッソと並んで集めた銘柄です。ダッチボーイの流れの中で割合初期の時期のハンダだと思われますが諸説あります。私は当時最高のハンダを求め探していました。長らく続けて来たTMDでのケーブル作りで最後の一点、龍に目を入れるような役割だったからです。ナッソに関してはRMを中心として40~50年代ものを蒐集していましたが一段落が付いたので次にKIRKに取り掛かりました。段々と蒐集は黄色のKIRKに集中して来ました。ある時素晴らしいハンダを見つけました。黄色の缶に入っていました。しかしブランド名等の記載が一切無く、正体不明でした。音質的にはダイレクト・スルーに限りなく近く、当時私はガチガチのオーディオ・マニアでしたから「ハンダによる音質劣化が極力起きないハンダ」を探し求めていました。今考えるとハンダの世界には先カンブリア紀のように様々な種類の生物=ハンダがあったのですが了見が狭く、近視眼的にマニア目線で探していましたから、そこは分かりませんでした。話を戻すとその正体不明の素晴らしい音質のハンダと同じものを探す事にしました。色とスプール形状が鍵です。やがてKIRKの黄色缶を見つけました。これだ!と思ってそれからはせっせとKIRKを集め続けたのです。今回出すKIRK黄色はその中の一つで最もハイエンド特性が優れています。

テストはHOT側とCOLD(GND)側の両方にこのハンダを使用した結果を述べます。
※なお重要な事ですが、このハンダにはペーストが入っていないので
外部ペーストとしてKESTER 青缶
を使用しました。
従って今回の音質レポートの結果はこのKESTER青缶ペーストとの
組み合わせに於いての結果です。
ペーストなし、または他のペーストと組み合わせた場合は当然、別の
音質になる事をご留意ください。

まずAUDIO用の結果をレポートします。
Orbiting ~ The Lighthouse Mats Eilertsen Trio Sails Set
このハンダは何と言っても究極のハイファイ性能を持つものなので、まずは超難曲のOrbitingを聴く。想像通り、いや想像を超えていた。このKIRK 95/5の音は遮るものが何もない恐ろしい音がする。このハンダを使ってハイファイな音がしないようならきっと何かが間違えている。前回赤い宝石(=イシュタル赤リッツ線)を出した時私は言った「情報量の鬼」と、今回のはハンダなのだが恐るべき事は何気なく凄い音を出してくる音だ。情報量という事で言うと4K画像にディティール・エンハンサーをかけたような音(※赤い宝石)ではなく最初から8K画像がそこにポンとある感じ。何の衒いも作為も無い自然過ぎる音なのだが聴覚的にはビシビシとハイエンド性能を浴びれる。特に注目したいのは高域だ。これほど自然にありのままの高域を出せるハンダを私は他に知らないし作られた高域ではない。
Perfect Celebrity Lady Gaga MAYHEM
静かである、色々な意味でノイズが少ないのか従来聞こえていたそのような音が聞こえない。だが曲の激しい部分が来ると想像以上に拡張する。つまり静かであり動でもあるハンダだ。情報量に関しては先程から伝えているようにこのハンダに匹敵する情報量/解像度を持つハンダは極めて少なくせいぜい一個だ。
なのでこのハンダを使う人は情報量に関してはこれ以上の物はないという事をわかってほしい。無論トーンの好みは人の数ほどある、しかし情報量に関してはこのハンダが最高なのだ。
victimhood ビョーク フォソーラ
正直このアルバムは避けていた。ビョークは自己中心的なアーティストなのでそりゃ録音とかが凄いのはわかりはするが好みでは無かった。しかしこのM95で聴いて別の視界が開けた。つまりこう言うのもありなんだなと許容したのだ。この許容はこのハンダの持つ真実性から来る物でビョークという人も面と向かって話してみれば人間族であり我々の仲間だ、我々の集合意識的精神コミュニティからすれば異質なビョークの醸し出す世界は、何か別の生き物の中の体内世界のように硬質で軟質でぐにゃぐにゃと交差して見える。単なる人間である我々には通常関係のない世界なのだが、NHKが番組「人体」の中での細胞の不可思議さをビジュアルで3Dに現してくれるような感じであれば話は違ってくる。より身近に感じるからだ。このビジュアル3D化がこのM95のもたらす超能力なのかも知れない。
Fandingus Danny Gatton 88 Elmira St.
昔のバンド仲間の高中は元々シャドウズのハンク・マーヴィンが好きだった。ギターの人には二つの道がある、それはギターMUSICだけに専念する事と、自らも歌ってしまう事だ。後者ではエリック・クラプトンなんかがそのくちだ。クラプトンは歌が下手だとオーディオ評論家の鈴木 裕氏に言ったら「そりゃ、歌が下手なぐらいが丁度いいんですよ」との驚きの回答が来た。高中は実は歌いたかったのだ、実際当時のバンドでは彼がボーカルも兼務していた。途中、イケメンのボーカリストが入るかも知れない時、高中はそれを猛烈に拒否った。自分が歌いたかったからだ。しかしキティ・レコードのプロデューサーに見染められて単独名義の活躍が始まるとどうやら大人の事情で歌は封印されたようだ。さて、このダニー・ガットンはテレキャスター馬鹿だがギター中心の音楽をやっている意味では高中ともハンク・マーヴィンとも共通する。大体この道に入る人はギターがめちゃ上手い!!ただうま過ぎると死んだりするので注意が必要だ。死ぬ事はないけど、このハンダの音は死ぬほどよい!
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》 第3楽章:Rondo. Allegro エレーヌ・グリモー(p) / ユロフスキ指揮 / ドレスデン国立管弦楽団 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》/ソナタ第28番 グリモー
グランドピアノの音が異常に良い! 情報量が多いと記録物としてより生の演奏に接しているような感覚を味わえる。とにかくピアノの音を上から下まで出してくれる。この圧倒感!! ピアノを聴く人はこれだ!!
Sweet Lorraine Joe Pass Virtuoso
今回から新たに試聴ソースに加わったジョー・パス。この音を聴いていると生のフルアコの音をそのまま出してくる素朴さが良い。レスポールなどのいわゆるROCK寄りのエレキとは一線も二線も画す音だ。サスティーンは短く大音量で誤魔化すこともできない。だからフルアコのギタリストは上手くなるしかない。誤魔化しができないからね。そういう意味ではクラシックのギタリストと同列に扱える。昔「さらばモスクワ」という加山雄三が主演の映画を観たが、話中、クラシックのピアニストとジャズのピアニストの対決となるのだが正直どっちも素晴らしかった。こうなるとジャンル分けは要らないなと今更思ったが、このM95のフルアコの音は素晴らし過ぎる。特に立ち上がりの俊敏さは凄いリアリティだ。

レスポールについてはAUDIOが死ぬほど良かったのでダメ元で試してみた。だが予想に反し良かった。やや高域が出過ぎるきらいはあるが許容の内だ。音の粘り感のリアルさ、少しリミッターが効いたような全体、とにかく音の粘っこい表現は秀逸だ。そしてうるさくない。高域は確かに出ているがそれが全く問題ではないのだ。この辺りの詰めはワイヤーとの組み合わせでできる。クリーンにしても同じ傾向で立ち上がりのスムーズさ俊敏さに優れるが耳に痛くない。何となくもうちょっとだけ中域に何かが足されれば完璧なので、これはワイヤーとの選択及び組み合わせが鍵となるだろう。ハイエンドハンダとしてここまでレスポールに合う物も珍しい。

ストラトの方がレスポールよりもとっつきは良い。ストラトには高域が必要だからだ。音の傾向は渋い良さと見た。フロントで透き通った音にすると結構音が前に出てくる。LP同様アタックの瞬間の波形はきちっと出る。少しフェイズアウト感もあるが、隠し味だ。物凄く歪ませた場合はワイルドそのものの音となる。枯れ感が結構あるのが音の渋さにつながっている。結構この音はストラト・フリークを反応させるだろう。

テレキャスターは文句なしに合っている。何故ならテレキャスターの潰れて弾けた果汁のような音は高域がしっかり出る事、それと潰れた時の音が使い物になる事だ。こりゃテレキャスター用ハンダとしては5本の指に入るな。特にテクニシャンの方にお勧めだ。自分の技を100%表現する事が可能だ。
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まとめ
このハンダは究極のハイファイ性能を持つもので、そういう事ではぶっちぎりの一番だ。では何故今まで隠していたのだ? と思うに違いないが、正直言って余りに自分がこのハンダに絶大な信頼を置いているので、それを知られたくない気持ちが大半だった。それとかなり前にこのハンダをテストした時にはペーストを使わずハンダ付けを行ったので、溶け性とか付着性能には難があった。だが今はペーストの時代である。テレフンケンは異次元すぎるので横に置いておくとして現在普通に気に入っているKESTERの青缶を併用した。⇩
すると溶けやすさ、付きやすさは全く改善され作業性が驚くほど向上する。そして音も更に良くなる。も一度いうとKIRK黄色M95と青のKESTERペーストとの組み合わせだ。これがいい。
更にもう一度言うとこのハンダ以上のハイファイ性能を持つハンダは皆無だ。そういう意味では2位3位のハンダはぐっと引き離されKIRK95/5の遥か後方を走っている。
なので自作ケーブルを作っている人などはハンダで悩みたく無かったらこのハンダで終わらせれば万事OKだ。
何しろこのハンダに出会うまでに私が費やした金額は半端では無かったので、そのような無用な苦労、出費はこれからの人にはしてほしくない。
【ご注意】
価格は4cm単位ですが一回の購入での個数上限はx10と致しますので前もってご了承ください。
数量1(4cm)以上、必要な方はカートに入れる前に数量指定(MAX=10)をして下さい。

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